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高瀬愛奈副キャプテン説

日向坂ファンの界隈で時折持ち上がる話題がある。

「日向坂の副キャプテンは誰なのか?」


日向坂46のキャプテンと言えばくみてんこと佐々木久美であることは明白だが、副キャプテンは存在しないとされている
明言されていないが故に、ファンは「誰が副キャプテンにふさわしいのか?」で盛り上がることうけあいだ。
ちなみに、あたしが副キャプテンに推すのは、日向坂46の一期生・まなふぃこと高瀬さんだ。

ところで、副キャプテンにふさわしい資質とは一体どのような要素だろうか?

あたしが重視するのは以下の3つだ。
・キャプテンにない要素を持っていること
・個人の活躍よりもグループの活躍を考えていること
・頑丈なこと


キャプテンにない要素を持っていること

現キャプテンのきゃぷりんこと佐々木久美の特徴と言えば、場の空気を盛り上げることにある。
お笑いコンビオードリーの構成員、若林と春日さんを煽ることだったり、進んでボケをぶっこんだり、時にはメンバーを一喝したり……。
キャプテン自ら先頭に立って走っていく様に、人々は憧れを抱くことだろう。
ライブにおいては誰跳べこと日向坂46の楽曲「誰よりも高く跳べ!」でファンを煽る役割を担っていて、MCにおけるトークまわし、また日向坂46の楽曲「約束の卵」で涙を流す姿も、ファンの印象に強く残っているはずだ。

そんなささくこと佐々木久美の姿を見て、誰もがこう思うだろう。
佐々木久美以外にキャプテンはありえない、と──
副キャプテンにも、同じようなカリスマ性を望む声も少なくないはずだ。

しかしあたしは、真逆の人間を副キャプテンに望む
キャプテンが場に熱を与えるならば、副キャプテンは冷静でいてほしい。
キャプテンが涙を流すならば、副キャプテンは平常でいてほしい。
キャプテンがボケるなら、副キャプテンにはツッコミでいてほしい。
キャプテンがオードリーをイジるなら、副キャプテンにはオードリーのフォローにまわってほしい。

キャプテンと副キャプテンが同じタイプでは、暴走したときに修正が効かない。
逆の属性を持っていることで、バランスをとることができるのだ。
キャプテンがアクセルならば、ブレーキに徹することができる人間が副キャプテンには必要だ。
しかし、ブレーキをかけてばかりでは前に進むこともできない。
流れに身を任せつつ、いざというときにブレーキをかけることのできる人間は高瀬さんをのぞいて他にいない。

個人の活躍よりもグループの活躍を考えていること

テレビ東京系のテレビ番組「日向坂で会いましょう」における、高瀬さんがグループに貢献した恩恵は計り知れない。

日向坂ファンがイメージする高瀬さんの恩恵といえば「盛ってるで」企画が一番に浮かぶはずだ。
2021年3月の第99回放送「Toshiaki Kasuga Presents トークの盛りすぎ注意! 高瀬愛奈のそれは盛ってるで!」をはじめとして、#104、#111、#121と計4回にわたって行われた。
これほど継続しているのは他に、新春企画、バレンタイン企画、ヒット祈願、プレゼン大会などの大きな企画ぐらいだ。
それらに匹敵する企画を作り出したと言えば、その功績がよくわかるだろう。
盛ってるでボタンの実装、山口のナメマークへと発展するなど、スタッフの力の入れようがうかがえる。

しかし、実は高瀬さんが発信したものは「盛ってるで」だけではない。
日向坂ではおなじみの春日派論争は、富田・山口・丹生・齊藤らを巻き込んで広がっていくばかりだ。丹生と春日の関係性は何度も番組で取りざたされているが、これは高瀬がメンバー相関図で触れたことから始まった。
オードリー若林の贔屓として小坂・高本・金村の名がたびたび上がり、贔屓を決める企画にまでつながったが、それも高瀬のメンバー相関図がきっかけだった。
ぶりっこ選手権〇やなどで大きな盛り上がりを見せるぶりっこも、柿崎や宮田、渡邉の印象が強いがその発端は高瀬のリークにある。
あだ名争奪バトルも東村の「ねこ」、加藤の「天使」、宮田の「まなもさん」などが目立つが、高瀬が若林からまなふぃと呼んでもらえないことから始まった企画だ。
※あだ名争奪バトルの発端は金村でした。ご指摘感謝 22/07/24

日向坂のエースと呼ばれるメンバーは数あれど、高瀬さんはファンに浸透するほどのネタをいくつも提供し続けてきた功労者と言ってもいい。
これほどまでの功績を残しておきながら、それが目立っていないのはなぜか?
目立たないのではない。高瀬さんは他のメンバーが目立つように動いているのだ。

情報とは権力に他ならない。情報を多く占有している人間はそれだけ有利に動くことができる。
高瀬さんは武器とも言うべき情報を数々持っておきながら、権力たる情報を保持しようとせず、日向坂のために提供し続けてきた
高瀬さんが目立っていないように見えるのは、縁の下の力持ちに徹しているからだ。
一歩下がりバックアップに徹する姿勢から感じられるそのグループ愛は、副キャプテンにふさわしい。

頑丈なこと

初めに記述した「キャプテンにない要素を持っていること」とは、言い換えれば「キャプテンの過不足を補える人間」だ。
もしもキャプテンが倒れたとき、副キャプテンも倒れているようでは話にならない。
キャプテン不在の緊急事態においても堂々と舞台に立つことのできる人間だけが副キャプテンを務められる。

高瀬さんは日向の鉄人(命名:富田)と呼ばれるほどだ。これについては詳しい説明は不要だろう。
(学業の都合で欠席したW-KEYAKIZAKAの詩のMV撮影を除いて)一度もスケジュールを休んだことがないとのタレコミに、豆乳甘酒やバナナ豆乳青汁に裏付けられた強靭な健康。
COVID-19こと新型コロナウィルス感染症に日向坂メンバーが続々と倒れる中で、高瀬さんらが代打として日向坂を支えたことは記憶に新しい。

高瀬愛奈副キャプテン説

冒頭であたしが副キャプテンに求める資質として3点挙げた。
・キャプテンにない要素を持っていること
・個人の活躍よりもグループの活躍を考えていること
・頑丈なこと
高瀬さんならば上記3点をすべて満たすことができる。
むしろ、そのどれをとっても高瀬さんがずば抜けていると言っても過言ではない。
あたしが副キャプテンに高瀬さんを推すのは、決して高瀬さんを推しているが故の色眼鏡ではない。
高瀬さんには副キャプテンに足る資質が備わっていると断言できるからだ。


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