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【2024年最新版】 オススメ演習書(7法+実務基礎科目)

こんにちは、たまっち先生です。

今回は、私の受験生時代の経験をもとに、司法試験・予備試験受験生向けの演習書をご紹介したいと思います。

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予備試験・司法試験を突破するためには、過去問演習が軸となってくるのは間違いありません。しかし、過去問演習だけではどうしても足りない部分があります。それを補ってくれるのが、演習書です。
今回私がオススメさせていただくのは、一冊で網羅的に論点を把握でき、基礎的な理解を補うことができる演習書を中心としています。


これ一冊と過去問演習さえすれば、最終合格をすることが可能ですので、演習書選びにお悩みの方は、ぜひご覧ください。

【最新版】 オススメ演習書(7法)

① 憲法→判例から考える憲法、憲法ガールⅠ・Ⅱ


判例から考える憲法
は、判例の理解を中心に、実際の答案ではどのような論述をすれば良いかを分かりやすく説明してある良質な演習書です。近年の予備試験・司法試験の問題は、「参考となる判例に言及しつつ」と設問で指示されることが多く、旧来よりも判例の理解がより重要になってきている印象を受けます。そのため、本書を通して、判例を理解した上で、実際の設問ではどのように答案を書いていけば良いのか、を学んでもらいたいと思います。

次に、ご紹介するのは、憲法ガールになります。憲法ガールは、司法試験の過去問を分かりやすく解説していることに加え、参考答案も掲載されているため、過去問演習をする際には欠かせない一冊といえます。会話長で書かれていることからも非常に読みやすく憲法の演習書の中でも優れた一冊といえるでしょう。司法試験受験生には手離せない一冊です。

② 行政法→基礎演習行政法、行政法解釈の技法


基礎演習行政法
は、司法試験・予備試験受験生であれば、誰もが知っている一冊だと思います。基本的な事例問題が網羅的に掲載されており、解説が非常に丁寧なので、最初に手にする演習書としては最適です。行政法では個別法解釈の重要度が高いので、個別法解釈に関しては過去問演習の中で身につけていく必要はありますが、それ以外の個々の論点の理解に関しては、本書があれば十分身に付けることができるでしょう。

また、新書として行政法解釈の技法をお勧めします。市販で予備試験過去問の参考答案が付いており、かつ、値段が2600円+税という破格の安さです。予備試験受験生であれば、買わないという選択はないでしょう。

③ 民法→ロープラ、民法演習サブノート


ロープラ、民法演習サブノート
は、網羅性でいえば最強の一冊です。民法は、現場思考問題が出題されることが多く、対策が功を奏さない場面もよくあります。しかし、何らの対策も行わないというのは非常に危険ですので、網羅的に論点を押さえることができる演習書を持っておくと安心でしょう。ロープラに関していえば、債権法分野が掲載されているⅡをオススメしております。

④ 商法→事例で考える会社法


事例で考える会社法
は、非常に良問が多い一冊です。任務懈怠責任、株主総会取消しの訴え等の重要論点はもちろんのこと、仮装払込みや組織再編など平成26年改正を踏まえた重要論点に関する問題も掲載されており、受験生としては持っておきたい一冊です。

⑤ 民事訴訟法→ロープラ


民事訴訟法は、ロープラを持っておけば間違いないと思います。改正民法を踏まえた記述がされていますので、改正民法により解釈が変わった点についてもフォローがされています。また、近年の民事訴訟法の出題を見てみるとマイナー論点からの出題が増えている傾向がありますが、ロープラはマイナー論点まで網羅的に学習することができるので、試験対策に優れているといえるでしょう。

⑥ 刑法→刑法事例演習教材


刑法については、刑法事例演習教材です。あえて私がオススメする必要はないくらい有名な一冊です。問題の質も高く、本書を何度も繰り返し解いておけば、警報に関しては全く心配する必要はないでしょう。

⑦ 刑事訴訟法→事例演習刑事訴訟法


事例演習刑事訴訟法は、検察官出身の古江先生が書かれているということもあり、内容に偏りがなく判例や主流の学説を丁寧に解説してくれる一冊です。これ一冊あれば、司法試験突破も十分に狙うことができるでしょう。

⑧ 実務基礎科目(民事+刑事)

民事実務基礎については、いわゆる大島本(入門編)です。多くの予備試験受験生が使用している王道中の王道です。要件事実、事実認定、法曹倫理が網羅されており、これ1冊で予備試験の実務基礎科目については十分対策が可能です。さらに用件事実の理解を深めたいという方には、30講もオススメですが、キャパオーバーと感じる方は大島本だけでも入手しておきましょう。

刑事実務基礎対策については、刑事実務基礎の定石です。これ1冊で十分である、と言い切れるほど優れている教材になります。犯人性を含めた事実認定、証人尋問手続、公判前整理手続等について非常にわかりやすく、かつ、コンパクトにまとめられており、刑事裁判の手続の理解が足りていないと感じられている方にも読みやすい一冊となっています。予備試験を突破するためには、絶対に手にしておきたい一冊ですので、この機会にぜひ入手してみてください。
また、過去問検討をしながら勉強を進めたいという方には、伊藤塾さんが出されている『予備試験論文1 刑事実務基礎』も手にしておきたい一冊です。2021年までの過去問に加え、参考答案例、優秀答案が掲載されており、過去問対策をすることができます。


予備試験を突破するためには、上記の演習書を演習することに加え、過去問演習が必須となります。過去問演習の効果を最大限に上げるには合格者による過去問添削を受けることが大切です。
たまっち先生、be a lawyerでは受験生の皆様の最短合格を目指すために、過去問添削、個別指導を行っております。
詳しくは、以下のお問合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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