同じことをやっても勝てない

期待を裏切ること、おい!と突っ込まれること。世の中ではあまりよしとされていない気がする。もしかしたら、違う世界があるのかもしれないけど、ぼくの知っている世界では少なくともそうだ。もちろん、ネタ的なところは別だ。

でも、今ぼくはここを目指している。あくまで趣味の範囲だ、今はまだ。

短歌や140字小説を毎日書いて(作って)投稿して他の人のを読んでみて気づいたことがある。たぶん、世の中にあふれている多くの記事がそうなんじゃないだろうか。あまりにも似通っている。

ハッピーエンドでもバッドエンドでも、恋愛でもそうじゃなくてもよくありそうな光景が目に浮かんでしまう。いわば普通だ。誰にでもかけるであろう、そういうものばかり。もちろん、作品がよくない、と言いたいわけではない。

なんだか、ふんわりしたものが好まれ、読者に余韻を残すものが評価が高いことをわかった上で作っているのだろう。もしかした、作者の好みかもしれない。でも、なんであれ、目に触れる作品は似通ったものばかりだ。

そのなかで同じものを書いてもぼくは埋もれるだけだ。それでは、なんのためにやっているのかもわからない。やるからには、埋もれない作品を仕上げたい。だから、みんなの常識や当たり前のことを覆すようなものを書きたい。

「きらきらひかるな」と歌人の木下龍也さんが言っていたが、まさにその通り。誰にでも考えつく表現は使わない。

おい!と突っ込みたくなるような作品、予想を裏切るような作品を作ります。それが、仕事でも活かせるようなれば、ぼくは一歩進めるはずだ。

こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。