ユンギさんこと



それは私がユンギペンを自覚(自白)
する少し前だったと思う。
仲の良いナムペンのお友達に
「ユンギさんのどこが好き?」と聞かれた。

今よりもっとユンギさんを見ていた時間が少なく、見れていないものが多かった私は(今もそう)全然上手いこと言葉が出てこなかった。
確かにユンギさんのことを見て、音楽を聴いて、言葉を読んで、
何度も何度も胸が熱くなったはずなのに
その熱はまったく言語化されずに
私の頭からスルスルと逃げていってしまった。

ユンギさんの魅力って難しい。
音楽や言葉が主軸にあって、
それにプラスして表情や声色や温度感みたいな、
彼をじっくり見つめて初めて漂ってくる微かなものと共にある気がして。

でもそのニュアンスの部分を言葉にしようとすると、何故か陳腐なものに聞こえてしまう。
その日もあれやこれやと言葉にしたそばから
「リアコ製造機」的なまとめになってしまって
すごく、すごく悔しかった。


「リアコ製造機」というその言葉は、
ユンギさんのことを示す言葉として的確でもあり
まったく不十分な言葉でもあると思う。
ユンギさんに対してもそうだし、自分に対してもそうで。
なんだか製造機でライン製造されただけの
そのへんに転がるただの部品の様に感じられてしまう。
(完全に間違ってるわけでもないんだけど)
(そして部品はひとつひとつがとても大切なものだけど)


もちろんそういう側面があるから
そんな風に言われることも多いわけだけど、
私はもっと自分なりにミンユンギに漂う魅力をきちんと言葉にしたかった。
好きなのに、それが出来なかったのが本当に悔しかった。

ユンギさんは難しい。
だって結局本人を見て本人の言葉を聞くのが一番だ。
それくらい本人が本人の魅力を伝えるのが上手い。
そんなことはわかっているのだけれど、やっぱりどうしても言葉にしたい。
そんな自分勝手な私が自分勝手に綴る、
ユンギさんのことです。

※すべては私がユンギさんを見て、言葉を聞いて感じたことの感想です。答えはユンギさん本人の中にしかないし、本人を貶める意図や決めつける意図はもちろんありません。あなたの中にいるユンギさんを否定する意図もありません。




見る人によって変わる色


ユンギさんは自己プロデュースが上手な人に見える。
それなのにとても正直で、嘘がない人にも見える。
自己プロデュースというのが
自分ではない虚像を積み上げていくことと
イコールでは無いんだろうけど、
そのふたつを同居させた上で
さらに自然体を感じさせることが
なんだか私にとってはすごく不思議で
目が離せなくなる。

見せ方を熟知しながら行動しているようで
ふとした瞬間に漏れ出る
自然体な姿や天然な仕草に狼狽えてると
気付いた時には心に住み着いている。
風貌ももちろん猫みたいではあるんだけど、
そういう、こちらが翻弄されているうちに
気付いたらそこにいる。
そんなところが本当に猫みたいだなと思う。
見た目も心も猫みたい。
ユンギさん、猫みたいですね。(しみじみ)

そして
ユンギさんの猫っぽさは"きまぐれさ"よりも、
"心の動きの掴めなさ"にある気がする。
こちらから見ると"きまぐれ"にとれる部分にも
本人の中には筋が通った理由がありそうで、
それでもその手の内を見せてくれない頑なさや、
逆に柔らかさ故に意外と色んなものを取っ払えてしまう軽やかさも持っている。
それは"きまぐれ"とは少し違う気がする。


おまけに手の内を見せてくれないその態度は
こちらからすると"ツン"にも感じられるし
照れからくる"デレ"にも感じられる。


同じ行動をしているのに
見る人によって無限に色を変え
見る人に合った形になってしまう。
(ように見える。きっと本人はそれが自然体。
ずるい)

その辺が「リアコ製造機」と言われる所以なのかなと思った。
寄り添ってくれてる気がしちゃう。
フィットしちゃう。柔らかい人。


本当に不思議な魅力がある人だなと思う。
私はユンギさんの、そういう不思議で掴めないと思えるところがとても好きだ。

優しさもかっこよさもかわいさもたくさん持っていて
そこも大好きだけど、
私から見ると不思議な人で
ずっとずっと追いかけたくなる。
見ていたくなる人なんですよね。




無頓着


ユンギさんて
案外自分に無頓着な部分があるなと思うことがある。

それと同時に、"アイドル"という仕事を理解し
それを全うしようとしてくれる人だなとも思う。
そんなところが本当に格好良くて
かわいくていじらしくて、堪らない気持ちになる。
きっと、そうやってずっと歩んできた人が
ユンギさんという人なんだなと思う。


