「野菜だし糀」ができるまで 〜宮本みそさんの挑戦と手づくりへのこだわりが生み出した集大成
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「野菜だし糀」ができるまで 〜宮本みそさんの挑戦と手づくりへのこだわりが生み出した集大成

こんにちは。TSUMUGIの暮らしのアイテム担当 めいこです。

先日、私たちにとってとても嬉しいことがありました。1年以上前から宮本みそさんと作っていた、野菜と麹で作られた「野菜だし麹」が完成したのです。

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お湯や豆乳に、スプーン1杯入れるだけで、コンソメスープや中華スープのような味になってしまう優れもの。なんだかテレフォンショッピングのように勧めてしまいますが… とにかく、とっても美味しいんです。笑

「なんで、こんなに美味しいんだろう?」

と純粋に気になって、今回は宮本みその宮本さんのものづくりについて、そして「野菜だし麹」ができあがるまでの想いやストーリーについて、直接聞きに行ってきました。

そもそも… 「宮本みそ」さんって、どんな会社さん?

富山県魚津市にある、小さな味噌屋さん。お味噌と、お味噌の材料となる米糀(お米に糀菌をつけ発酵させたもの)を使った商品を販売されています。

先代は、お味噌だけを作られていたそうですが、いまは甘酒やその他調味料も大人気。

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東京青山で毎週開催されている、ファーマーズマーケットにもずっと出店されていて、個人的に伺った際には、常にひとだかりが。そんな人気なお店だからこそ、きっとたくさんの方が働かれているんだろう… と思っていましたが、なんと社員の方は、社長の宮本さんを含めて3人だけ。仕込みに至っては2人でやっているそうです。

小さな味噌屋だからこそ、できることがある

といっても、宮本さんは全然大変そうな様子はなく「小さな味噌やだからこそ、できることがあるんだよ。」と、とても楽しそう。

例えば、宮本さんは、日々の研究と変わる作物や自然の状況を受けて、毎年異なる味の味噌を出し続けている(定番商品もあります!)のは、小さな味噌やさんだからできること。

インタビュー当日の翌々日には、なんと2つも新しい商品の販売が控えていました。自分たちが良いと思ったものができたら、すぐに商品に反映して、美味しい味をお客様に届ける。小さなチームだからこそ、柔軟になんでもできる、と話してくださいました。

「じいちゃん、ばあちゃんの味噌がなくなったら… 俺はスーパーで味噌を買うのか。。」

宮本さんは、2代目。元々は、宮本さんのおじいさま・おばあさまが「宮本みそ」を開業されました。

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元々お味噌屋さんになるつもりはなかったそうですが、いざおじいさま・おばあさまがお味噌づくりを辞める、となった時、自分がスーパーでお味噌を買うところを想像したら、とても悲しくなってしまった宮本さん。辞めるのは簡単だから、まずは作り方だけ学んでおこうとおじいさま・おばあさまから、味噌づくりを習い始めたそうです。

習い始めてみると、みるみる面白くなっていく味噌づくりや、原料となる麹づくり。実際におじいさま・おばあさまのお味噌を買い続けてくださっている「美味しい」の声もたくさん耳にし「ああ、これはなくしちゃいけないな。」と実感。たくさんの方に愛されるお味噌を残そう、と宮本さんの2代目としての人生がはじまりました。

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お味噌を残すための、新しい挑戦

愛されるお味噌を残すために、宮本さんは創業以来、新しい挑戦をし続けていらっしゃいます。例えば、おじいさま・おばあさまの代ではやっていなかった、お味噌自体の販売。元々は、お客様から、お味噌の元となるお米を30-50kgほど、毎年お客様から預かり、お味噌としてお返しする「委託販売」の形を取っていたそう。でも、時代とともに、お味噌の消費量は減り、委託販売の形だけで生計を立てるのはとても難しくなっていました。

「これじゃ、続けられない。」宮本さんは、おじいさま・おばあさまから引き継いだ「宮本みそ」を残すために、少量からのお味噌が買える商品を作ったり、東京のマーケットに出店して、お客さまから直接感想をお聴きしたり、さまざまな挑戦をはじめます。

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また宮本さんの代から、味噌に使うお米や大豆はすべて自分たちの畑で獲れたものにしたそう。

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おばあさまが大切にしていらした、という「手づくり」をさらに一歩深め、美味しいお味噌や麹を作っていらっしゃいます。

やっと生み出せた「野菜だし麹」

チャレンジし続けながら、手づくりを深める宮本さんから生み出された、新しい商品が今回の「野菜だし麹」。普段、農業にも取り組む中で、畑から獲れる野菜と麹や味噌を使って、何か商品ができないかと数年間考え続け、やっと生み出せた商品だそうです。

きっかけとなったのは、宮本みそさんの大ファンであるTSUMUGIのさよこが作った、野菜と麹の調味料。ある日、宮本さんがファーマーズマーケットに出店されていた際、さよこが自分で作った麹の調味料を、宮本さんにおすそわけ。近所のコーヒー屋さんからもらった豆乳に、スプーン1杯の調味料を入れると、驚くほど美味しい。この美味しい感動をきっかけに、商品化を決意されたそうです。

ただ商品を作るだけではなくて、商品から良い循環を生み出したい

野菜だし麹には、できる限り宮本みそさんの地元、富山県魚津市で作られたお野菜を使っています。それは、地元の農家さんにも、この野菜だし麹に関わってもらうことで、お客様の声を知ってもらったり、安心な商品を作ることの大切さを知ってほしいからだそう。

「地元のものだけで、材料を集めるのって、大変じゃないですか?」とお聴きすると、「いや長ネギと玉ねぎを作ってくれる人がちょうどいて。干ししいたけも、すぐそこに農家さんが見つかってさ。」と全然苦労された様子がない(笑)これは、いままで新しい挑戦をし続け、応援してくださる地元の方とのつながりをすでにたくさん持っていた宮本さんだから実現できるのだと感じました。

おじいさま・おばあさまから代を引き継いだ時に始めた新しい挑戦の積み重ねが形になった、「出るべくして出た商品だと思っています。」と、目を輝かせながら、お話してくださった宮本さん。そんな商品に関わらせてもらっていることが、改めてとても嬉しく、有難い事だと感じた、今回の取材でした。

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最初にお伝えしたように、食べ方はいたって簡単で、お湯や豆乳に溶かすだけで、簡単なスープに。アレンジレシピも、公開しています。

宮本さんの想いと挑戦が詰まった「野菜だし麹」で、みなさんの食卓が豊かになりますように。

▼ 野菜だし糀や宮本みそさんの商品はホームページよりご購入いただけます
https://miyamotomiso.jp


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#台所の医学 食卓から予防・未病を考え、家庭のお医者さんを目指します。 自然と環る。 人は食卓を通して自然と繋がり、生命の連鎖の一員となる。 そして全ては土に還り、また生まれる。 自然が創り出す「諸行無常」の美しさと、それらと共に生きていく為の「食」の叡智をお届けします。