『私とあなた』は誰か -メインコミュ第138話「私とあなたのプリンセス」再読に伴う所感と、まつりとまつり姫の表裏一体性について-
aikoは人生な徳川まつりPのtamakiです。
しばらく本題に入る前のマクラを書きます。
SFY③悲しみの天井!!!!!!!!
まつりで天井するのはこれで三回目。ポプマスの限定含めると四回目…。
も~~~~~~自信なくすわ~~~😭
約43万あった石が約36万に減ったのも気落ち激しい。こんななら無料分私服で回さなければよかった。わしの250ジュエルが~! ま、まあ……美希かエレナだと思ったんですよ!(言い訳)
周年前までに37万は積みたいな……コミュ解放がんばろ。
それにしてもなんか年々回す回数増えてくんだよね。悲しい。カード総数が多くなってるからなのかな。
私のガシャのテーブルは15:15(315~~~!)前後が確変タイムで、ここの5分間で新規SSR今回のめぐSFY含め3枚出たので、かなり信憑性ある。
今度は15:10くらいから回そう(SFY②の時はそれで出たので)
ちなみに出たSSR枚数は被り含め12枚だった。確率に直すと4%でかなり高かったし、時間帯によるっていうのはやっぱりあるんじゃないかと思う。
しかし6月実装は嬉しい。誕生月です。
もう胸張って祝うような歳じゃないし、れっきとしたおばさんの年齢なんだけど、「誕生日というのはあなたにとって一年にたったひとつしかない、本当に特別な日なんだから、それはもっと大事にしなくちゃ。そしてそのたぐいまれな公平さを祝福しなくちゃ」って村上春樹がバースデイ・ガールの後書きで書いてたから、今年からは前向きに思うことにした。
バースデイ・ガールめちゃ面白短編なので読んでください。
思えばひぐらしのなく頃にの綿流しのお祭りもあれ6月だったわ(確か私の誕生日付近だった)6月は夏です。A3!の夏組リーダーも6月生まれだからね。夏です。そもそもを言えばジャパネスクの実装も6月末だったのよ。
それにローテ日数とかも自分用でエクセル作ってチマチマ記録して把握してるんで、6月辺りだろうと目付けてたのでね…。全然想定内ではあったんですよ……むしろウェディング限定じゃないかと怯えてましたが…どっちにしろ天井しちゃったんだけどさ…。
ついでに、妹も覚醒前に映ってたし良い機会なのでISF11で頒布した作品を再録しました。妹とまつりファンの友達とまつりのお話です。
これ最後にまつりのライブがあるんですけど、それが夏祭りライブという名称だったり、グリのジャパネスク衣装を着たまつりをイメージして書いてたりするので、何かとSFY③と合っててタイムリーだなと思ってます。
自分で言うのもなんですがいい話なので読んでもらえたら嬉しいです。そこそこ長めですが10万字もないです。7万字程度なので中編くらいかな。
次のガシャはローテで言うと2025年1月下旬くらい。SHS私服後継のガシャシリーズでいきなり来る可能性もありますが、のんびり貯めていきましょうね皆さん。年末のリンケージの可能性もあるか。3月のリンケージまで伸ばせません?
