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noteを書く理由 2024.5.19

改めまして。
いつも日記を読んでくださる方、スキしてくださる方、フォローしてくださっている方、本当にありがとうございます。
ここ何年かは自分の隠れた気持ちやプライベートを他人に向けて文字に起こすことがほぼなかったので、自分以外誰もいない洞窟でずっとうろうろ彷徨っているような感じだったのですが、noteをはじめてからちょっとランタンを手にしたような感覚だったり、同じ洞窟の中で他の人の生きている跡を見つけたりというような感動を味わったりしています。

わたしは綺麗なもの、純朴であり同時に複雑なもの、不思議なものがたぶんとても好きなのですが、日常の出来事や自分の感情と記憶を綴る中で自分でも気づいてなかったそれらを手繰り寄せることができるような気がしてnoteを続けています。
そして、皆さんが書いていることを読むときも、何かを手繰り寄せたような感覚を強く抱きます。
他人の書き言葉(特につぶやき系のSNSでみられる短い言葉ほど)に触れたとき、そこに良い・悪いや快・不快を簡単にはめてしまえる時代になったなと個人的に思うのですが、できればわたしはその人が伝えたい一番大きい部分に想像をめぐらしながら、その人のことが理解できなくてもその人が感じたこと、文字に起こすほどに見つめたことを尊重できる人間になりたい。
それができるようになるには色々と能力が足りないのですが、noteは少なくともその気持ちの手助けになってくれました。
単純に言葉をはめたりすることの利便性、生きる上での円滑さってあると思うのですが、ややこしい道を5年くらい彷徨ってみたいなと思います。

ここに辿りついてくださった方、色々雑多な日記ですが、どこかの記事の何かの言葉がもし引っ掛かるようなことがあったらアクションをいただけますととても嬉しいです。

お世話になっている方にアドバイスをいただいたので、自分が普段だったら言わないでいることを書いてみました。
この下はいつも通りの日記です。


5月17日(金)

3度目のポテンツァをしに皮膚科へ。
前から気になっていた内服薬治療をすすめられ、その適応があるかどうかを血液検査で調べなければいけないらしく、採血してもらうことに。
わたしは血管が細く血圧の低い、おそらく採血し辛い腕なので、久しぶりに失敗がありました。経験上、腕を揉まれ始めたら失敗の合図です。
やり直しになり、再びの採血。ポテンツァも痛いので、ぐったりしながらクリニックを出ました。
(でもこのクリニックはいつも信頼できる対応なので、とても気に入っています)
施術後で顔が赤くなった状態ですっぴんなので、いつもだったら素早く家に帰るのですが、あまりにもお腹がすいてしまい飲食店へ。
注文してぼけっと待っていたのですが、昼時も過ぎた頃なのに30分くらいたっても食事が来ない。
どうやら注文が通っていなかったようで、色々な店員さんが謝りに来たり、水やらお茶やらを注いだりしてくれたのですが、わたしはダウンタイムの顔が気になってしまってそんなに次々来てくれなくていいよ〜という気持ちでした。
特に30.40代くらいの女性の店員さんがとても気にされていて、何度目かの謝罪の後に「怒らないでずっと待っていてくださってありがとうございます」と言われました。
帰りに駅で、どこかのおじさんが切符をなくしたらしい連れのおじさんに、「俺は切符を買ったらここにしかいれないの!」と言いながらシャツの胸ポケットをびろーんと引っ張っているのを見ました。
幸い私もその日胸ポケットのある服だったので、おじさんの教え通り切符を胸ポケットにいれて電車に乗りました。(そもそもなんで切符なのかというと、数日前から定期が見つかりません。どうしよう。涙)
採血やら注文やらがうまくいかなかった日だけど、全然ついてない日だなとか思わなくて、そういう自分の気持ちに安心しました。

5月18日(土)
しかし、やはり前日疲れたのか、この日は満足に活動できた時間が極端に短い残念な日。
夜、大学の頃の恩師から久しぶりにメッセージをいただきました。わたしの前の職場(大学)の先生が亡くなって、追悼の会に出席するため私の前の職場まで出向いたとのこと。
「若い友人が逝ってしまうのはこたえます」とメッセージは結ばれていました。
わたしは亡くなった先生と心を通わすような関係にはなれなかったのですが、その先生のふらふらしたような歩き方、新卒で配属されたわたしの係まできて「何か困ったことがあったら言いにきて」とすごく小さな声で言ってくれたこと(おそらくわたしの恩師に頼まれて)をぼんやり思い出したりしました。

5月19日(日)
前日家で仕事が捗らなかったので、出勤することに。
先日ものすごく久しぶりにヴィレッジヴァンガードに寄り、そこで角度によって見え方が変わるポムポムプリンの缶バッジを買って、それをリュックサックにつけているのですが、行きの混み合った電車の中で小さい女の子がずっとその缶バッジを見つめていて、嬉しかったです。
ぼけっとしたポムポムプリンだけの絵が、角度をかえるとお友だちの小動物に囲まれた笑顔のポムポムプリンになるのです。
ちなみに、角度によって絵が変わることをレンチキュラーというみたい。(わたしは人生で初めて知りました)

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