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【2024年最新版】 おすすめ基本書(7法)


こんにちは,たまっち先生です。


今回は,「司法試験,予備試験を目指したいけど,どのような基本書を選べば良いか分からない」,という方に向けて基本7法のオススメの基本書をご紹介したいと思います。

司法試験,予備試験を突破するために,予備校を利用される方は少なくありません。予備校を利用されること自体は賛成ですし,全く問題はありません。しかし,司法試験,予備試験で問われる知識は法律の基本的な知識に関する部分であり,そのような知識を養うためには基本書は必須と言えるでしょう。予備校の出されているテキストはもちろん素晴らしいものですが,細かい記述を省略したものが多いため,法律の基本的な知識を養うという観点からは不向きでしょう。

そこで,司法試験,予備試験を目指されている方は,以下にご紹介する基本書はぜひ一読して基本的知識を身につけてもらいたいと思います。

基本書で知識を確認した後は、論証集で実践力を養いましょう。
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【最新版】 オススメ基本書(7法)


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① 憲法→芦部憲法、基本憲法

 まず,ご紹介するのは憲法のオススメ基本書で,岩波書店から出版されている芦部先生の『憲法』です。司法試験・予備試験受験生であれば,知らない方はいないと言っても過言ではないほど有名な基本書になります。

なぜ,これほどに芦部先生の「憲法」が支持されているのかというと,第一に憲法の通説的な立場をこれ一冊で学ぶことができるという点にあると思います。
そして,第二に,司法試験と予備試験の短答式試験との相関性が高いという点にあります。私自身,予備試験,司法試験の憲法の短答式試験は得点率85%でしたが,使用した基本書は芦部先生の「憲法」のみでした。憲法の短答式試験の選択肢を見てみると,芦部先生の「憲法」の記述がそのまま出題されていることが多く見受けます。
したがって,本書は,憲法の論文式試験の知識のみならず,短答式試験の知識まで押さえることができるため,受験生から長年支持されていると言えるでしょう。

次におすすめしたい基本書は基本シリーズの『基本憲法』です。基本シリーズはいずれも良書ですが、基本憲法は人権分野の考え方が分かりやすくまとまっており初学者にも手に取りやすい基本書といえます。



② 行政法→基本行政法


行政法は,初学者の方にとっては,とっつきにくい科目です。本書は,初学者から予備試験,司法試験直前の方まで使用できる優れた基本書になります。判例の理解を分かりやすく記載してあり,論文式試験でどのようなに論述をすれば良いかという点まで学ぶことが可能です。


③民法→民法(全),債権各論Ⅰ,債権各論Ⅱ

 民法(全)は,初学者の方が民法の全体像を把握するのに適した教材だといえます。また,予備試験,司法試験直前期の方でも短答式試験対策には本書を通読することで民法全体の知識を習得することが可能です。ただ,予備試験,司法試験の論文式試験対策としては,論述はやや薄い部分がありますので,特に債権法分野については他の基本書で知識を補う必要があるでしょう。この点は注意してください。
 +αの基本書として私が使用していたのは,潮見先生の債権各論Ⅰ,Ⅱでした。潮見先生が書かれているもので,債権各論を2冊にしたものですので,内容的にも非常に濃いものとなっています。


④  商法→会社法

 会社法も初学者の方にとっては,かなり難易度の高い科目と言えるでしょう。田中亘先生の会社法は内容的には非常に優れたものですが,その分ページ数も多いので,初学者の方が通読するのは苦労するかもしれません。そのため,ある程度学習が進んでいる受験生の方におすすめします。
 そこで,初学者の方には田中美加先生他の会社法(通称:紅白本)がオススメです。こちらもページ数は多いものの,記述がわかりやすいので,会社法の全体像を理解したい方にはおすすめです。


⑤ 民事訴訟法→リークエ

リークエは,これさえ持っていれば無難,という一言に尽きます。リークエの良さは,記述が偏っていませんので,基礎的な知識を網羅的に押さえることができる点でしょう。基本書が欲しいが,何を選べばいいかよく分からない!という方にはぜひおすすめの一冊です。


⑥ 刑法→基本刑法

受験生時代,様々な基本書を試しましたが,最終的に使用していたのは基本刑法でした。基本刑法は,司法試験,予備試験受験生に非常に向いている点があります。それは,論文式試験でどのように書けばいいか,という点が明確になっている点です。また,共著である点からも記述が偏っておらず,通説的見解を網羅的に押さえることができる点も優れているといえるでしょう。


もっとも、基本書だけで試験に必要な勉強を完結させることができるわけではないため、学習効率を上げるためにまとめノートの活用をお薦めしております。まとめノートについては、以下の記事でご紹介しておりますのでぜひご覧ください。

⑦ 刑事訴訟法→リークエ

刑訴法についても民訴同様,無難であるという点からリークエを推したいと思います。分かりやすい記述で内容も十分すぎるため,これ一冊あれば,予備試験,司法試験まで乗り切ることができるでしょう。

最後までご覧いただき,ありがとうございました。

たまっち先生は,ココナラ ,be a lawyerで個別指導を中心とした司法試験・予備試験受験生の受験指導を行っております。

興味のある方は以下のURLより詳細をご覧ください。


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