で。あだしごとはさておきつ。
周年の前にまつりメインコミュ③、第138話「私とあなたのプリンセス」を改めて再読したいなと思ったので、今回はそれをやるnoteです。
特にこれといった収穫物があるかないかはここを書いてる時点でもわからないです。138話を読んだのがSFYガシャが始まる前の緊張と大興奮の中で読んだその一回しかないのがちょっと不甲斐なさすぎると思ったので、半年以上経って心落ち着いた状況で読んでおきたいというのもある。
メインコミュ読みながらの実況みたいな感じですが、とりあえずやっていきます。
メインコミュ第138話を読む
ふれあい
・ミュージカルのオーディション。プリンセスミュージカルなるタイトルらしい。ミュージカルってことは普通の舞台じゃないので歌って踊る。イメージとしてはディズニープリンセス的な感じだろうか。そのリバイバル公演だそうです。
・小さい頃に妹と一緒に見に行ったと話すまつり。まつりは自分の過去について話す時、この「小さい頃」についての言及がとても多いことは以前のnote(下記参照)で指摘しました。まつりの人生においてものすごく重要な時期だったのですね。
・エミリーも絵本を持っていましたと言ってるし、ひょっとすると原作は海外の児童書とかなのかも知れない。まつりが「みんな知ってるおとぎ話」と言ってるし、歴史も古かったりする? ディズニー制作のアニメ「ちいさなプリンセス ソフィア」シリーズみたいな感じなのかな。
→プロローグでうみみが「童話」と言ってるので、起源的にはやっぱりかなり古いのかも知れない。
プロローグ
・まつり曰く、お姫様が多い方がパーティーは盛り上がるとのことで、オーディションに行く人は増える。シャルシャロやTeam6thなどで縁のあるエミリー以外人選があまりピンとは来ないのだけど、担当Pさんからはピンと来てるのかも知れない。
うみみは女子力があることに憧れてるので、お姫様なんて女子力の最高峰に見えているのかも。瑞希はあれか…手品関連でプリンセス天功的な…
・事務所としてもこのプリンセス役は「なんとかとりたい」らしい。かなり注目される感じなのだろうか。まあ世界的に有名なお話の主役がアイドル、ってなら確かに注目もされるかな。
・まつり、「今回のプリンセス役はそう簡単に譲れないのですよ♪」と意気込みを見せる。一方、力不足を感じ辞退しそうになるエミリーに「プリンセスは、欲張りなのですよ?」「まつりたちも欲張りなので、遠慮はいらないのです。みんなで一緒に、憧れに欲張りましょー!」と勇気づけている。ライバルは少ない方がいいだろうに、まつりの人柄の良さが表れている。
メイン(前半)
・まずは一次選考。「あなたらしいプリンセスをアピール」するという課題に「魔法の国からやってきたプリンセスなのです」とまつり。それ…サリーちゃん…!?(老人会)
・最初は面食らってたような審査員が、ハッとするまつりのアピール。まつりがここでアピールしたお姫様は、個人的な印象だけどお嬢様って感じがする。お淑やか系。まつりの出自的なものもここに関わっているかも知れない、と思うのは都合のいい深読みだけど、でも育ちはかなり良い方だと思うんですよね。
・まつりは最終選考に残れた!やったね!
・うみみが「さっすが、劇場のお姫様だねっ☆」真美が「やっぱまつり姫はまつり姫だよね~。プリンセスだけに、プリンセスだよね!」とそれぞれ絶賛している。まつりが当たり前に“姫”であることを疑わない。
「自分が表現したい自分」を認めてくれる劇場、認めてくれる仲間達。本当に劇場は良い場所だと思う。
・最終選考は王子様にダンスに誘われるシーン。クライマックスのシーンだそうな。
・「のびのびとした、自由な……自由な演技」何やら考える様子のまつり。Pも何か気になる様子。
メイン(後半)
・オーディションと並行して定期公演のレッスンも頑張るまつり。大切なお仕事なので、大変とは思わない。「だから……、大丈夫」と少しPを遠ざけようとするまつり。一人で抱え込むところはまつりの悪いところだな、とつくづく思う。
・台本のことでちょっぴり迷うまつり。ぐるぐるまつり。ぐるぐる。
・オーディションの課題なのにクライマックスのシーンにアドリブを入れたいと思うまつり。
確かにそんな冒険はしない方が安心かと思う。台本のプリンセスは王道をいくお姫様らしいが、まつりの中にいるプリンセス(これはまつりが考える台本上のプリンセスであって、厳密に言うと、まつり姫とは少し違っている存在…と私は思っている)は今回の台本とは違うことを言う。
どうする?まつり……。
「私たち」はまつりと誰?