無頓着な部分が垣間見えると、
これまでいかに"アイドル"というもので
自分をプロテクトしたり
逆にそれを味方につけたりしながら
心の中の野心や目指すものを成し遂げようと
ギリギリの所に立って邁進してきたのかが分かる気がする。

もちろん"アイドル"でいることで
かっこいいと言われる心地よさだったり
自分を演出していく楽しさだったりも
あるのかなとは思うんだけど。


でも森2の時なんて本当にずっと、ずっっっっと
髪の毛がぐしゃぐしゃのふわふわだったじゃないですか。
この人は人前に出る仕事がなかったら
ずっとこれでいいやって人なのかな?
と思って、改めて胸がぎゅっとしました。

あと、いつもTシャツの襟ぐりが伸びてるのはなんで?
純粋に気になります。普通に、なんで?
なんでなの、ユンギさん。


そんな人が何パターンもセルカを撮って、
一所懸命フィルターを使ったりして、
その上2パターン仕込んだりタイミングをはかったりしながら「トイン」とか「暑い」なんていうメッセージを添えて、
世界中のARMYにプレゼントしてくれるんですよね。

ユンギさんみたいな人がそんなことをしてくれる。
そんな甘く痺れる愛のプレゼントがあるだろうか。
無頓着が垣間見える人だからこそ
その甘さにやられてしまう瞬間がたくさんある。
一生懸命な甘さ。愛に応えたいという甘さ。
ユンギさんの甘さは格別に甘い。




明るい人


ユンギさんが、
確かAgust Dがでた時の雑誌のインタビューで
「僕も明るい方だけど騒々しいのは好きじゃありません」
て言ってたの。

それ読んだとき、確かにユンギさんて
物事の捉え方は基本的に前向きだし
上昇志向だし、人に対してもフラットで、
静かだけど全然暗い人では無いんだよなって納得した。

本当に真っ直ぐ話す人だなって思った。
私も騒々しい所に積極的に入っていくタイプじゃないんだけど
それでも"明るいです"って言っても良いって事に気付いて
なんだかヒョイッと心が軽くなった。


ユンギさんの話してくれる言葉は不思議で、
時にこうやって無意識に
背負い込んでいた荷物を降ろしてくれたりする。
そして、
物事が腑に落ちた瞬間みたいに
なるほど、と納得した時みたいに
ストンと好きにさせてくる。
ときめきというよりも発見。
そんな恋。

冷静で、やさしくて、広い心。
なんだかキャッチボールが上手そうだな。
ちょうど良いところに投げてくれそうだな。
くれそうなだけで下手くそでもかわいいから、
それはそれで大丈夫です。




GQの写真を見た時の感動が忘れられない


美しくて、美しくて。
ごめんなさい、この言葉を使うべきかわからないけど
神様を見たような気持ちになった。

でも
こちらがどんなにその美しさに圧倒されていても
そんなものは意に介さず
そこにミンユンギとしてただ立っている、
ただ佇んでいるようで。
とにかく胸が震えて
その日はずっと炭酸水のように
心がしゅわしゅわとはじけ続けてしまった。
どうして良いかわからなかった。


それでもユンギさんのことを考えたくて、
ユンギさんの"魅せる"ということに関しての
プロとしてのプライドに想いを馳せたりした。
(たしかブイラでこの時期すごく絞っていたという発言があった)

前述したように、森2のユンギさんはずっと
「そこまで見せてもらって良いんですか?」というくらいに
ぽやぽやもちもちとしたユンギさんだったわけですよね。
綿毛みたいでかわいかった。

そのことを思い出しながら目の前にある美しさを見ると、また胸がぎゅーっとした。
その振り幅が大きければ大きいほど
私たちの間にあるものが何か特別な関係に感じられて。嬉しいような、申し訳ないような。
それでもユンギさんの中で
"見せる"と"魅せる"を使い分けながら
アイドルとして居続けてくれる姿に
彼の生き様を見たような気がしたんですよね。

きっと私たちとのその特別な関係は、
彼が"死ぬまでBTS"でいる限り、
そして私が好きでいる限りは継続されていくんだ。
そう思いました。


それってなんというか、
なんでもないような顔をして、
自分の為であるかのような顔をして
全部をくれるみたいな、そんな行為だと思う。
そんなことを思って、もう本当に
一日中ユンギさんのことが頭から離れなかった。
好きだけでは全然足りなかった。
忘れられない日になった。




たくましい人


ユンギさんていろんな意味で
たくましい人だなと思うことがよくある。

転んでもただでは起きない、
みたいな感じもあるし
自分がいる場所に合わせて
自分自身をフィットさせながら
虎視眈々とその時をうかがえるような。
そしてそのための手段があるならば
やってみることに躊躇がない(なくなった)ような。

