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ボクの投資について

先ずはボクが投資に触れたきっかけからお話します。

今の40代、50代の恐らく2人に1人は幼少期からノストラダムス様の影響で「西暦2000年に人類は滅亡する」と本気で信じていまして、ボク自身も「どうせ滅亡するなら」と、10代、20代は全・・ったく後先考えずに自分の挑戦や欲望に人生全振りしていたため、2000年を過ぎた30歳時点で「あれ?まだ地球あるぞ?ヤバいやん」と思ったときは風呂無し四畳半住み、貯金ゼロの状態でした。

漸く仕切り直して30歳未経験でIT業界に入ったわけですが、当然給料も低く、最初の3年は社員さんと同じ仕事をしていてもボクだけ時給1,200円とか、そんな状態でした。ところがネットサーフィンでたまたま株で成功している方のブログに出会い「今から一流企業のエリートになれなくても、その企業の利益を頂けるならこれでいいじゃん」と思い投資を始めたわけです。とはいえ、当時は知識経験能力、さらに軍資金もゼロスタートでしたので、数年は勉強も貯金も結構頑張りました。
ちなみに当時の具体的な投資スタイルは、主に四季報から色々な指標を独自の設定でシビアにフィルタリングした、安全かつ割安な銘柄を4半期毎にピンポイントで買う手法でしたが、運よく年利10%~20%位の利回りで回せていました。ちなみに当時の大手ファンドの利回りが5%~10%位ですから、個人的にはそこそこ頑張っていたかと思います。結果的にその利益を頭金に充当して家を買うこともできました。

しかし家購入の翌年にリーマンショックが到来した際、企業スコア全無視であらゆる銘柄が急降下する状況になり、何が起こっているのか分からずに狼狽した結果、ほんの1週間で時点の利益の半分を溶かし、震えながら市場から退場することになりました。幸いトータルではマイナスにはなりませんでしたが、家の購入前にリーマンが来ていたら多分頭金溶けていたと思います。

まぢムリでした


そこからしばらくは子供が出来たり結婚離婚を繰り返したりで元手も無くお休みしていたのですが、2023年に諸事情で家を売却、少し元手が出来たので20年振りに市場に参入しました。結果、初年度は軽い暴落があったものの、総じて地合が良かったのでリアル年収分程度の含み益は出ましたが、勿論投資ですから、次年度には利益がゼロ、もしくはマイナスの可能性も当たり前に存在します。しかしながら今回は昔と違って短期スイングではなく「10年後に2倍」目標でなるべくほっぽらかすポートフォリオを組んでいるので、勿論来て欲しくはないですが、今またリーマンのように本格的な大暴落が来ても恐らく10年後位には大丈夫かな?かと楽観しています笑(余談ですが、先日リーマン当時に投げ売りした株を今も持ち続けていたらどうなっていたか、という確認をしたのですが、マイナスどころか約3倍になっていました。)

前振り長くなりましたが、個人投資はナンダカンダで「長期保有(できること)が正義」ということがこれまでの学びです。「複利」とか「雪だるま」とかいう言葉を耳にしたことがあると思いますが、仮に年利5%で30年転がしたとすると、30年後には約4倍になります。例えば今30歳の人が1000万投資し、手を付けずに知らんぷりしておけば60歳で退職する頃には4000万になっているわけです。実質何もせずにプラス3000万です。これが期間×複利の力です。今のボクでは30年後に生きてる可能性のほうが低そうですが。

上記は極端な例ですが、世界で資本主義経済が続く限り、一時的な波はあるにせよ、最終的にトータルの株価は上がり続けます。今は「オールカントリー」のような全世界株式連動のような商品もありますので、短期の爆発的な利益は期待できないものの、長期的には高確率で低リスクな投資が可能となるわけです。これは残りの人生が長い、若い方には特に有効です。逆に若い分、まだ軍資金も少ないかとは思いますが、この一点についてはとても羨ましく思えます。タラレバですが、ボクも当時家を買わずに投資したお金をほったらかしていたら、今頃、投資の利益分だけでローンも組まずに家が買えていたわけですから。

なので、若い方こそいち早く投資に参加、そしてほったらかして忘れる(※超大事!)ことをお勧めします。

老い先長い若者に未来あれ。

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