庵野秀明展、1回目。
話題の庵野秀明展(国立新美術館)に、先日(平日)、行ってきました。
公式サイトや、
レポート記事や、
早々に行かれた方々のツイート等から、事前に情報収集。
一部を除いて概ね撮影OKとわかり嬉しかった一方、膨大な展示量のため、しっかり観ようとすると4〜5時間ぐらいかかるかも知れないことを懸念しました。
当日、そこまで時間が取れない予定だったことや、集中力を考慮し、いったん今回観るもの撮るものを、思い切って自分の関心度が高い
・歴代特撮作品の造形物
・『シン・エヴァンゲリオン劇場版』第3村ミニチュアセット
に絞り込むと決定。
いざ会場へ。
以下、コンデジ・スマホで撮った写真を混ぜて、展示順とは関係なく、3パートに分けて掲載します。
(ブレ・ボケ含むのはご容赦を)
1) 『シン』3作、夢の共演
展示順では、ほぼ最後、記念撮影コーナー的に配置されている箇所です。
2016年公開『シン・ゴジラ』、
コロナの影響で「2021年初夏公開」から「公開日調整中」になった『シン・ウルトラマン』、
「2023年3月公開」の『シン・仮面ライダー』。
会社の枠を超え、3大特撮キャラクターが並ぶというのは、実は凄いこと。
それを実現した庵野氏の偉大さを再認識します。
いずれも良いですが、幼少期に一番人気だった「旧1号」イメージに近いライダーに、特に惹かれました。
カラーリングに加え、首と後ろ髪が見えていることに、グッときます。
近くのコーナーには、造形物や、
製作発表のときに目を引いたビジュアルもあり。
会場入口には、素晴らしい笑顔も!
3作とも、各コーナーでシナリオが展示されています。
公開前の2作、中身を透視したくなったのは言うまでもありません。
期待しています!
2)すばらしき特撮造形の世界
ここから、実際に特撮作品に使用された造形物です。
多数、展示物のある『シン・ゴジラ』からは、最も目を背けたくなるようなこれを。
2006年版『日本沈没』からは、庵野氏デザインによるこれを。
2006年版『日本沈没』に自分が勝手に期待して叶わなかったものを、10年後、『シン・ゴジラ』が何倍にもして満たしてくれたと感じたことから(いずれも監督は、樋口真嗣氏)、同じ会場で両方の造形物を見られることに感慨深いものを感じました。
久々に両作品とも観たくなってきます。
以下は、庵野氏が作り手に回る前に観てこられた作品より。
下手な説明は省きます。
以上、全展示物からすると、ごく一部です。
こういったものの保存・修復などが、志ある方々によって継続されていることには、ただただ感謝の念を抱くしかありません。
造形物でなく実物ですが、庵野氏の実家にあったというミシンも、ここに並ぶのが相応しい気がします。
『シン・ゴジラ』でコピー機が兵器に見える的なコメントを読んだことも思い出します。
3)第3村ミニチュアセット
最後は、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』検討用として作られた第3村ミニチュアセット。
NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀 庵野秀明スペシャル』で存在を知り、いつか見たいと思っていたものを見られました。
サイズも仕上がりも想像以上です。
正直、まだまだ撮り足りません。。。
最後に
今回一番印象に残ったものを挙げるなら、この1点。
確か中学時代に描かれたという油彩画です。
色使いの大胆さに加え、家屋、橋、船、煙突等の描写に引きつけられます。
複製画までとは思いませんが、もしこれのポスターが売店にあれば、買って帰ったことでしょう。
出口には、このサイン。
遠からず、また来ます!
国立新美術館の外側も、良い感じでした。