6月18日 玉田×旭堂きょうだい会後記


朝、友人から勧められたラジオ「さらば青春の光がtaダ、baカ、saワギ」を聴く。

圧巻の下ネタでゲラゲラ(本当にゲラゲラという音が僕から鳴っていた。結構大きい音だった。赤ちゃんなら振り向くし、大人なら目を反らすくらいに)笑った。

最近聴くラジオが増えている。

「講談玉田家ラジオ」を師匠とさせていただいているし、FM千里さんで師匠が代役パーソナリティを務められている「コレラジオキクキク」に出させていただくこともあるので、今までの「ラジオなんて聴いていちゃダメだ」みたいな気持ちから解き放たれてしまったようだ。

ただ楽しくて聴いているし、聴いている時は「勉強になるなあ」とも思っていないのに、なんだか自分の中でラジオを聴くことに正当性が生まれたような気がする。

吉と出るのか、凶と出るのか。

朝10時頃に家を出る。
本町までやってきてカフェに入って作業をする。

今日もマルチ商法の兄ちゃん(この後よりマルチ・兄と記す)が「老後には貯蓄2000万円がいる」という話を大学生にして危機感をあおって何かを得ようとしている。

僕が老後を迎える時代になっても貯蓄2000万円無けりゃあ暮らしていけないんだろうか。
やばい話だ。どうにかしてほしいものだ。
しかし僕はファミチキを買ったり、本を買ったり、本みりんを買ったりして金遣いが荒く、2000万円の貯金ができるとは思えないので、暮らしていくことを諦めるほうが現実的だろうな。爽やかなものだ。

などと思っているとマルチ・兄は
「昔のような終身雇用、年功序列もなくなって社会もどんどん変わっていって」
という話を語る。
社会がどんどん変わる話をする割には「老後2000万円貯蓄必要」はこの先40年変わらない前提で話をするので、この人は錯乱をしているんだろうか。と思って聞き耳を立て続けてしまった。

マルチ兄の名言としては
「僕は頭がシンプル過ぎる」
「僕は同世代とは話が合わない。僕は未来の話がしたい」

などだ。

マルチ・兄は一通り危機感をあおると「また連絡してな」と言ってセカンドバッグを持って颯爽と去っていき、残された大学生二人が「すごかった」「圧倒された」「語彙がすごい」「やばいなあ」などと語り合っていた。

僕はそういうものに勧誘されたことが無い。
勧誘されたら色々と質問をしたいことがあるのだけれど、僕にそんな話を持ち掛けてくる「友達」はいないのだった。
せいぜい圧巻下ネタラジオを進めてくれる友人程度である。

諸々作業の後、今日のきょうだい会の会場である愛日会館さんに入らせていただいて準備。

新型肺炎対策の設えを整えていく。
旭堂南照姉さん、旭堂南鈴姉さん、師匠・玉秀斎が会場入りして開場時間。
雨なのにご予約いただいた方殆どに来ていただけた。ありがたいことだ。

僕も開演前の時間を少し頂いて修羅場読みと、開演後に出番をいただいて「玉田玉山物語 発端」をさせていただいた。

姉さん方の講談は人情味のある話だった。
僕もあんな風に人情を語る日がやってくるのだろうか。僕に人情を語る資格はあるか。

師匠は「立川文庫 真田十勇士 ダイジェスト」だった。
どんどんと変化している。今日は「金八先生」っぽい箇所がたされていた。
更にドラマチックになってきている。

終ってからコメダ珈琲で打ち上げ。

帰宅すると日付変わる間近。
日付変わらぬうちのアップを目指して、今。

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