新卒2ヶ月目、3週間で国内外50以上のメディアに取り上げられた、無知が生んだ広報から学んだこと
「芸者とオンライン飲み会」や「オンラインお座敷」でここ最近テレビやニュースに取り上げていただいてます、「Meet Geisha | ミートゲイシャ」の仕掛け人の西村です。箱根芸者さんと半年ほど一緒に働いてます。
5月末に始めたこの企画は今回、1日目からお問い合わせをいただき、1ヶ月未満で、メジャーな新聞始め、全国区のTVにいくつか、又、海外のメジャーなメディアや各国のメディアにまで掲載していただきました。
そこからの学びについてこのnoteではシェアします。
YouTubeでも話してるので、動画の方が良い方は是非みてね〜〜
そもそも、どのように始まったのか
2019年11月からスタートした箱根湯本見番での芸者ショー「Meet Geisha」は、芸者衆が一年で一番忙しくなる12月、1月明けの2月から再開予定でした。が、コロナの影響で再開を断念しました。
ところが、ショーだけでなく、4月に入ると芸者衆のお仕事自体もゼロに。定期的に箱根芸者のトップである組合長と連絡は取っていましたが電話をする度に「先行きが見えない」との声を聞いておりました。
そんな中でも、売上がゼロでも、何かポジティブな事をやるべきだと提案しました。そこでいくつかあった案のうち一つが、流行っていた「zoom飲み会に芸者を呼べる」というもの。
正直、芸者衆が見番をあげてzoomを使って、オンラインで接待をする、というのは正直思った以上になかなかハードルが高かったです。(例でいうと、zoomのアカウント作成やPCの電源の入れ方からレクチャーという感じ)「本当にオンラインで人は来るの?」「周りでやってる人はいるの?」「女の子達できるかなぁ、、」などなど、色々な不安の声がありました。
当時自粛期間中ではありましたが、私自身箱根まで向かい、また箱根の芸者衆の役員の皆様に集まって頂きその場で伝えたのは「今だからこそ、世界初を取りに行くべき」「絶対に取り上げられるから」という事。
その中で「どうなるかわからないけど、とりあえずやってみようか」と言ってくださったのは組合長。「もうそろそろ何かしようよ、みんな」と言ってくれました。その2日後にPR TIMESでプレスリリースを打ちました。
何が起きたか
5月末にリリース。リリース後から取材依頼が国内外から止まらず、予約も6月中旬まですぐ満席に。また、最初は日本語しか出していなかったのですが海外からの問い合わせが追えない程に届きました。結果、1ヶ月余りで50以上の国内・海外メディアやテレビ番組から取材をいただきました。いくつかの例は以下。
そこから学んだ事を共有します。
タイミングとスピード感が大事
他のニュースが無い時。私の時は世間がコロナで騒がれていたニュースが落ち着いてきており、「#Blacklivesmatter」のハッシュタグでSNS上がいっぱいになる前でした。特にその時は芸能人のスキャンダルもなし。
これは後ほどメディアの方から聞いた話なのですが「オンライン」ネタにみんな疲弊してきた中だった。毎日似たようなトピックで流れる「オンライン会議」や「オンラインイベント」のお話ばかり。そこで「伝統文化×IT」で実現した「芸者とオンライン飲み会」に関してはこれは新しい!と企画書も会議ですぐに通ったらしいです。
もちろんメディアや世の中のホットなトピックについてはコントロールできない為、そこは半分運任せ、半分は記者さんの技量にかかってくるんじゃないかなと思います。
その中でも一つできることといえば思いついたらすぐに行動する事ですね。思い立ったが吉日。正直、芸者とオンライン飲み会についても、「間に合うかな、、どうかな、、」で、滑り込みセーフだったなと。結果オーライなベストなタイミングで滑り込んだのもナイスでした。
「やってみよう」のYESをもらった後、家に帰ってすぐに一夜で以下のLPを作成してます。
とはいえメディアのトレンドはコントローラブルではない為、私達ができる事は思った時に行動することだと思います。
パンチラインが重要
メディアの方の中でも、会議上でたくさんある企画書の中で自分の案を通す必要がある訳で、その中でも目を引くようなインパクトのある単語が必要だと思っています。例えば今回なら「日本初のオンラインお座敷」や「日本初のオンライン芸者」でした。
記事の投げ込み営業
最初に取り上げていただいたメディアさんはNHK newsさん。うちのガイアックスの広報の高野さんにFacebookでプレスリリースをシェアいただいた時に目にしてもらえたそう。高野さん、ありがとうございます。
これまでに取り上げていただいていたメディアさんや、能動的に関連性のありそうなメディアさんへプレスリリースや記事の投げ込みをしていました。それから取り上げていただき、広がった話もあります。地味な活動ですが、大事ですね。
もちろん、今回取り上げて頂いたメディアさんのリストも作成しています。新しいことをやる時は投げ込み予定!
やったほうが良かったこと
メディアキット作成はしておいたほうがよかったと反省します。6月中は毎週末4、5社のメディアさんから取材が入っている状態が1ヶ月続いてました。毎度各社にプロフィール、事業内容、サービスの写真などを送っていたのは時間のロスでした。今は以下のようにnoteにまとめていて、取材の依頼があれば以下のリンクを送っています。
加えて、FAQの作成もしておくべきでした。ニュースだと、記者さんが聞きたいことってかなり重複してくるんですよね。。先方のお時間も短縮する為にもこちらでよく聞かれる質問に対する答えは書き出しておいて良いと思います。
関係者の皆様には感謝でいっぱいです。ありがとうございました。
このバイラルは初めての経験でしたし、これからもこんなに短期間でここまで取り上げていただくことはあるのか、、と思っておりますが(笑)
何か役立つことがあれば嬉しいです。
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