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プロセスの可視化

昨年末からとある研修に出ていて、今週末が最終回ということで、発表課題があり、準備している。これまでに何度か、アイディアをまとめたものを提出する課題もこなしてきた。テーマは、現場の課題解決のための具体的対策、だ。

わたしの場合、研修のテーマに関することをじぶんの現場に導入したいと考えたので、課題を通じて、現状把握、情報収集、導入可能性の検討、運用方法の検討、をすることにし、今まで進めてきた。そのプロセスを可視化したものを、発表しようとしている。

今まで、テーマの定義を探ったり、そのテーマを扱っている他の現場の事例を見て応用できないか検討したり、現場に導入するのに何を削るか考えたり、してきた。今は運用方法の案を考え中だ。準備に使える時間は明日のみで、発表準備はぎりぎりになってきており、すこし焦っている。

現場をよりよくするために、このようなPDCAは無意識に行ってきた。わたしの仕事は、年間をいくつかのフェーズに分け、フェーズの中で業務を完結させる。なので、フェーズが終わったあとに振り返りを行って、次のフェーズへと進むようになっている。各フェーズの中で行うことは、基本てきに変わらない。

フェーズ内の業務をやっては反省し、改善していくことで、だんだんとよりよいものになっている。よりよいものにするだけでなく、世界の流れや業界のトレンドに合わせて、いいものでもばっさりカットしていく。

しかし、いままでこのようなことは、自然と、頭と手持ちのメモの中でのみ、行っていたのだが、この課題ではいちいち可視化させなければならない。つまり、いろんな資料にあたって得た定義やケーススタディなどの情報をより精査し、ほんとうに必要なものだけを拾い集めて、じぶんなりにまとめ、提出しなければならなかった。なので、通常よりも時間がかかる。

いつもより時間がかかるのは、すこし面倒だ。面倒なことをしているのだから、何か得るものがないと損だ。じゃあ、時間をかけることでよかったことは、何だろう?

1. テーマに関する定義や、じぶんの業界のトレンドが「丁寧に」インプットされた。(課題じゃなかったら、さらっとしか文献を読まず、あたまに残らなかったかもしれない)

2. 提出や発表を念頭に、言い換えると、相手にわかりやすく伝えることを意識して、現場を見つめたので、より客観てきな視点で現状把握ができた。(今の現場に入って2年半だが、このタイミングで、いい意味でじぶんと現場の間の距離が取れた。距離を取ったら、現場にある問題や課題が冷静に見られて、改善について考えられた。距離が近いと、改善にまで手が回らないんじゃないかとおもう)

3. いい発表にしなければという気負いが、より多くのケーススタディにあたることにつながり、さらに現場により適当な方法を模索することにつながった。(次のフェーズの質の高さにつながるのでは)

このあたりだろうか。

毎度毎度、今回のようなプロセスの可視化をしていたら、今度は効率化が課題になってしまうだろうが、ときどきは、このような見える化をしてみても、いいんじゃないかな、とおもった。ほんっとに面倒だけれども。よりよくするために、1年か2年に1回は、プロセスの可視化をやったほうがよさそうだ。また一つ、勉強になった。

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