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あしあと

40年分の足跡が自分の中にある。
出会ってきたモノやコト、人。
忘れてるものの方が多いのは幸か不幸か。

昭和に生まれ平成に育ち令和を生きて、

この後、どこまで行けるのか。

私は平成に、子どもを産んだ。
我が子との出会いは人間関係でも最も特殊。
自分が産まない限り出会えない人との出会い。

残念なことに子育てには不向きな性分で、
必死でやってたらあっという間に大きくなっていて、
言葉を話して冗談も言えるようになったら
ふと、もっと小さい時にもっとこの子たちとなんてことない日常を楽しみたかったなと。
もう戻れない時を思ったりして、

たぶん自分の親もそうで、
その親である祖母や祖父もそうで、

私の子どもも、もし親になったらそう思うかもしれない。

そんなことを考えていたら
自分の足跡だけかと思っていたのに、
私よりずっと昔の足跡がすぐ隣にあって
見えないほどずうっと後ろから続いていて、

私から生まれた足跡がだんだん大きくなりながら横を歩いている。
それはできれば私のずうっと先まで歩けると良いと思う。

仕事ですれ違う道ゆく人達
毎日会ってるのかもしれないけど
知らない人達も
この人達の足跡はどうなんだろう
小さい足跡から始まって、
こうして大人になって電車に揺られて
どこに行くんだろう。

どこまで続くんだろう。

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