カエルの冒険

コラム

「今日もなんだかムシッとするな〜」
そう思いながら朝目覚めて、ベッドから起きた。
9月だというのに、なぜだかとても蒸し暑い。

急いで朝の支度をし、
「いってきまーす。」
家族へ挨拶をしたら、
急いで車へ乗り込む。

今日も1日が始まる

車の運転席へ座り、
エンジンをかけると、
なんと目の前にいたのはカエルくん。

カエルはなんとも言えない表情で
こちらを見ていた。

出発してしまったので、
そのままケロくんと仕事へ出かける。

ふと思ったこと、
仕事へ行く時に、
今まで誰かと共に、時間を過ごしたことはなかったな、と。

誰かと一緒に時間を過ごせるって、
とても幸せなこと。
それがたとえ、カエルだったとしても。

車から降り、仕事場へと向かう。
口角が上がるようだ。

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朝礼が終わり、再び車へ戻ると
そこにはもうケロくんの姿は見当たらなかった。

ケロくんは慣れない土地へ旅立ってしまったようだ。

無賃乗車のケロくん、今はどこへいるのだろうか。
また会える、その時まで。さようなら。





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