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ジェーン・バーキン プロデューサー、セルジュ・ゲインズブールの最高傑作

今朝、ジェーン・バーキンがなくなったということをニュースで知った。
昨夜、彼女の娘シャルロット・ゲインズブールが取ったドキュメンター「ジェーンとシャルロット」が日本でも8月に公開されるという記事を読んでいたところでした。。
ジェーン・バーキンと言えば、やはり世界中で放送禁止になった「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」でのセルジュ・ゲインズブールとのデェットが僕の出会いでしたが、エルメス社の社長が偶然飛行機でバーキンと隣り合わせた際、バーキンが籐のかごに無造作に物を詰め込んでいるのを見て、何でも入れられるバッグをバーキンに贈ったものが「バーキン」であり、
東日本大震災の時にはいち早く駆けつけて、チャリテイライブや募金活動をしてくれたのも彼女でした。
セルジュとの音楽や映画の印象が強いわけですが、彼女はイギリスの生まれで、
“スウィンギング・ロンドン”時代のトップ・モデル。イタリア人、ミケランジェロ・アントニオーニの初の英語作品「欲望(Blow-Up)」(ヤードバーズが出演し、ジェフ・ベックがギターを壊していたり、ハービー・ハンコックが音楽を担当している60年中盤のロンドンを描いた作品)にもモデル役として出演し、ジョージ・ハリソンが音楽を担当したサイケデリック映画「不思議の壁(ワンダー・ウォール)」主演した後にフランスに渡ったわけです。
でもやはりセルジュ・ゲインズブールとの共演やプロデュ―スが彼女の”モデル”としての魅力を特別なものにしたことに違いなく、深夜放送で観た「ガラスの墓標」〈原題:Cannabis(大麻)〉のカッコよさは忘れられません。彼女はプロデューサー、セルジュ・ゲインズブールの最高傑作でもありました。

 


https://youtu.be/gzqJ83fbhQw

このシングルは昔 新婚旅行で行ったベルギー ブルッセルの蚤の市や中古レコード屋で大量に見つけ、お土産として買って来たものの一つ。


ご冥福をお祈りします。

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