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5月2日~5月8日 一週間日記


●5月2日 講談稽古日
翌日の本番に向けて稽古。新作1本と旧作2本の水曜どうでしょう講談。稽古の方法を変える。やりたいところだけ集中的に何度も稽古をする手法にしてみた。これにした方が僕は集中ができるようで、存外に良い稽古ができた。これを手に入れたのがこの5月最大の成果かも。稽古で5月病をふっとばせ。

●5月3日 八木橋百貨店でのどうでしょう講談
埼玉県熊谷市の八木橋百貨店にて水曜どうでしょう講談を。水曜どうでしょうD陣お二人の前で披露する会。お客様もかなり多く、不安もあったが、前日の稽古が精神衛生を整えてくれたのか、悪くない心持であった。
熊谷は誠に良い気候で、ほぼ完ぺき、といった感じ。
駅で玉木夫妻、横山清正らと合流して八木橋百貨店へ。シラスで講談をレクチャーさせてもらっているY君も手伝いに来てくれていて、百貨店で合流。全く以ていつものメンバー。いいものである。準備を行うが、玉木青は季節の変わり目か少し疲れていそうだったし、横山清正は今の仕事を初めてから一番大きなイベントで緊張感があった。また「もうあかん、絶対滑る、死ぬ」などと周りにこぼして感心を買う、などしたかったのだが、どうにもそういう雰囲気でもなく楚々としているほかなかった、すまして姿勢よく邪魔にならない椅子に座ったりして過ごす。
Ⅾ陣会場入りされて本番。やった演目は『水曜どうでしょう講談~闘痔の旅~』『水曜どうでしょう講談~ユーコン一夜とチームワーク~』『水曜どうでしょう講談~家、建てます~』の三席。
まずまず良い出来だったと思う。終演後、D陣とは熊谷で別れ、東京へと引き返し皆で食事。よくわからない店でよくわからない飯を食べ、少しだけ酒を飲んだ。もっと喋りたい、という気持ちを抱えつつの帰宅。

●5月4日 蔵前、両国散歩
友人連と散歩。昼過ぎに蔵前駅に集合し、蔵前神社、墨田川沿いを歩いて両国橋、回向院、本所松坂町吉良邸などを歩き、清澄白河の居酒屋でたぶん5時間くらい酒を食らい、その後終電あたりまで隅田川のほとりで酒を飲む。
たぶん割とよくしゃべる四人で、尽きない。ずっと喋ることできる。
「これは、間を埋めなければ」という時間が全くないのが嬉しい。あれはきついからな。

●5月5日 台本執筆
絶対に二日酔いになるという予想と絶対に二日酔いにはなりたくない、という気持ちが戦い、どうやら後者が買ったようである。
ヘパリーゼなどもきいたのだろう。午前中から脚本の執筆にかかる。またもや水曜どうでしょう講談であるが、意外とパパパっと書いてしまえた。その後もうゆっくりとチリコンカンを作ってジンソーダを作って飲むなどの日。

●5月6日 シラス配信
Y君を迎えての講談レッスン配信。Y君の修羅場読みが上手くなっていた。Y君は正しい努力ができる人間である。そして正しさを僕の言葉から抽出してくれている。間違ったことを言うわけにはいかない。人を教え、導くというのは難しいものである。
終わってから玉木青、Y君と三人で川崎で酒を飲む。店員が無言でつまみを持ってくる店で「そういうのでいいんだそういうのだ」と嬉しくなる。様々な話を聴いたがY君が存外なる鬼畜性を保持していることを聴かされ、驚く。いつかゆっくり飲みたいものだ。朝まで行こうぜY君。彼はこれを読んでいるからな、ここに書いておこう。

●5月7日 台本執筆
11日の水曜どうでしょう講談会で初演する二本目の台本を書く。
これも割とすんなりかけた。大阪から東京に戻ってきた日とは雲泥の差の執筆力を手に入れている。これくらい様々なことをコントロールできていると強いな、と思う。書きながら台本があらぬ方向に膨らんでいって、思ったより面白くなったので嬉しい。台本を書くだいご味でもあろう。

●5月8日 古い友人に会う。
世界のあらゆるところで仕事をしている公務員の友人に会う。大学以来の付き合いである。この前一龍斎貞司氏と行った新宿の店に行く。近くに末広亭があるので若干緊張する。今披露目公演をやっているのだ。
近況報告をやりあっているうちに横山清正氏も合流し、有害なおじさんになりたくない、という話で盛り上がったにもかかわらず、返す刀でAVの話を声高に話をしている。ろくなものでは無い。しかしその時一番盛り上がる話をするという方針上仕方がないことであった。楽しい時間であった。また死ぬ前の後悔が一つ減った。

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