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出産前の引きこもり時期に読みたい本

コロナで引きこもる日々が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか。私は、生後4ヶ月の長男をあやしながらNetflixとYoutubeをみる日々です。

今まさに出産準備中の方に向けて、おうち時間の読書のお供になりそうな本をまとめてみました。

どの本も、夫婦揃って読んでおくと産後の連携が取りやすくてお互いラクだと思います。なかなか外に出られないこの時期に、手に取ってみてください。

はじめに:読書は産前がオススメ

「育児情報は産後に調べればいいや〜」ではなく、臨月の頃に、産後1〜2ヶ月後に必要な情報をざっとみておくことをオススメします。

とはいえ私の臨月中はというと「出産 痛み どれくらい」とググったり、キングダム全巻一気読みしたりして過ごしてました……。当時は「赤ちゃんを目の前にしてから、困ったことは都度調べれば良いや」と思ってたんですよね。

しかし出産後は、1〜2時間おきの授乳で常に眠くて、本を読むことは超難易度が高い作業でした。とはいえスマホで検索しても、不確かな情報が多くて逆に不安になったり。「産む前に、育児本とか読んでおけば良かった……」と後悔しました。

そこから様々な本を頑張って読んでみた結果、かなり参考になったのが以下の本です。

つい育児本ばかり読みがちですが、自身の心身のケアについての本も読むことで生活が劇的に改善したので、それらも盛り込んでいます。

妊娠期の激動を励ます本

妊娠すると女性の身体は劇的に変化します。産むまでは不安も多く、心身ともに激動の日々ですよね。

きみは赤ちゃん(文集文庫)は、妊娠の日々が不安な皆さんに送りたいエッセイ。作家の川上未映子さんが、自身の妊娠から出産までを、リアルながら笑える軽やかな筆調で綴っています。

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複数のママからオススメされ、妊娠初期に一気読みし、私もいろんな人にオススメしています。一度読んだ後も、安定期や臨月などに都度読み返し、「このエピソード、今の方が共感するわ」と何度も励まされました。

赤ちゃんを知るための本

育児本は沢山ありますが、我が家は以下の3つを主に参考にしています。

ちょっと理系な育児 母乳育児篇」(京阪神エルマガジン社)
研究者として働く著者が、WHOガイドラインをもとに授乳についてまとめた本です。そもそものおっぱいの仕組みや授乳の正しい姿勢、パンパンに張る時の解消法など、産まれてすぐに悩むことがスッキリまとまっています。(母乳育児篇とありますが、決してミルクを否定する内容ではありません)

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人気ブログの中から母乳に関する内容がまとまったものなので、ブログを読んでもOKです。ただ私は、毎回スマホで記事を探すことが産後の疲れた脳に辛くて、本を購入。

母乳に関する情報はネットに散在してますが、古かったり怪しかったりするものも多く、取捨選択に疲れてしまいます。コレ1冊だけを見ると決めたら楽になりました(結果、かなりアレンジしてますが)。

赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」(かんき出版)
いわゆるネントレ(赤ちゃんが夜泣きせずしっかり寝るためのトレーニング)の本です。古いものから最新まで何冊か読みましたが、これが一番さらっと読めて、厳しすぎず、図が分かりやすくて見返しやすいなあと思っています。

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ネントレが本格的に始まるのは3ヶ月くらいからですが、新生児期の過ごし方も書いてあるので産前に読んでおいて損はないです。

育児の百科」(岩波文庫)
NHKの特集で話題となった育児本。ちょうど放送された時期に産んだということもあり、両親が買ってきてくれました。

全部で3巻の厚い本ですが、時期ごとに章が別れているので、産前は生後1ヶ月までの章だけ読めば十分です。

病気や授乳の方法などが書かれたいわゆる育児書ではありますが、その内容自体は古い情報が多く、自分で取捨選択する必要があります。

それ以上に価値があるのは、著者の松田先生の愛に満ちた優しい言葉。「大丈夫、肩の力を抜こう」とベテランの先生が教えてくれることで、気持ちがとても楽になりました。何から何まで不安な新米の親にとって沁みる文章が詰まった宝物です。

産褥期のからだをいたわる本

産まれてからの1ヶ月、身体はあちこち痛く思うように動かず、メンタルも不安定(なぜか夜明けの授乳で涙が止まらないなど)な状態が続きました。

そんな時に読んだのがこの本。産んだ直後から役に立つ心身のメンテナンス情報がまとまっており、産前にざっと読んでおくことをオススメします。

産後ママの心と体をケアする本」(日東書院)

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産後すぐにできるエクササイズなどが多く紹介されていますが、後半に紹介されている心のケアに関する特集や、産後の部屋づくりについてのページが特に参考になりました。

パートナーにもオススメな本

産後クライシス」(ポプラ新書)
既に読んだ方も多いかも知れません。私は”産後クライシス”という言葉は知っていましたし関連するweb記事は読んだことがありましたが、この機会に初めて新書を読みました。

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本書を夫婦で読んでみると「危機を回避するために、産後はどう過ごせばいいだろう?」と話し合っておくキッカケになると思います。

我が家の話ですが、読んでみて「つまり夫の子育てレベルが妻と大きく乖離しなければ良いのかな?」と思い、里帰り出産ではありましたが、産後に夫に10日間くらい実家で一緒に新生児のお世話をしてもらいました。

これにより、夫がオムツ替えや寝かせつけなど基本的なことを一通りできるようになり、良いスタートダッシュが切れた気がします。

本書に限らず、夫婦で話し合うキッカケを色々作るのは大事だなあと思います。産後落ち着いたら「ふたり会議 産後編」もオススメ。

【番外編】「結婚アフロ田中」(5・6巻、ビッグコミックス)
ちょうど子供が産まれてしばらくしてからバズっていたこちらの話。

「これはまさに今の我が家やん」と、かなり共感。

アフロ田中も今まさにパパになったばっかりなんです。出産や夜の授乳、予防接種など、赤ちゃんとの日常の描写が超リアルかつ面白くて、本当にオススメです。私たちの二次元のパパ友、それがアフロ田中。出産と新生児期は5巻、それ以後の成長は6巻で読めます。

おわりに

色々な本を挙げましたが、産前に読んだとしても、全ての内容を覚えていられる人は少ないのではと思います。

ただ、産後で心身ともに限界の中でも「そういえばあの本に、こんなことが書いてあったような?」とうっすら思い出せることが大きな助けになると思い、沢山の本を紹介してみました。

知識は力なり。頼れる本を携えて、可愛い赤ちゃんとの生活を満喫してください!

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