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今日のつぶやき⑥

昨日の続き。

二つ目がロールプレイング。
公害問題において必ずといっていいほど起こる複雑な対立構造を様々な立場に分かれて体験する。

生徒1人につき1人を担当して演じる。
今回は、市役所の人、問題視されている工場の社長、地元の医者、被害者の住民、工場で働いている被害がない住民、近くの商店街を営む住民の6人だった。

最初に登場人物の背景が一人一人情報として与えられ、最初の発言だけ指定されている。
それを順番に読んだ後は、自分達の担当している立場となって自由に話し合いをする。最終的には自分達で工場を止めるのかどうか、補償や賠償はどうするのかなど結論を立てる。実際に話し合いをしてみると、かなり意見が対立していて、堂々巡りである。

問題視されている工場の社長も地元の経済を支えてきた自負と、200人の従業員を守らなければいけないという責任もある。
だからといって被害者の住民にとっては早急に対処すべきことで、医者も患者が異様に増え続けるのは困る。
同じ住民でも、工場で働く人は止められると給料が無くなり生きられなくなるし、商店街の人はこんなに話し合いが長引くと、街の評判が悪くなるからどうなってもいいから早く対立が収まってほしいと考えている。

どの班も最終的には結論を出すが、やはりもやもやが残る。この感覚は疑似体験だからこそリアルに分かる感情なのかな、と感じた。
ロールプレイングの設定やルールを決めるのは難しいこともあると思うが、公害問題以外でも使えそうだなと思った。何かの機会で取り入れられたらと思う。

書いていくほどに筆が進んで30分くらいで1000字書けてしまった笑
やはり記事や文字に残すなら、体験した当日もしくは次の日までだなぁと思う。

【710字】

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