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ななしふぇすどぅーいっと!を見た。最高をありがとう。今日という日はおめでとう。

「私は皆を楽しませようなんて思ってないから。みんなと一緒にステージに立つんだから。」因幡はねる前日の配信にて

ねるちゃん、俺もステージに立たせてくれるのか。そうじゃないだろう。

ねるちゃんだけ

あにまーれは不仲説があった

そうだった。思い出したよ。774inc.というのは1つの盤石なグループでなかった。有閑喫茶あにまーれというのは1つのグループでなかった。思い出してほしい。

ハニーストラップがデビューした時、彼女たちはお互いに「ライバル」だった。1年目はコラボも余りなかった。周防パトラは因幡はねるの事を「黒うさぎ」と呼んでいた。

公式安置

NGなしのあにまーれをした時。らんちゃんは、宗谷さんが宇森ひなこと「てぇてぇ営業」してるのを見て、同じグループ内で5人しかいないのに差をつけるのは良くないと言った。当時ねるちゃんは、みんなと仲良くするよりもリスナーと仲良くした方が良いと思っていた。

彼女たちは、1人で配信をすることはできても皆でコラボ配信するとギクシャクしてる感が少しあった。お互いに距離感が少しあった。リスナーの間でも不仲なんじゃないかと囁かれるくらいだった。

2019年11月までにくろむもひなこも引退し、年末は寂しく3人で過ごした。どうしてこうなった。大晦日は3人でバーソーをずるずる啜っていた。

あけまーれ

噂では、あにまーれは解体されてなくなってしまうのかなんて言われていた。他企業のVtuberグループは人がどんどん増えているのに、あにまーれはそういう進展はなかった。あにまーれリスナーもどんどん減ったように感じた。

今年は本当に飛躍の年だった

2020年2月のイベントは大きな変化だった。流れが変わった。

あにまーれに新人2人がデビューすることになったのだ。これは私の中で特に大きな転機だったと思う。

この日から有閑喫茶あにまーれの本当の躍進が始まった。

4月にさらに4人をデビューさせた(うち2人はごにょごにょ)。10月にはまた2人デビューした。12月現在、メンバーは9人になった。全員で話すととても賑やかで去年のような寂しさはなくなった。メンバー間でも仲良しが増えた。

常に誰かが配信しているし、毎日コラボがあるし、みんな楽しそうだし、それでリスナーも楽しいのでハッピーエンドだ!

私は今年がそういうハッピーな年で終わると思っていた。

まだ774のターンは終わっちゃいないぜ!

重大告知

ここからは774inc.全体での話になる。

10月24日に774inc.所属のグループのリーダーたちが集まって3Dコラボがあり、そこで今回の「ななしふぇす どぅーいっと!」の発表が行われた。

驚いた人も多かっただろう。シュガーリリックも有閑喫茶あにまーれの半分もデビューしてから日が浅いし、準備が間に合うのか。今まで同じグループでは見てきたけど、774inc.全体で見てない人も多かったと思う。

ましてや有閑喫茶あにまーれはVtuberグループで、ゲームや個人配信などの「個」としての強さはあっても、集団として歌を歌ったり踊ったりといった活動はあまり見ていないから、リスナーとしては不安もあった。

少しずつ774メンバー同士でのコラボも増やし、違うグループとのミックスコラボでお互いを知ろうとした。774inc.で1つに纏まろうとした。少なくとも2か月間そうしていた。リスナーにも受け入れられるように着実に距離感を縮めた。

そして私の知る限り2か月以上、長い間である、メンバーは必死に練習した。みんなで練習した。できる日は全部ボイトレとダンス。そして全員で合わせてリハーサルである。夜遅くまで本当にがんばってた。みんなと同じステージで、みんなに見せるために。

今日という日を迎えて

5人で2

え、アイドルしてんじゃん。なんでアイドルしてんだ。アイドルだからアイドルしてんだろうが。

ダンスも歌も、みんな必死で練習しただろうな。すごくちゃんと出来上がっていて可愛くてキラキラしていた。全員が輝いていた。誰もが主役であった。

生まれも育ちも違う。デビューした時も違うんだ。みんなバラバラなはずなのだ。しかしながら今日は、みんな同じ「アイドルでありたい」という夢を持って、同じステージに立つ。

2年前に初めて有閑喫茶あにまーれが結成されたとき、そんな事考えてデビューしたVtuberは1人もいなかった。みんな違う目標を持ち、違うところに歩いてた。同僚であっても仲間ではなかった。

しかしながらパトラの言う「紡いできた2年」の全てが、目標点を変容させた。時に仲間を失うこともあった。くじけそうな日もあったと思う。躓いて転んでしまう時もあったろう。

彼女たちは今日という1つの目標のために、必死で努力してきた。その結果が今日の「ななしふぇす どぅーいっと!」。それは私たちリスナーの心に刻まれた。また1つ歴史が創られた

ゴールではないのだろう

みんなで

今日、774inc.の全員が1つのステージに立った。それはみんなが1つのスタートラインに立ったのだ。それは1つの始まりなのだ。

今まで違う目標目的のもと活動を続けていた彼女たち。時には別れもあった。涙が出てしまう時もあった。1人1人の夢が叶い、笑顔になれる日もあった。

今日は違う。今日というステージはそうでない。「ななしふぇす どぅーいっと!」では774inc.に所属するVtuberたちが1つのイベントを創るために、1つのステージを披露するために、アイドルであるために、みんなで1つになって練習し、準備した。

息を合わせてダンスを踊り、声を合わせて歌を歌い、一緒に笑い、一緒に泣いて、1つのイベントを創り上げる。これができるグループは、きっとこれからも1つの目標をもって歩いていくだろう。走っていくだろう。

今、彼女たちはスタートラインに1列に並んで走りださんとするランナーである。そのコースは時に険しく、時に厳しい。それでも774inc.のメンバーは手を取り合って前へ前へと一歩ずつ進んでいくのだ。

ふぉなーれ

今日は、みんな本当に本当に輝いていたよ。フィナーレは嬉しくて涙が出てきたよ。本当に素晴らしいイベントだったよ。素晴らしい、本当に素晴らしい。そして新たな門出におめでとう。

明日は、明後日は、来月は来年は、どんな姿を見せてくれるのか。もう目を離すことはできない。


インターネットを渡り歩いてまだ6年、色々なカテゴリを楽しみ、「消費者」として生きています。 そんな文化の消費者の毎日思ったことアレコレを書いていきます。雑記。