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4月4日~4月10日 一週間日記


●4月4日 貞司さんと酒を飲む
 東京の講談師、一龍斎貞司さんと酒を飲んだ。僕と同年に入門されて、僕より少しだけ入門が遅かったので「兄さん」と呼んでくれる。くすぐったいが決して悪い気分ではない。
40歳で入門された貞司さん。東京の厳しい講談界で前座修行を貫徹した迫力みたいなものを感じる人だ。最初にカレーを一発入れて、合計3軒回って酒を飲んだ。大変楽しい時間であった。またぜひご一緒したい。東西の修行のあれこれなどを話す。東京の講談界にも面白い人が沢山いそうである。

●4月5日 谷澤ウッドストックのライブを観る
 五反田で友人連と音楽ライブを観る。歌を聴く姿勢、みたいなのが練れていない。ただ、ウッドストック氏の「ファイトクラブ」という歌は大変にいい感じで、背筋が伸びる。
終わってから友人連とカラオケに行き、30代中盤には多少無謀なオールナイト徹夜カラオケ。皆が昭和歌謡づいていて大変過ごしやすいカラオケであった。横山清正の野狐禅がすごくよかった。

●4月6日 ハクション中西単独『今が全盛期なのか』
 南阿佐ヶ谷でハクション中西さんの単独を観る。とにかく客が少ない、とハクションさんがSNSで言いまくっていたので「どうなるのか」と思っていたが、満席であった。なんじゃそりゃ。僕はハクションさんが芸人を引退するときに書かれたnoteも大変高かったけれど購入して、読んで感銘を受けたのに割とすぐに芸人復帰をするし、全くなんというか信用のできない氏である。しかしその芸は大変に面白く、単独ならば行かねばならぬ、と足を運んだのだった。やはり大変面白く嬉しい気持ちになった。パンチライン力のある人なのでなんだか妙に心に残ってしまうセリフも多い。

●4月7日 新宿でお笑いライブ
 新宿の小さい演芸場でのお笑いライブ。にぼしいわし、あくびぼうや、マタンゴ、ムラムラタムラなど好きな芸人が半数以上だったので行ってみたが、好きな芸人が増えた。ネタがすごく面白いイベントだった。メシキラ、タワー、という二組を心に刻んだ。

●4月8日 作業日
 朝から散歩をして作業をした。いくつか文章を書く。演劇の台本を一本頼まれているのだけれど、どうにもまとまらない。たぶん10分くらいの台本を書くんだけれど、どうしたものか。講談ではあまり使わない会話の中での聞き返しとかリフレインが楽しいような芝居を立ち上げたい欲がある。

●4月9日 打ち合わせ
 横浜で打ち合わせ。僕の人生はバラ色、って感じの気持ちになれる打ち合わせ。なんだろう。やりたいことをするのにお金がかからないこと、いや、お金が儲かるということ。異常な状態である。異常な状態が続いている。少しだけ明かすと、政治講談を定期的に披露する会が発足しそうなのです。詳報はまた、今度。

●4月10日 映画『成功したオタク』
 渋谷で映画を観る。『成功したオタク』というドキュメンタリー映画。最近の「ファンとは何か」という疑問にいい刺激になるかと思い観に行く。韓国のアイドルファンの話で、男性アイドルの性的加害スキャンダルを受けてどうしたらよいかわからなくなった女性ファンが描かれている。アイドルの売っているものっていったい、みたいな気分になった。結構面白い映画。


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