・気になるところ。今回のnoteのメインテーマともなっているし、ヘッダーにもした。
この「私たち」というのが解釈の分かれるところで、
①まつりと妹
そして
②まつり(私)とまつり姫(姫)
の二通りなのかなと思う。
私は後者じゃないかと思っている。
今回、妹はふれあい会話にのみ登場しただけで、確かにまつり的に重要な時代である「小さい頃」に一緒に観劇はしているが、話にほぼ絡んでいない。
SFY①③とも違って、カードにも映り込んでいない。あとで覚醒前の台詞にも触れるけど、そこにもいないし、まつり以外に登場しているのは(まつりが語り掛けているのは)「私のお姫様」なる謎の、内なる存在なのだ。
そしてその内なる存在が誰なのかは、私達プロデューサーはほぼ感づいているかと思われる。
でも前者のまつりと妹も全然読める読みだし、徳川姉妹に飢えてる人はそっちなんだろうなと思う。
しかし、妹の小説書いておきながらなんなんですけど、最近妹ネタ食傷気味なんですよね…。ワンパターンになっちゃうんですよね、妹の話ばっかりされると。それ以外に引き出しないのかなって思う。
少しは詳細が不明過ぎる舞浜兄に分けてやってくれよ。
・後悔だけはしたくないまつり。誰にも譲れないと意気込んで言うくらいだもんね。
安牌のお姫様らしさを取るか、まつり姫らしさを取るか……。
それをプロデューサーに判断の委ねることにする。
・Pの回答は「まつりの好きな方」
姫とはPにとってまつりのことで、姫らしいは即ちまつりらしいと言うこと。なら、お姫様らしさはまつり姫らしさを取るってことでもあるよね~。
・まつりはこの回答を出したPをズルいと言うている。私もそう思います。ズルいよ~。
・個性と取っている回答でもあるんだよね。アイマスらしさを感じるというか、アイマスがアイマスたる所以のようなものを感じる。
自分らしさ、自分で輝く、というもの。
余談・徳川まつり100%のまつり姫
少し外れるけど、書く。
徳川まつりは確かにまつり姫と言うキャラクターでアイドルをやっているから、それは本当に「自分」なのか? 「自分」と言えるのか? と疑問を持つ人もいるかもしれない。
見るからに世界から浮いたキャラ付けのキツすぎるキャラクターだもの。普通の人とは違うし、初見でうわっ、と思うだろうし、ヤバ…みたいに思うのが普通だ。どうせ作り物のキャラで、素があるんだろうと。
確かにその通りで、飾らない私の部分もプロデューサー、というかゲームのプレイヤー側には見せているし、それは多くの(残念ながら、理解のない愚かな)プロデューサーからは「素まつり」なんて呼ばれもする。
だから、じゃあまつり姫は「嘘」じゃないか、虚飾じゃないかと論ずることも出来るだろう。他の子達はキャラを作ったりしていない「自分」で、自分自身の延長線上でアイドルやってるのに、まつりだけ違法じゃないか。それはある意味正しくもある。
ただ、見方を変えれば、まつりが創り上げている「まつり姫」とは、百パーセント、メイドイン徳川まつりのキャラクターなのだ。
ならば百パーセント“自分”とも言えなくはないだろうか?
