大学時代

高校で演技は挫折したため、大学に演劇部はあったが入る気にもならなかった。
なにか表現したい気持ちはあり、なにかのサークルには入りたかったが、選考が理系学科のため断念した(同じ理系学科の子もサークルに入っていたので、断念しなくてもよかったが、私は両立する気力はなかった。)

そんな私が再び表現の道に進むことになったのは、大学2年の春(だった気がする)その当時、仲が良かった理系学科のいつメンとカラオケに行くようになった。今の体力ではやりたくても出来ないカラオケオールというものを楽しんでいた。あの頃は若かった。

それはさておき、音楽アプリを見つけ、インストールすることになる。他の投稿者が作ってくれた伴奏に声を録音して乗せるというものだ。
今となっては、もう少し機能はハイテクになっているが、アプリの名前は伏せておこう。
その音楽アプリを入れたことで、私の希望と挫折への道が開かれることとなった。

とりあえず1人で歌ってみて、録音されたものを聴くと最初はうへぇ……となったが、人間の耳は慣れるもので、聞き続けていると、まぁいいんじゃないかと思うようになり、少しずつ歌声を投稿していった。昔から歌う事は好きだった。けれども、表現と言う点ではなんだか物足りなかった。

伴奏に声を重ねるだけでなく、人が先に歌ったものに声を重ねる、いわゆるコラボというものがあることを知り、コラボをするためにそのアプリ内の音楽グループのオーディションを受けることにした。


受かった所にグループ員として入って、コラボはするけれども、グループ員が喧嘩して自然消滅ということが多くあった。
そんな中でふと、今も交友があるSちゃんが主催するオーディションに参加し、選ばれ活動することになった。Sちゃんが主催するグループは今まで所属してきたグループと全く違う、しっかりクオリティを追求するグループだった。
それぞれのイメージから、キャラクターを作成して、それをSちゃんがイラストに起こして、
ひとつのアイドルグループが出来たような感覚だった。このグループの活動は本当に楽しかった。確か2年くらいは続いたと思う。ただ、クオリティを追求するグループあるある?なのかもしれないが、他の活動をし始めてグループでのコラボに消極的になっている子もいた。それが原因で、グループ内ギスギスし始め、解散となってしまった。ちなみに、後々声優さんになった子もいる。本当に凄かったなあのグループは。

このグループで活動しているうちに、歌の表現力というものも伸ばさせてもらった気がする。なんせプロが出ちゃうようなグループでのコラボだったから、そらもう浮いて迷惑書けないように試行錯誤しますともええ。

グループは解散したがSちゃんが引き続きOプロジェクトというものをたちあげ、自然と私もそのメンバーになっていた。

次社会人編



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