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カタログができるまで

こんにちは!多摩美術大学情報デザイン学科情報デザインコース 卒業研究制作展2022"𝘓𝘌𝘛 𝘌𝘕𝘌𝘙𝘎𝘠 𝘍𝘓𝘖𝘞 ”広報部門です。

今回のnoteは、来場記念のカタログについてご紹介します。

出展者たちのエナジーがぎゅっと詰まった、魅力たっぷりの1冊が完成しました。カタログの中身についてはもちろん、こだわった装丁についても詳しくご紹介します。ぜひお楽しみください!


01.装丁

LET ENERGY FLOWというテーマから、広がりや流動的なイメージを全面的に押し出しました。

自分たちのエナジーをダイレクトに表現したいと考え、タイトルは透明の箔押しにして控えめにしています。

カタログを開きやすく、見やすくするため、「コデックス装」という製本にしました。綴じ糸の色は、DMやポスターの文字の色と統一して緑色になっています。

また、いつまでも綺麗な状態で見返せるように強度のある作りにしたいと思い、表紙と裏表紙をスノーブル545.5kgという紙を2枚重ねて分厚くしました。

遊び紙にはトレーシングペーパーを使用し、ここにもLET ENERGY FLOWについて記載しました。

使用した紙はこちらです。

表紙:スノーブル545.5kg

遊び紙:クラシコトレーシング41kg

本文:ユーライト 110kg

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02.構成

写真の迫力を出すため、B5サイズにしました。作品の写真とコンセプト以外の情報はなるべく省き、作品がしっかり主役になるようなシンプルな構成になっています。

レイアウトについては、事前にテンプレートを9つ用意していました。UIの作品ならスマホのフレームがあったらいいかもしれない、映像作品なら画像をたくさん載せたいだろう、ポスターの人は大きく画像を載せたいだろうな...などと考えをめぐらせ、各々の作品に合う自由度の高いレイアウトができました。

カタログレイアウトまとめ_アートボード 1

ルールをしっかり決めてからテンプレートを制作したため、9種類もレイアウトがありながらも統一感のあるものができました。タイトルや画像、ノンブルの位置のルールをしっかりと決めたため、自由度が高く、且つ統一感の出るものになっています。

また、今年のメインビジュアルは動きや変化をコンセプトとしているので定まった形がありません。そのため、様々なバリエーションの色や模様を書き出して、コンテンツやゼミ紹介ページに挿入しました。

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作品掲載のページは黒い文字になっていますが、そのほかの文字は、DMの文字や装丁の糸の色と統一して緑色になっています。

さらに、今年から広告が掲載されるようになりました。

03.完成

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簡易校正では写真の色味などをチェックをし、理想の状態に近づけるための調整をして入稿しました。完成したカタログの出来栄えは想像以上で、これまでの成果が報われた瞬間でした。ご協力いただいた渡辺印刷様には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。最後までご丁寧に相談にのっていただき、本当にありがとうございました。

このカタログは当日、展示会場にてアンケートにご回答していただいた方にお渡しいたします。(なくなり次第終了となりますのでご了承ください。)ぜひお手にとってご覧ください。楽しんでいただけたら幸いです。

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本展示は、事前予約制を導入しています。ご予約は下記URL、またはWEBサイトへ

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https://iddgw22.peatix.com

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