『くノ一歴史文化講談会』に来るべきいくつかの理由 その②

玉秀斎の弟子の玉山です。

9月1日に迫って参りました『くノ一歴史文化講談会』、大変おススメの講談会です。玉田家、たいへん力が入っております。

ここでは玉山がその魅力を紹介してまいります!ぜひぜひご来場くださいね!

紹介その② 立川文庫『猿飛佐助』が聴ける!

感動する講談、かっこいい講談、怖い講談、いろいろありますが、今回師匠が口演する『猿飛佐助』はとにかく、愉快な講談、です。

この講談では、身軽で「武によって世に出たい」円がっている少年・佐助が、信州鳥居峠で武芸の自主トレ中、戸沢白雲斎に出会い忍術を習得、ここで習い覚えた尋常ではない忍術を使って大活躍していきます。

悪人にも事情があって…そんな安手のヒューマニズムなんかはありません。

悪が忍術によって爆散していきます。この勢いがものすごく、僕なんかは聴いているとあっけにとられた末に笑う他無くなります。

また、この忍術と言う尋常ならざる力を描くという尋常ならざる想像力を明治大正の講談師が持っていた、ということに感動をします。

そして佐助は忍術を普通に悪戯に使ったりもします。この悪戯っぷりもまた楽しいものです。悪戯をかけられるのは、大体が仲間の三好清海入道と言う怪力僧侶なのですが、この三好清海入道のやられっぷりも楽しい。最高のやられ役ではないでしょうか。僕はこの三好清海入道が一番のお気に入りのキャラクターです。

また、猿飛佐助が忍術を習う戸沢白雲斎というおじいさんも大変キャラクターが立っています。そのまま亀仙人みたいなおじいさんで、猿飛佐助に無茶な修行をさせて鍛えます、

この『猿飛佐助』は今までワンパターン、とされてきてあまりやり手が無かったようですが、どうしてどうして、ワンパターンどころか、今では考えられない観たことも聴いたこともない講談の物語世界が広がっております。

「ちょっと最近講談飽きてきたな」という玄人の方にもおすすめ。そして頭で何も考えずに、知識を必要とせずに楽しんでいただけるので、初めて講談を聴く方にもおすすめのこの『猿飛佐助』を、当代玉秀斎が現代のセンスで蘇らせて口演するのが、この講談会最後の演目『立川文庫 猿飛佐助 発端』なのです。

ぜひともご来場いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします!

お申し込みはメールアドレス【maruyama4520@hotmail.co.jp】(玉秀斎事務局)です!

ぜひご来場くださいね!

この記事へのコメントでもご予約受け付けています!

明日以降もこの会に「来るべき理由」書いていきますね!こうご期待!

以下公演情報詳細です。添付のチラシもご覧ください!

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『くノ一歴史文化講談会』

日程:9月1日(金) 14時30分開演(14時開場)16時30分終演予定 

料金:2000円

場所:三木楽器 開成館2階

出演:玉田玉秀斎 玉田玉山

☆9月1日は「くノ一」を学んでみませんか?大阪船場でヒーロー忍者猿飛佐助、霧隠才蔵を産んだ講談玉田家。何故船場はヒーロー忍者を生み出したのか。令和の玉田家の総帥・四代目玉秀斎が講演。さらに三代目玉秀斎が作った『立川文庫 猿飛佐助』四代目玉秀斎が口演。客席参加型講談、弟子の玉山の古典講談『般若寺の焼き討ち』も!


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