詭弁だと反駁する者もいるだろうが、自分自身でアイドルをしているはずの仲間達だって、「ファンに見せたい私」「ファンの前でかくありたい私」という「別の自分」で舞台に立っているのだから、まつりと似たようなものじゃないか。
「自分の見せたい理想的な自分で常にいられること」が、実際どれだけ困難なことかも考えて欲しい。
それが出来ている徳川まつりは決して鼻で笑える人でも、イジれる人でもない。そしてその点で、とんでもない強度のキャラクターを見せる徳川まつりの「演技力」がいかに凄まじいか、表面的な意味だけではないともわかるかと思う。
・話は戻って最終オーディション。
まつりは、王子様に誘われる台本通りにではなく、自分からダンスにお誘いに来る。
ちなみにまつりはSSR①ロマンティックランドの覚醒前セリフにおいても、王子様を迎えに行こうとしている(下記参照)
なので、メインコミュ第138話で成長したのだ!というのは、私の見解では正しくはない。まつりは元から、少なくともSSR①が出た時点からそういう性質の女の子である。
他にもポプマスの自己紹介で自分からお馬さんに乗ってやってきたことも話しているし、メモリアルコミュ①でも「今日もお城から、白馬に乗って来たのです」と話している。
というかそもそも、まつりが従来通りの「王子様を待つお姫様」なら、自分からアイドルになりたいと志願したオーディション組ではなく、プロデューサーから声をかけられるスカウト組だったはずである。
朝ドラこと連続テレビ小説「あまちゃん」の若き日の春子よろしく、スカウトマンが多いと噂される所で声をかけられるよう、わざとウロウロしていたタイプであっただろう(伝わらない例え)
(春子の名誉の為に書いておくが、彼女もまたアイドルになるという夢を叶えるため故郷を捨て上京してきた勇気あるヒロインである)
そうではなく、まつりは自分から劇場のオーディションを受けに来た子なので、もう本当に元からしてそうなのだ。そしてこういうまつりの姿は、プリンセスの大手であり本家とも言えるディズニーが描こうとしている主体的なプリンセス像に非常に合致していると私は感じている。
話が逸れたので戻ろう。
・舞台監督さんから「王子に誘われる前に姫の方から誘ったのは、どうしてですか?」と質問される。まつりの答えはこう。
初代はそういうキャラだったらしい。むしろなんで変わっちゃったんだとも思うが、「イケメンに囲まれたい!」とか「逆ハーがいい!告られまくりたい!」「無条件に愛されヒロインがいい!」とか、そういう要望が増えてきたんだろうか。なんかわかる気がする。そういうドラマとか映画とかも昨今多いからね。
時代に迎合して、変貌していったプリンセス。しかし初代プリンセスを「憧れ」──理想像として持つまつりが、作品が本来伝えたかったプリンセスを取り戻してくれたように思う。
・そして結果は……合格~~!おめでとう~~!!FESTIVAL CARNIVAL
・「どうなったとしても、悔いはなかったから」そう話すまつり。やりきったんだね、自分の信じたことを。もし受からなかったらと思うと苦しい……しんどみ。
・まつり本人が努力した結果で間違いない。本当にそう。まつりはもっと自分のこと褒めてあげなよね。長女気質というか姉気質というか、なかなか自分のこと顧みない人よね。本当に。
劇場でも年長の方だし、プリンセススターズでは最年長だし……早急にまつり甘やかし隊の設立を要請します!(何?
エピローグ
・他の仕事はセーブしないまつり。Pがくれた仕事は出来るだけ大切にしたいということです。
・「あなたがいたから、頑張れたんだよ」
徳川まつり屈指の泣きセリフ。
先に上げた以前のnoteでも書いたところですが、自分でも身内でもない、他者である大切な理解者がいてくれるからこそ、まつりはまつり姫として、こう在りたい自分としてアイドルをやっていけるのだ。
ここは本当にぐっとくるし、徳川まつりほどプロデューサーが必要なアイドルもいないだろうと、改めて痛感するのである。
SFY②との絡み
メインコミュのタイトルの「私とあなたの」は、まつりとP、という読みも出来るなとここに来て思う。全体を通すと、そっちの方が合っているようにも思う。全部読み終わってわかるタイプのタイトルの付け方。
けど、まつりがPのことであるとは言わずに「私たちの憧れ」と言っている以上、どうやらその「私たち」にPは含まれていない。Pの知らない誰か、妹か、まつりの中にいるまつり姫か、の方が、やっぱりしっくりくるような気もする。
