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【 女はヘンタイ男だってヘンタイ】

このnoteは「玉城ちはる」と「なお」の共著です。
今回は「玉城ちはる」の執筆です。


相談を受けるようになって、私自身の気づきにもなったのですが生きる事に困難さを覚える方の多くはとても感情の揺れが大きいということです。

これは、いわゆるHSP的な話とは少し違い、

ある時はとても些細なことに喜び大袈裟に感動し、
ある時はちょっとしたきっかけで不安に陥り必要以上に自分を責めたりします。
また、ちょっとした事でもそこからものすごい急激に自分の運命が切り拓けるというような錯覚とまではいかないまでも、想像が膨らんでテンションがあがり、
揺り戻しのようにそうでない結果の時にものすごく絶望されたりもします。


そして、これはなおちゃんのおかげで学ぶ事ができましたがそのような感情の大きな揺れの中で
楽しいという感覚を
より刺激のある出来事でしか感じなくなってしまうのか、本当は何か感じているかもしれないのですが

なにも楽しめない

というような虚無の状態にあると感じてしまわれるのです。最初このような話を他の方に相談されてもよくわかっていなかったのですが自分の事に置き換えた時

スランプの状態に似ているかもしれないと思うようになりました。
私自身も結婚、出産、子育てをする環境や、物理的な身体の変化、ホルモンバランスの崩れなんかも含めて
曲作りというものを全くできなくなりました。
曲が作れない事で不安も募りましたし、その不安に飲み込まれそうになり音楽自体を全く聞かなくなった時期もありました。


あぁ私だってそうか


と思うと同時に、全く楽しくないのではなく
より刺激的な事に少し慣れてしまい、普段の穏やかな凪の状態を不感症のように感じていたのかもしれない?とふと考えるようになりました。

では私はどのように
スランプの状態を脱してきたのだろう?とここ数年を振り返りました。


実は私達女性は ヘンタイ です。

変態と言っても下着をつけずコート一枚羽織って
「そうです、私が変なおばさんです」といった痴漢行為をする変態ではなく

ヘンタイとは、変態ではなく、変体の事です。

赤ちゃんから、女の子に、女の子から少女に
初潮を迎え、少女から女性に
妊娠をして、女性から母に
更年期を迎え、母から叔母さん、お婆ちゃんと

年齢だけの話でなく様々なおりに
ホルモンを色々分泌させたり、中には出産なども経てホルモンバランスを崩したり
更年期でもホルモンバランスを崩したりと

常に体が変化する変体の生き物なのです。

男性だって更年期などもあるのでやっぱり変体なのです。

その時変わらない環境と、変わってゆく自分のズレに生きづらさや困難さを抱えてしまい、それは自分だけに原因があると思いがちなのかと思うのです。

私は長く生きづらさや困難さを抱えながら生きるという辛抱強さがないのでいち早く切り替えようとします笑笑

曲が作れなくなりスランプ状態で大変苦しい思いをした私は
講演活動を仕事の主に置く事へとシフトしてゆきました。
そのように物理的に私の周りの環境も変えてゆく事ができていたのが偶然にも私の不安を取り除く事になっていたような気がします。

また、群馬に移住してワンオペの子育てに困難さを抱えた時はなおちゃんという別のファクターを取り入れてまた違った環境を作る事で乗り越えてきたのかもしれません。

こんな風に私みたいに自分一人で偶然にも環境を変えてゆけるヘンタイもいれば
自分がヘンタイしていると気がつけず
どこかおかしいのかもしれないと自分を責めてしまう人もいるのかもしれないと今は思っています。

最近なおちゃんにも、なにも楽しめない という時があります。
もうこんなにも楽しめないなら生きる意味はない
と感じそうになるたびに

押し売りのように私の仕事を押し付けています笑笑
彼女は優しい子なので

「ちはるさんの仕事が気分転換になっています」と感謝してくれています。

やる気の搾取をしているブラック企業にならないようにと毎日自分を戒めています笑笑

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