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可愛いは悪か? -ペンギンイベに関して想楽に思うところ所感雑感-

aikoは人生な涼・麗・想楽Pのtamakiです。

本記事はMobage版アイドルマスターSideM内イベント「水上のアクアリウム~個性豊かなペンギンたち~」(2022年4月7日~15日開催)に関しての一介の想楽Pであるtamakiによる所感雑感および考察です。
2022年5月7日の拙ブログ「たまきはる」にて掲載した記事のnote再録となります。再録にあたり記述をいくつか追記、補筆しています。


吹きすさび飛ぶ鳥落ちる春の嵐(らん)

サイスタSSRが可愛い衣装なので、モバの方でペンギンイベを経過したPたちが呻いているようなTLだった というか想楽PはほぼフォローしてないからRTで流れてくるのを見てただけだが。

思うにそういう自責の念にかられているようなP達って大体、想楽のことを“安易に”可愛いと思っていた人たちが多いのではないだろうか。想楽受けで二次創作を書いているP達に特に多いように思われたが……いやさすがにそれは偏見が過ぎるか……。
しかしながらサイスタ新規の方も多くいる中での想楽のこの問題提起は、想楽を“安易に”可愛いと思っていただけの新規P達にとっても、正直かなり手痛いカウンターパンチだったと思う。

ちなみに私はそれはそれなりにショックではあったが、しかし大したほどではないとも思っている。
正直そこまで大袈裟になることかな?と感じているのである。個人的には負けん気を見せるかっこいい想楽が好きだったり、自分が書くのは攻めの想楽だったからかも知れないが、ともかく想楽に可愛さを強いてきたP達ほど深くショックを受けている と思うくらいには俯瞰した立場にいる。

(note追記)
想楽が多くのPからペンギンと揶揄されてきたのはSideMのPちゃんなら体感でわかると思うが、ぶっちゃけ私としてはペンギン……ってよりは「鶴」だと思っている。イベントログボ台詞で「鶴がごと」と言ってるし、花札の「松に鶴」にあるように鶴と松はセット。松→松尾芭蕉→が元ネタの想楽……という感じ。大分無理があるかもだけど、目も赤色だし、配色として鶴っぽくないですか。
ちなみにソースが見つからないのでどこかで見た情報になってしまうんですけど、公式のキャラデザ的には「筆」らしい。だろうね。
なので想楽のこと、特にサイスタのグローイングブライティ姿の彼をPちゃんらがペンギンペンギンてキャッキャしてたの……正直、ええ~…どうなんかな…と思ってたので、こういうイベストが来てやっぱりね…みたいにちょっと思ってたりもしなくもない。いや……まあミリ7thReのアニステで徳川まつりがペンギン担当した時は私一人の村が焼けましたが…
なもんで、結構俯瞰した立場でいられたんかも知れんです。

可愛いは悪いことでは決してない

想楽の言動を辿っていくと、可愛いとみられることが嫌、というよりは彼は、どちらかといえば「アイドルとして格好良くキリッとしていること」の方に重きを置いていたように思う。
それが一番感じられるのは2017年乗馬イベのオフショット撮影の時であり、汗水たらすツナギ姿を公開することに彼は珍しくあからさまに嫌悪を示している。あとは「侮られること」が嫌なのだろう。雨彦を遣り込めようとして自分がにゃんにゃんされて赤面した彼の雑誌は未だにいいね数一位を誇っているはずだ。

(note追記)
汗水たらすツナギ姿のオフショットにどうして難色を示していたのかと言うと、それが“自分のイメージする”「アイドルらしさ」と“ズレて”いたから、なんだろうな。
想楽は今回のペンギンイベでもそうだけど、自分の意図しないことがあると不調を覚えるところがあると見た。(そしてそれをものともせず、ちゃんとやり通せるプロ意識の高さもあると思う)

想楽が可愛いと思われることを不満……というか「別に可愛いと思われたくてやっているわけじゃない」要するに「不本意」に思っているからといって、可愛い、という感情を一概に悪としてしまうのは、それは可愛くありたいと思って日々活動している姫野かのん大先輩の否定そのもの、であるのでやめた方がいいと思う。本当に。

可愛いは決して悪いことではないし、可愛く感じること自体も悪いことではない。私はサイスタSSRのマカロン衣装の想楽は可愛いと思うし、そうやって立派にアイドルの仕事をする、望むものを提供する北村想楽が私はすごく好きだ。
だからイベ後にRTでよく見かけた「可愛いって言っていいのか躊躇する」といった所感には、わからないでもないが、それほど落ち込むことだろうか、と思っていた。

……私がおかしいのか? ひょっとして人の心ないのか…?
ともかく、想楽の可愛さは紛れもなく武器である。誇れ北村。

「なりたい姿」を持つ秋月涼

ちなみに、自身に向けられる可愛いという評価に、ある程度否定的な立場を取っているアイドル、というと、SideMで一番の私の担当であるところの秋月涼はその最たる者である……と思われるわけだが、彼こそ可愛いを一概に否定しているわけではない。
ただ彼の理想は常に「かっこいい」であり、男の子アイドルとして再スタートをした彼は、本当にいろんなところで「かっこいいアイドル」になる為の努力している姿を見せてくれる。
例えばモバ・スタのマイデスク、どちらでもひたすらにかっこいいの研鑽を続けている涼はとても健気でストイックで、向上心のかたまりである。見習いたい。大好きだ。最高の担当です。