そこで、メインコミュ第138話と連動して実装されたSFY②、SSR「シャル・ウィー・ダンス?」を見ていく。
SFY②セリフなど
まつり姫はまつりが多分ずっと前から創り上げている理想のお姫様像……と私は考えていて、いつ頃から彼女の中にいるのかはわからないけど、でもずっといる。「どう思う?」て呼びかけるくらいには。
そんな風に呼びかけるくらい自分の中にいるってことは、大分同居生活(?)が長いと言うことでもある。
私はよく彼女達のことを「カードの表と裏」と主に小説で表現しているが、自分と表裏一体になるくらいに一緒にいるのだ。少なくとも二日三日で拵えたような程度の低い意識ではないし、ちょっとやそっとのことで剥ぎ取られることもない。その精神の結びつきは非常に強いし、硬い。
そういう考えがあるので、拙作「一度きりの物語」において、私は彼女達の結びつきと寄り添って生きる姿をこんな風に書いた。
ところで、覚醒前の学生時代まつりは、カードセリフで「キラキラしたドレスを着たお姫様は、白馬の王子様が迎えに来るのを待って……」と従来通りの「待つお姫様」を想像している。ので、SSR①や最終オーディションで見せていたような、アグレッシブなお姫様の姿はまだ覚醒していない。まさにミリシタのシステム通りに「覚醒前」と言う感じ。
心の中にしまっておいたはずの憧れ。ゆっくり死滅するはずだった夢。
それでも、諦められなかった。「本当に諦めていいのかな?」と、自分と、自分の中にいる姫に問いかけたまつりだけど、答えは既に出ていたのではないだろうか。「一度だけ、挑戦しちゃダメかな?」とすぐに続いたのだから。
諦められなかったから、夢の扉を叩くことが出来た。自分からアイドルの夢に一歩踏み出していった姿は、まつりが最終オーディションで見せた王子様を誘いに来る、主体性と勇気に溢れたお姫様の姿にとても近しいのではないだろうか。
ただ、ものすっごく勇気が要っただろうなと思う。それまでの大人しくて優等生然としていたまつりとは全く別物になってしまったんだから。
推測に過ぎないけど、妹との不仲もここに起因しているのだろうなと思うとやはりね…だって本当に人が変わってしまったようだもんね。
覚醒コミュ
メインコミュ第138話で見た通り、まつりは自分から進んで行動する主体的なお姫様像を是としているし、自らもそうありたいと思っている。
それなら、従来通りの「王子様に誘われる」パターンは、彼女の意にそぐわないのだろうか。彼女はそれを拒むのだろうか。
覚醒コミュを見ると、どうもそういうわけではないような気がする。
……というか実にお姫様なシチュエーションを、お姫様アイドルが別に無理に拒むことはないな、と書きながら思う私であった。
今日のことを忘れたくないまつりは、Pとお話しながら歩きたいと話す。それを言わずして、最初に手を出す(誘う)のはまつりの方。ここは、自分から積極的に動いていきたいというまつりの理想に沿っている動きだ。
しかし、そのまつりの意図を聞いてエスコートしないと、と思い「お手をどうぞ、お姫様」と後からPは手を差し伸べるのである。まつりはそれを聞いて、ちょっと呆然として照れたような感じになる。
やっぱりまつりも、王子様的な誰かから誘ってもらうのは嬉しいんだなあ。そりゃあそうだよね。気分舞い上がっちゃうよ。
本当に、すごくすごく好きな終わり方。もしかしたらまつりのコミュで一番好きなコミュかも知れない。なんて勢いで思ってしまいそうなくらいです。
思えば衣装説明で、「待つだけじゃなくて」とも書いてあるので、待つこと自体を否定はしてないように思うんだよね。
だから従来の、王子様を待つプリンセス像も、まつりの中では大事にされているのではないだろうか。と思うところです。
どんなお姫様だってお姫様だもんね。
おわりに-「私とあなた」は誰か
どう閉めようか考えあぐねているくらい、今回道筋がありそうでない胡乱なnoteだったなと思っている。実はプロットとか立てず、ほとんどフリーハンドで書いてた。もし読んでる人いたらこんな胡乱なものに付き合わせてしまってすみません。
「私とあなた」──まつりが言った「私たち」とは誰か、まつりと妹も正解だと思うし、まつりとPも正解だと思うし、私が述べてきたように、まつりとまつり姫も正解だと思う。
でももしかしたら全然、全く別の人物かも知れない。たとえば過去にまつり姫を一緒に創り上げた友人がいて、その子のことかも知れない。そういう想像の余地もある。