彼の甘く、重い愛に感じられる言葉は
もちろん彼のARMY達への純粋な愛情からきていることに
嘘も間違いもないと思う。
ただ、彼のもっているそういう気質から
積み重ねて努力してきたことで生まれた部分もあるような気がしていて。
愛情深い人という他にも、
どこまでも冷静で自分のやりたいことに
正直に向かっていく人なんだろうな、とも思う。
そんなところがかっこよくて大好きで
いつまでも背中ばかりを見ているようでなんだか同時にさみしくもある。
(勝手に、本当に勝手に。)

でもそれは、冷徹な人ということでは無い。
いつでも冷静でいることって凄いことだと思うし、
いつでも冷静でいながら示される愛情は
情熱的に愛を示す以上に難しくて重い愛情な気もする。
そしてそれを維持できるだけのたくましさを
これまでの道のりの中で努力して得てきたのだと思う。


なので、彼のARMYへの愛の言葉を聞いた時に
ただ単純に"愛情深い人だな" "甘い人だな"と思えなくって。
その"愛"の形を手に入れるまでに、
行き着くまでに歩んできた道のりを考えて
少しだけ泣きたくなったりもするし
何度も何度も心が震えて、本当にかっこいい人だなって思ったりもする。

情熱的で冷静で、熱くてひんやりした人。
静かに燃える、魂を大切にする人。
そんなイメージです。




私の好きなユンギさん


なんだか本当に勝手なことばかり言ってしまった。

なので最後にユンギさんのことが好きだなって思った瞬間をたくさん思い出して締めくくります。
大好きです。ユンギさん。



ブイライブ中に顔にほこりが付いて
それを指で取って
「ほこりだ」って教えてくれたユンギさん。

タリョラでゲームをする時に
たびたび大人げなくなるユンギさん。

バスケをさせると
すぐにモテてしまう(私から)
ユンギさん。

お弁当を食べるブイライブで
ミント髪して生意気そうなのに
食べ方のマナーについて力説してたユンギさん。

BT21ができるまでの時に
ずっと不安そうに
でも一所懸命に絵を描いてたユンギさん。

ダンスを踊るときの
運動神経の良い男の子!
って感じのユンギさん。

タリョラのイタリアンシェフ回で
お兄さん直伝のステーキの焼き方を褒められ
嬉しそうにはにかむユンギさん。

バキギメ黒スーツのブイライブで
「これはパジャマです」って
全然面白くないギャグを言ったユンギさん。

大吹打で
すべての人間を黙らせる
本当にかっこいいユンギさん。

お母さんからもらったマフラーを
ぐるぐる巻きにしていた
若かりしユンギさん。

ボンボヤNZで
辛いコーヒーになったとき
全然怒らなかったユンギさん。

ホビがどんな存在か聞かれて
「ビタミン」て答えちゃう
かわいいユンギさん。

ナムジュンさんに対して
尊敬するリーダーですって
いつも言うユンギさん。

誰かが呟いただけの疑問まで拾って
わざわざスマホで調べて
うんちくを披露するユンギさん。

ボンボヤマルタで
散々グクを付き合わせておいて
さっさと帰るユンギさん。

森1のレコーディングで
誰よりも楽しそうで
誰よりもからかわれていたユンギさん。

自信があることとか
先に経験したことがあると
恥ずかしげもなくドヤッとなるユンギさん。

機嫌が良いときには
鼻歌を歌うユンギさん。

大きい口で
食べ物を頬張るユンギさん。

ラジオが好きなユンギさん。

ブツクサ言うユンギさん。

一途にドクロを愛するユンギさん。

自撮りがかわいいユンギさん。

寝癖がすごいユンギさん。

きれいでかっこよくてかわいくて
それを私たちに見せてくれる
そんな人生を歩んでくれているユンギさん。


まだまだあると思うのに
こういうときに思い出せないな。
私の中の大切なユンギさん。

彼らのことが好きになって一年。
ユンギペンの宣誓をしてから数ヶ月。

まだまだ知らないことや
見たことのないユンギさんばかりだし
これからも新しいユンギさんをたくさん見せてくれることでしょう。
それだけで、もう胸がいっぱいです。
それだけで感謝してもしきれないし
好きの言葉だけでは足りないし
明日も明後日も、ずっとずっと大好きでいたいです。

大切にしたいなと思います。



明日はお誕生日、
彼の国の言葉で言えばセンイルです。
ユンギさんが大好きなライブの前日でもあります。
きっと楽しみでわくわくしながら
約束通り私たちに会いに来てくれるのでしょう。
そんな嬉しそうな顔を見るのが楽しみです。

大好きです。
本当に。
この気持ちを抱きしめて
明日を迎えられる幸せを噛みしめますね。

ハッピーバースデー イブ。
ミンユンギという人に出会えて幸せな私より。

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