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7月18日~24日 一週間日記

●7月18日 玉秀斎の勉強部屋
 くそ。一週間に一回の日記がこんなにたまってしまっている。こんなにも以前のことを覚えているわけがないじゃあないか。なんだ、この日は一体どういう日だったか。
青山ビルで師匠の公演。小説家の木下昌輝さんをお招きしてのイベント。前半は木下さんが修羅場読みに挑戦。後半は木下さんがお客様からの御題で即興ミニストーリーを作る。
僕はオープニングで修羅場読みと、質問用紙読みを。質問用紙読みがかなりうまくできていた気がする。シラスでコメントを読んでいるからか、あるいはラジオをよく聞いているからだろうか。繰り返すべき部分とか、師匠と木下さんのリアクションを待つ間、などを確信をもって操ることができた。なかなか気持ちいいものである。
終わってから会食。木下さんから意外な都知事選話を聴くことができて喜悦。
うーん、なかなか覚えているじゃないか。かけるじゃないか。
 
●7月19日 船場トンデモ人物伝
 ああ、この日はいよいよ覚えていない。何があったか。まったくもって。とにかくスケジュール帳には「船場 トンデモ 青山」と記してあるので、師匠と陸奥さんの「船場トンデモ人物伝」があったと見える。陸奥さんが船場の街についての講義をして、そののちその情報をもとに即興講談を語る。僕は講義と即興講談の間、時間稼ぎの講談をする。しかし果たして何の講談をやったのか。まったくもって覚えておらぬ。
ここでしばらくSNSを巡回などしてみてやっと思い出した。三輪陽一さんだ。
三輪陽一さんの演説を聴きに行こうと思って新宿三丁目に言ったら会えなかった話をしたんだった。『玉田玉山物語~三輪候補はいずこ~』」であった。
終わってから会食。一生分のナンを先月ぶりに食べる。生まれ変わったらどんなに食べたくてもナンは食べさせてもらえない。か、あるいはナンに生まれ変わるだろう。
 
●7月20日 神戸あゆみ寄席
 この日の記憶はある。神戸での仕事だった。お世話になっている桂きん太郎師匠からいただいたお仕事。酒蔵の地下にあるスペースでの落語会に前座出演。笑福亭純瓶師匠とご一緒させていただいた。僕は『般若寺の焼き討ち』を。終わってから酒蔵で酒盛り。うまい酒をたらふく飲んで幸福度が上昇したのを覚えている。
 
●7月21日 スパワールド温浴亭
 この日もきん太郎師匠からいただいた仕事。スパワールドの露天風呂で講談。14時と16時の二回公演。林家染吉さんとご一緒させていただいた。僕は『太閤の白猿』と『玉田玉山物語~講談師になるまで~』の二本。暑くて記憶がほとんどない。もうお客さんも露天風呂はひなたがあたるものだから、屋根のあるところに避難していて。どこを向いて講談をすればいいのかわからぬ。
終わってから淀川区民センターにてビッグイシュー講談部のお稽古を行う。
 
●7月22日 休み
 ようやく久しぶりの休みであった。猫と妻と過ごすだけの日である。こういう日が無いとやってられないのが人生である。
昼間から大量のケンタッキーフライドチキンを注文し、酒を飲みながら少しづつ食べていく。食べては眠り、話をして、猫をあやし。夜になる。夜はひたすら僕が「わんこそばを食いたいのだ」という話をし続けていた。酔っぱらってわんこそばに執心する夫に妻は若干あきれていたかもしれない。猫でさえあきれの色を見せていたもの。
 
●7月23日 ビッグイシュー講談会
 淀屋橋の周さんでのビッグイシュー講談会。16時半に会場入りしてビッグイシュー講談部の面々と準備を整える。もうこの人たちは大丈夫。しっかりもので作業のまとめ役がうまい玉玉亭壱秀氏、遅刻しがちだけれど作品主義で毎回講談をしっかり仕上げてくる玉玉亭秀洛氏、完全に芸術家肌でムラがあるけれどはまった時は講談師を凌駕する力を発揮する玉玉亭播秀氏。いいチームだ。
稽古をみっちりやって本番。僕は前座で『玉田玉山物語~屁こき玉山~』を。まくらの黒柳徹子がガンダムみたいやった話のほうがウケた。反省である。
 
●7月24日 帰川崎
 川崎へ新幹線を走らせる。走らせたってことはないか。政見放送大賞、なるわけのわからないシラスをやるためにスライドを準備する車中。そうだ、大体このタイミングで日記を書くのにここで書けなかったからこんな遅くに書くことになっているのだ。ていうか明日も日記を書かなきゃいけないじゃないか。まったくもって大変なことである。
 作業を終えて川崎着。準備を進めて配信。二時間くらい一人喋り。へとへとにはなった。内容をまとめたnoteもありますので、よろしければご覧くださいませ。
といったところで一週間日記おひらき。果たして僕は明日日記を書けるのか。こうご期待。

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