なんだったら次元の壁を越えて、プロデューサーである前にゲームを遊ぶユーザーである私達のことを指しているのかも知れない。
でも私は、まつりとまつり姫を愛する者として「私とあなた」は、まつりとまつり姫だったらいいな、と思っている。
さっき私は「まつりとまつり姫は一枚のカードのようなもので表裏一体」と書いた。「ミラージュ・ミラー」の歌詞ではないが「あなたは私で私はあなた」とも言える。
なんか、そう読んでみると「だってあなたはプリンセス」にも似たようなものを感じる。なのである意味では、Charlotte・Charlottは徳川まつりとまつり姫、とも言えるのかも知れない。こんな胡乱な記事で迂闊なことは言えないのだけど。でも、シャルシャロドラマパートの最後で「アイドルになれば一緒にいられる」というまつりの発言も、それを裏打ちしているような気がする。
まつりとまつり姫の表裏一体性
それはさておき。
最新カードであるSFY③カーニヴァル・ジャパネスクの覚醒前では、まつりが劇場に出掛ける前、鏡の前で身だしなみをチェックし、笑顔を確かめているところが描かれている。
まさしく“私”生活の徳川まつりからアイドルのまつり姫に変わっていく諏訪彩花さんの演じ分けが素晴らしいので是非聴いて欲しいボイスです。
カードボイスでは私から姫に切り替わっていく感じではあるけど、家の中にいながらも、覚醒ゲージセリフを見る限りではまつりの意識は、少なくとも言葉遣いは完全に「姫」であったりする。
25%セリフはちょっと私側が出てて、も~めちゃくちゃかわぴなので是非聴いて欲しい。
家にいたら姫モードを止めるとか、キャラクターが売りのアイドルにはいかにもありがちだし、理解が低いと「どうせそうなんでしょ」と思うだろうが、まつり姫はそんな安っぽい設計ではないのである。そんな程度の強度だったらオーディションの時点でボロが出ているだろう。
まつりとまつり姫、この両者の結びつきは本当にカッチカチで、まさしく文字通り表裏一体なのだなと思わざるを得ない。
一枚のカードで、剥がすことなんて出来ない。
表は裏で裏は表。あなたは私で私はあなただ。
セリフでは、カードにも映り込んでいるので妹にも言及がある。まつりはきっと笑顔で送り出しているのに、妹は無視して学校に行ってしまう。
挨拶無視するってさ……人として終わってるよね! はい。私はまつりに酷いことをする人が大嫌いなので妹のことも正直大嫌いです(極端・笑顔)
一度とは言わず何度でも酷い目にあって欲しいなと思ってます(鬼)(まつりの気持ちも考えてあげなよ!)
いっそせりパパくらいわかりやすくお姉ちゃん大好きムーブしてくれ。
でも妹も、このまつりとまつり姫の強い結びつきが不満なのかも知れない。
せめて家では従来のお姉ちゃんであって欲しいのかも知れない。それなのに家でまで外のようにまつり姫モードがONなんだから、煩わしいことこの上ないだろう。
でも家でそれを解くくらいのやわさでは、まつりは納得しないんだよね。きっと。
それでも時々はお姉ちゃんだけの意識に戻ってあげなよね、と思う。
まつりとしては、妹に理解してもらいたいんだろうなあ。
果たしてミリシタ内でこの二人の具体的な和解は描かれるのだろうか。ミリアニである程度の和解を果たせた最上父子が羨ましくてならない。
どうかサ終する前に徳川姉妹をちゃんと着地させてください。よろしくお願いします。
そんなわけで。
まつりとまつり姫の意識は、見てきたように同時に存在し得るものである。何回も書くけど。
盟友の千鶴・エミリーPのB氏が非常に的を得た発言をしていて、それを拝借させてもらうのだが、まつり姫は外から「纏う」ものではなく、中にいるものなのだ。
だから……第138話のタイトルの「私とあなた」は、まつりと、まつりの大切な存在であり、理想であり、昔も今も常に一緒に存在するまつり姫のことだったらいいなと、やっぱり何度となく思うわけです。
まつりとまつり姫がアイドルとしてまつり姫で在り続けたいと願うのなら、自分もプロデューサーとしてそれをこれからも小説やいろんな形で叶え続けていけたらと思います。
さしあたっては周年がんばろー!オー!(miniちゃん)
まとまりないnoteでしたけど、読んでくださった方がおられましたら、お付き合いくださいましてありがとうございました。
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