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2月29日 大和郡山記(玉田玉山)


今日は師匠が新作講談の現地取材。場所は大和郡山市。僕も同道させていただいた。

JR郡山駅で待ち合わせ。
師匠よりも少し早めについてそのあたりをうろつく。
チェーン店ではないうどん店、チェーン店ではない居酒屋、チェーン店ではない床屋などが並んでいて、いい感じの駅前感。
その中でもチェーン店ではない「横濱珈琲」という喫茶店に入って時間をつぶす。
横濱、と名はついているが、ペチーノ的な、キャラメル的なスカした飲みものはなく、珈琲や生姜湯、焼肉定食などがどっしりと構えている。これもまた好感を持つ。
しかし何故横濱だったのだろうか。大和郡山の手荒い歓迎だった。

師匠と合流させていただいて、街を歩いていく。
ひな祭りひな人形イベントとやっていた。元々遊郭だった古い建物、小部屋ごとにひな壇が飾ってあり、綺麗だった。
進んでも進んでもひな人形部屋、というのは多少悪夢じみているかな、とも思ったりしたが。
合計120人冠者くらいいた。
大臣も4内閣ぶんくらい居た。大和郡山は人材豊富だ。

その後、日本三大稲荷の一つ「源九郎稲荷」に立ち寄り、その後近くの和菓子屋さんの店先に座って「源九郎餅」を師匠からご馳走になる。
看板を見ると「本家」とあった。周りには「元祖」は無かったので、元祖かつ本家という誠実なタイプの「本家」だったと思う。
源九郎餅は、平たい餅に粒あんが入っていて、餅が少し焼かれている、という餅。上賀茂神社の「やきもち」と似たコンセプトだったけれども、こちらのほうが手作り感が強く、餅も柔らかい。とても美味しかった。

次に大和郡山城へ。
筒井順慶や羽柴秀長が納めた城。
僕も信長の野望で何度も落としたことのある城だ。
この城を落とすと猛将の島左近(最初は筒井家に仕えて、最終的に石田三成の家老になって大活躍する武将)が配下になってくれるので、後々の戦いが楽になるのだ。

城の敷地内に郡山高校という高校があって、絶対に頭がいい高校の門構えと雰囲気を持っていて、後で調べると奈良県の公立校でで三本の指に入る超進学校だった。
本当に門構えを見ただけで絶対に頭のいい高校だとわかるので、ぜひみなさんも訪れてみてください。彦根城内にある彦根東高校も超進学校だった気がする。城の中は強い。エリートが集うのだ。藩校的なものが祖だったりするのだろうか。

ちなみに僕の出身高校は田んぼの中にあった。城具合は限りなくゼロだった。
大和郡山城は天守台からの景色が素晴らしかった。
盆地を一望嬉しいな、という感じ。

帰り道、前に師匠と一緒に拝見させていただいた市民劇団の感想などをお話する。
何度も泣きそうになった演劇だったので、沢山お話できた気がする。

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講談玉田家スケジュール↓↓

3月
https://note.com/tamada_gyokan/n/na06a12e94be1
4月
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5月
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師匠・玉秀斎の2020年新作講談リスト
https://note.com/tamada_gyokuzan/n/n95de44e3799b


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