で。
「可愛い」は、今の涼が目指そうと思っているスタイルとは反するので「不本意に」思っているだけだ。彼が可愛いを否定したらそれこそかつての仲間達や、彼の古巣である女の子アイドル達の否定となってしまう。
というか……私Pの貧困な頭のデータベースによると「ぎゃおおおん!つい可愛くしちゃったよ~!」とか「また可愛いって言われちゃった…ショボン」みたいなことは頻繁にあったけど、涼に可愛いを否定するような言動は全くなかったと思う。

それに涼自身「可愛い」に対して、近年はポジティブに思うようになっている。
中止となってしまったプロミ2020、その朗読劇「駆け抜けろ!31.5時間テレビ」において、「かっこいい服と可愛い服、どっちが好みだ」という一希の問いに、勿論かっこいい服! と即答しながらも「男子向けの可愛い服もいいなって、最近は思うこともあります」と答えているのである。
これには生放送で聴いていた当時、本当に本当に、心から感動したものだ。ああきっと315プロにきて、315プロのみんな、なかんずく咲ちゃんやかのんくんと交流していくうちに、涼の価値観が変わっていったんだろうな…と、感動でしみじみ泣いたものだった。
ちなみにその際の大吾の台詞が「涼らしく、涼が好きなものを着るのが一番じゃ!」だったりする。

想楽はどう見られたいのか?

不本意。そうなのだ。想楽も可愛いを否定、というよりは、既に書いた通り「不本意」なのである。それは彼のイメージしている自分像とは微妙にズレているらしい。
だがしかし、想楽は「かっこいいアイドル」という確固とした理想のある涼と違って、目指すべき姿がいまいちはっきりしない。

そうなのである。Twitterという日々のメモ帳で私が記してきた通り、北村想楽の現在の問題点として書き出すのなら、こうなる。
「彼が目指しているところが抽象的過ぎてわからない」
「ありのままはわかるが、それならどう見られたいのか」である。

彼がきちんと仕事をこなす点は非常に評価出来るのであるが、残酷な言い方をするがそれしかなかったのである。もっとキツい言い方をすると、「ただ言われることだけをこなしてきた」に過ぎないのだ。
だから可愛かろうがかっこよかろうが「ちゃんと」やってきたのである。可愛い想楽もかっこいい想楽もいた。プロとしてお仕事はきっちりやり遂げる、それこそが北村想楽の強みのひとつであり、誇るべきところである。

だが、だがそれだけである。可愛い仕事も「ちゃんと」こなしてくれるし雰囲気にも合っている、それで「ちゃんと」成果を上げている。だからペンギンPRのお仕事がきたのだ。ぶっちゃけ、「たまたま」に過ぎない。それに不平を言ったところで、それがお前のしてきた結果だと言わざるをえまい。

(note追記)
これはTwitterでも何度か言っていたことなのだが、正直このペンギンイベで見える想楽の悩みに対し、私はひどい奴なので「今更中学生みたいなことで悩んでんじゃねーよ」と思ってしまった。ツイログ検索したら三回か四回くらい罵ってた。
やっぱり想楽Pとしての心がないのかもしれん。他の想楽Pに石を投げられそうで怖いよ~。

アイドルに必要なもの

話を戻す。
想楽にはオリジナリティのある方向性と具体性が、実は欠けていたのである。それ故にペンギンイベで浮上した問題(イメージのズレ)が発生したとも言えよう。
ありのまま自然のまま……と言えば聞こえはいいが、もひとつ踏み込んだところこそ、アイドルという職業にはおそらく必要なのである。

しかしそれを見つけるのはPの仕事ではない、想楽自身で見つけるものだ。
なのでPは想楽を応援することしか出来ないし、出来る限り早くイベストで答えを探り当てて欲しいと思う。
思うに、これはアイドルとして致命傷とも言える問題なので、他のSideMアイドル達の持つ緩やかめな課題のように、数年かけて解きほぐす問題ではない、と思っている。おそらく一年以内には結果が出る、あるいは今年中にあるであろう想楽ガシャSRのイベストで何かある、とにらんでいる。

今、彼は歩むべきひなたの道を見失っているところである。
しかしながら、暗闇でしか見えぬものがあり、暗闇でしか聞こえぬ歌がある。模索する中できっと彼は彼だけの答えを見つけるはずである。

心配せんでええ。今は真っ暗闇に思えるかもしれんけど、
いつかきっと、光がさしてくる。ひなたの人生が輝く時がくる。

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第70回より

思いつくままをだらだら書いているので全然まとまっていない文章ではあるけれど、まあ所感として。でした。

小説書く上でいろいろ考えたことをメモしていたらそれなりの長さになったので、まとめたいところではあるのですが来週にはミリシタ周年が始まり(もう来週!?うそ?怖…)同時に次のレジェイベである七夕イベもやってくるので、嗚呼どうなることやら。

(追記)
↑で言ってること書けました↓


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