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AI利用して教材つくった事例報告

中上級のレベルミックスクラスを教えています。まったくA2レベルという感じの人から、翻訳コンテストで優秀賞を受賞する人まで、それは多彩。イギリスなのであまり話す機会はないためか、会話を上達させたいと思う人ばかりで、ロールプレイや表現などを覚えたり使ったりするのが好きな様子。いろどり初級2の教材で十分勉強できると知り、もっとA2レベルの教材があったらいいなと思いました。

なら、自分で作ってみよう。でも時間はあまりないので、AIなどを利用して作れないものなのか、どのぐらいできるのかやってみました。

結論を言うと、
★会話例の作成は草案として使える
★自動生成された文章は手直しが必要
★使い慣れが必要
というところです。

どんなことをしたのか、手順を書き出します。最後に作成途中ですが、サンプルとして教材をのせてありますよ。

デザイン 教材のイメージ

私がイメージしているのは、いろどりや、「会話に挑戦!中級前期からの日本語ロールプレイ」スリーエーネットワークのような会話例と会話の構成、音声、表現例、ロールプレイがついているようなものです。

Candoリストの抽出

まずいろどりのサイトから生活Cando Listをダウンロードします。私はJF生活日本語Can-do→いろどりCan-doをダウンロードしました。


JF生活日本語Can-do→いろどりCan-do https://www.irodori.jpf.go.jp/resources.html

A2 やりとりを抜き出す

目標はA2レベルで、今回は会話の授業なので、言語活動からやりとりをえらびます。

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