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ベルリン天使の詩+オノ・セイゲン
ヴィム・ヴェンダース監督作品「ベルリン天使の詩」が、4Kリストアされたときにリマスターを担当したオノ・セイゲンさんが映画館の音響をも担当されるというので観てきました。ここ新文芸坐は5・1サラウンド仕様なので、素晴らしい音響でした。
1987年公開時に観て以来でしたが、ただカッコよかったという映像とイメージの記憶は、あるもの、今回観て、ほとんど内容を覚えてないことに気付きました。当時はミニシアターブームの全盛期、皆さんこぞってアート系の映画を観ていましたが、まだ20代前半。わかるわけありません。
今回、発見した事は2つ。まずあまりにも美しいモノクロは、引退同然だったカメラマン アンリ・アルカンをヴェンダースが引っ張り出してきたそうで、この人はジャン・コクトーの「美女と野獣」を撮った人。
そして、もう一つは、西ベルリンの街並み。壁を隔てた東ベルリンの広告も一切ないモノトーンの街並みと対比した 荒涼とした中にも建物のポップなペインティング。上映後は、オノ・セイゲンさんと湯山玲子さんのトーク・ショー。
当時は皆さん よく分からずこの辺の映画を観てたんだなってホッとしました。
エンドロールには、「ヤスジロー、フランスワ、アンドレイに捧ぐ」。もちろん、小津、トリフォー、タルコフスキーの事ですね。
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