お手本はフィジーです☆

訪問をありがとうございます。

今日は私が目指している『これからの地域社会』について、書かせていただきます。


改めて地域活動というものを見直した時、いわゆるボランティアとか地域活動って、イベント型と日常的支援と2つに分かれることを感じています。
これは、数年間、様々な活動団体やボランティアを観察していて分かったことです。


で、どちらが良い悪いという二項対立の話ではなく、『日常的な活動、時々イベントの開催』が、現時点では一番本質的で効果的な取組だと考えている私です。


日常的な活動は地域全体の生活を支えていると思うし、イベントというのは活動を知らない方々に知ってもらう良い機会なので、バランスを考えると、『普段は地道な活動、だけど年に数回はイベントに参加して布教活動を行う』というのが、一番美しいというか。


こんなことを書いていると、『御託は良いよ。それよりも行動することが大切』という方もおられるかもしれませんが、私はどんな取り組みもやみくもに行えば良いとは思っておらず、むしろ大切な取組こそ、最大効果をデザインして取り組むことが重要だと考えています。



地域活動って、本当に地道な取組で効果が出るまで長い期間を要するのです。


どの団体も当たり前ですが、人で成り立っています。


で、これも当たり前なのですが、人が集まるとその取り組みは活性化し、団体が活性化するとさらに人が集まります。


どんなに良い取り組みをしていても、この原理を理解していないと活動は縮小していってしまうのです。


私はこれは非常にもったいないと感じており、だからこそ地域のため、誰かのために頑張っている人を取り上げることによって、その活動を応援したいと考えています。


そして、1人でも多くの方に、活動を通じて支援者自身が豊かになっているということを知ってもらいたいという願いがあります。


それが地域活動を知ってもらうために昨年度取り組んだ冊子という紙媒体であったし、今取り組んでいる地域の助け合いサイトの構築につながります。


私は日本でしか生活をしたことがないので他国は分かりませんが、この国は拝金主義が年々高まっていると感じており、そのことに強い危機感を持っています。


お金って、なにかを成すための手段の1つでしかないのに、お金がないと生きていけないという部分だけがフォーカスされてしまい、皆が不安に陥っている気がするというか・・・。


この概念は本当に危険で、これに捉われている限り、本当の幸福感を得ることはできないと感じているのです。


お金のために生きているわけではなくて、幸せになるために生きていることを忘れてしまうと、本末転倒だと思うわけです。


とはいえ、お金を否定するわけではありません。


お金は生きていく上で必要ですが、お金で過剰に不安を抱くことはやめましょうと言いたいのです)。



で、なんで突然こんなことを書いたかというと、先日、フィジーの写真を見て、どうしてもフィジーに行ってみたくなってしまったのです。


なぜフィジーに生きたいかというと、この国の人は国民の主観的な幸福度が高いらしいです(国民の94%が幸福を感じている)。


そんな彼らが大切にしているものは、『人』なんですね。


血縁はもちろん、地縁、宗教関係者etc、沢山の人との関係を大切にしており、この国ではある意味「孤独になりたくても慣れない環境」というものがあるようです。


また、その『人』を通じて相互扶助関係が育まれていると言われています。
経済的に豊かな国とは言えないけれど、だからこそ、『誰かを助けたり、誰かに助けられたり』という関係が、自然に成り立っています。


事実かどうかは訪問した際に確認したいのですが、この国では自立を『誰にも依存しないこと』ではなく『なるべく多くの依存先を担保すること』としており、『自己責任』ではなく『お互いさま』を学び、『競争』よりも『共生』を重んじるとされています。


これ、とても大きな安心感を生むと思うのですよね。



今の日本は政治家を始め、やれGDPを上げることが大切とか世界と比べて日本は何位ということに拘っていますが、私は競争社会がある一方で、フィジーのような緩やかな生き方も受容できる社会を日本に築くことができたら、と思っています。


しつこいですが、二項対立的な感覚ではなく、産業で頑張る一方で、日常生活を送る地域は、自分たちにとって安心できる場になるというか。


自分を大切に思い、同じくらい他人のことも大切にできる地域の実現☆


その第一歩が『助け合い』であり、それは人情のまちと言われる当区で実現できると確信しています。


そして、それを実現するためには、今地域活動に励んでおられる方々を知ってもらうことから始めたいと思っています。


・・・で、そんな好きなことをしつつ、お金が貯まったら、写真だけではなく本物のフィジーに行きたいと目論む私でした☆

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