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5月9日~5月15日 一週間日記


●5月9日 武蔵新城でのミーティング
 7月開催のイベントについてのミーティングを行う。進んでいる企画は「玉田玉山バーに立つ」である。僕が講談会の後に酒を饗するイベントだ。おそらくへべれけになってしまうのだろうが、いいじゃないか、寂しくなくって。諸々の打ち合わせの後、玉木青、横山清正とミーティングを行う。玉木、玉山が風邪気味であったのでその日予定していたシラスの配信は無しになる。

●5月10日 稽古
 翌日の水曜どうでしょう講談の新作公演に向けての稽古を行う。稽古したい部分明だけを何度もやるスタイル。外山恒一インスパイア系の稽古術である。彼の人はあの伝説の政見放送、一言一句の言い方口調を研究し、そして何度も稽古をして臨ん太というのだ。
やはり伝説を作るのには稽古が必要である。

●5月11日 水曜どうでしょう講談月例会
 渋谷での開催。夜開催であった。割と早めに出て、まくらなどを考えているうちに会場に座布団がないことに思い至り、購入に走る。イケアにはよいものがなく、東急ハンズで購入したのだった。土曜日ということもあり大変な人混みで、はっきりとげんなりする。特にイケアのエスカレーターの配置にはほとほと嫌な気持ちになる。あいつらは俺たちを資本主義の動物だと思っていやがる。
 17時半くらいだったか、会場入りして準備を行う。本番、結構調子がよく満足いく出来であった。『水曜どうでしょう講談~ダイエットの敵・魔神~』と『水曜どうでしょう講談~けつの肉がとれる夢~』の二本。
外山恒一稽古が効いている。スタッフをしてくれていた横山清正には「最後盛り上がっていく感じが外山恒一みたいだった」などと直接の影響にまで言及をされる始末。
終わって富士そばでそばを食って帰宅。

●5月12日 YouTube生配信
 水曜どうでしょうディレクター陣の配信。この日は藤村Ⅾが手羽先をチューリップにして揚げるという料理企画。僕もご相伴んに預かった。20年もののワインなども飲んだ。贅沢な日であった。毎日レベルで玉木横山と会っているのだが、まともに雑談をしていない。他に誰と会っているわけでもないからいよいよ無雑談となり、息が詰まってきていたのがこの日あたりであったろう。

●5月13日 雨に打たれたら口紅
 この日は久しぶりのフリー日。徹底的に休んでやろうか、とも思ったが不器用なり。朝から作業を行う。しかしこの日はその捗りがすごい。いい感じ。仕事をガンガンとこなしていける。いろんな作業を各駅喫茶でこなしながらじわじわと新宿に近づいていく。
夜、新宿バティオスで『雨に打たれたら口紅』を観る。にぼしいわしご両人の漫才が大変面白かった。1本目の最期の格好の良いこと。2本目はもう徒然草みたいである。どちらも爆笑。河邑ミクさんの一人コントも凄く面白かった。なんでもない言葉「にがい」とか「わかりません」とかが魔法みたいに面白く聞こえる。演技の力がすごかった。普通の言葉で笑わせる。エンタツ・アチャコの境地を感じる。
あとゲストの徳原旅行さんのエンディングでの立ち回りがすごく面白くて格好良かった。体格もいいから四番バッターって感じがする。すべての球を打すべての方向に痛烈に打ち返していた。
終演後、ゴールデン街の西瓜糖に行く。雨であったからお客は少なかったがよくしゃべった。よく聞いた。大変楽しかった。終電で帰る。

●5月14日 水曜日のおじさんたち出演
 水曜どうでしょうD陣と、古澤剛さんと配信で共演。リクエストに応じて古澤さんが歌う曲に僕が即興で口上をつける。という配信。緊張すれども準備のしようがないので参る。しかし始まってみるとこれがなかなかうまくいく。
1本目は完全にJAZZ講談の模倣。やってても興奮するくらいうまくいった。
そこからいろんなパターンをやってみたが、どうにも楽しいものである。もっといろんなことができそうだし、これで得る喝さいは気分が良いし、なんといっても準備が不要なのは気楽である。手痛い失敗がトラウマになるまでは、積極的にこういう仕事をやっていきたい。絶対に盛り上げられるからどこでも呼んで欲しいものである。
終わってから嬉野さん、玉木、横山と中華を食べる。レモンサワーを3杯飲んだだけでもう完全にへべれけ状態になってしまい疲れを感じる。横山清正氏に介抱されながら終電で帰る。
 
●5月15日 秘密の仕事、後は休み
 朝から大変に緊張する仕事があり、緊張していたが、案外にすんなり終わって安心をする。本当に案外すんなりであった。
その後暫く作業をしたりしていたが、なんとなく新宿方面へ足が向く。全く無意味に新宿をぶらぶらとする。映画館に入ろうとして辞めたりする。結句稽古で世話になった外山恒一の本を電子書籍で購入し、読む。全く外山恒一づいている一週間であった。調べているとどうも高円寺のバーに店員としてこの一週間たっているのだという。これは行かねばならぬかもしれぬ。と思ったり。
21時頃に曙橋駅から荒木町のバー花曇りへ。べらべらと喋っているうちに23時を過ぎ、ちょっと聞いて欲しい話、を僕がしかけたあたりで帰らなければならなくなってしまい、退散。残念であった。終電で帰る。3日連続の終電帰り。僕の暮らしも徐々にただれてきつつある。

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