JIBUNSHI
年下の二宮くん似の音痴な子
自身が20代後半の頃、年下の男の子とお付き合いしたことがあった。
20代半ばにレゲエのDJと付き合っていた?後は、仕事の休みがほぼゼロになっていったので合コンや恋愛やらにうつつを抜かす暇がなかったのである。
その子は当時よくアフターで使っていた、レジーナのスタッフだった。
出会った頃はまだ21歳かそこらで、なんて若いんだ、とお姉さんのような目で見ていた。
嵐が爆発的な大人気の頃で、少し二宮くんに似ていると話題になっていた。
かどちゃんとの出会い
社長が「面白い子がいるよ」と言ってアフターの後いつものように残ってミーティングをしているときに紹介してくれた。
「この子、カラオケ超音痴なの」
社長はその子に嵐を歌わせた。
なるほど、、、確かに音がところどこと外れている。
わざと?ではなさそうだ。
その子はかどちゃんと呼ばれていて、親がこのお店の出資オーナーで、その繋がりでここで働いているみたいだった。
私は年下で頼りなさそうな子を見るとどうしてもお姉さん風を吹かせて妙にちょっかいを出したくなってしまう性質がある。
話しかけやすいからついつい、いつもかどちゃんに注文したり話しかけたりするようになった。
しばらくして、社長から「かどちゃんんがMI8のこと好きだって言ってるよ」と言われた。
なんとなく、好意を抱いてくれていることはわかっていたが、お姉さんと弟、という関係だと思っていたので、言葉にされると恥ずかしいような気がした。
その日から私はかどちゃんを“男性”として意識するようになった。
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