ジャージで走ると遅くなる（ランニング理論入門）
ものすごい暴論っぽいタイトルなんですが、事実です。
というか、「遅くなる」までは言わないまでも、ランナーの間では「今日はジャージだからスピードは出せない」みたいな事は言っていて、ガチランナーにとっては常識レベルの知識です。
でも、なぜジャージだと早く走れないのでしょうか。
ジャージを履く事で妨げとなる動きは？
ジャージで遅くなる、というのは、基本的にはジャージの下、つまりパンツの方の話で、上はあまり関係ありません。
で、ジャージの下を履いていると、妨げとなる動きがあります。
それは「引き付け」です。
ジャージを履いていると、膝が曲げにくくなります。また、しばらく走っていると汗を吸ってジャージの布が脚に貼り付いてくるので、ますます膝を曲げづらくなります。それで、「引き付け」の動きがやりにくくなるのです。
引き付けについての説明稿で、この動きは速く走るためには重要な動きだと説明したと思います。
また、引き付けが上手くできないと、その後の動きであるシザーズにも影響し、接地も遅れがちになってパワーポジションでの接地位置と重心の関係も狂ってきます。
なので、ジャージを履くと遅くなってしまうのです。
寒かったらランニング用のタイツを履こう
という事で、のんびり走るのなら、別に問題ないのですが、ある程度はスピードを出して走ろうと思っているのでしたら、ジャージはおすすめしません。
では、寒い時はどうすれば良いか、なんですが、ランニング用のタイツがあります。それは膝の曲げ伸ばしを妨げないのでおすすめです。また、走って汗をかいてきた場合も、汗の水蒸気を逃してくれるので、想像よりずっと快適です。
履いてみるまでは、タイツがこんなに快適なものだとは思わなかったのですが、今では冬のランニングでタイツなしは考えられません。
まぁまぁのお値段がしますが、お値段だけの値打ちはあると思います。
でも、それでも高くて抵抗あるという方におすすめのものがあります。
それは、GUのスポーツレギンスです。
ジャージより安いですよね。最近のタイツは引き締め効果とか色々な機能がありますが、寒さをしのぐだけなら、これで十分です。男性用のリンクを貼っていますが女性用ももちろんありますので調べてみてください。
多分、ある程度ガチで走っている人にとっては、タイツなんて常識レベルで履いているものだと思いますが、知らない人のために書いてみました。
（でも廉価版としてGUのスポーツレギンスは知らない人多いと思うので。シューズ同様、消耗品なので、普段履き用の安いの欲しい人には情報価値は高いと思います。）
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