ゴスペルミニストリーの再始動に思う
4月23日。コロナ禍に突入してから3年の空白を経て、私が神様に召されてかかわってきた中央福音教会のゴスペルミニストリーのひとつ、勤務先の部活であるゴスペルクラブが再始動した。
メンバーは全員クリスチャンではないのに、教会でゴスペルを歌えることを喜び、お祈りも聖書のメッセージにも拒否反応を起こさずに集まり続けている奇跡のようなごく普通のサラリーマン・OLである。
コロナが収まってきて、
「もうそろそろ歌いたいです。カラオケじゃダメなんです。教会で、あの内容を歌うのがいいんです!」
そんなリクエストが去年の秋くらいからじわじわと私に迫ってきていた。高齢者が多い教会の現状から、集まって大声で賛美するゴスペルの再開には慎重にならざるを得なかったが、単発のゴスペルワークショップを開催し、何とか出来る素地が作られてきた。
そしてディレクターやピアニストの状況・環境が整えられ、待望のこの日を迎えることが出来たのだ。
ディレクター・松本優香さんのブランクを全く感じさせない人の心をわしづかみにするエンジェルボイスと豊かなディレクション。多分10年ぶりくらいにこの教会のミニストリーに戻ってきた福士雄君の繊細かつダイナミックなピアノ。それにThis little light of mine と「みつめつづけます」の歌詞、聖書の御言葉。
それらすべてがミックスされて、みんなの心を潤していったことが手に取るようにわかった。
教会は「キリストのからだ」(エペソ人への手紙1:23)。
だからそこには聖霊が働かれるし、神の息(霊)が吹き込まれた人間はクリスチャンでなくても霊が震えるのだ。
全く自慢ではなく、教会でミニストリーとして一般企業の部活が行われている事例は他に知らない。ミニストリーだから祈る。聖書を語る。イエスを伝える。それでも守られている。いや、それだから守られている。
コロナ禍突入前まで8年続いていたことも奇跡なのだが、コロナ禍で会社からの補助金も打ち切りになり、感染防止のために中断を余儀なくされ、奏楽者もいなくなり、再開のめどが全く立たなかった。でも50年近くクリスチャンをやっていると、「何とかなるよ。御心のままに。」と思うから不思議なものだ。
再開してみてわかったこと。それはメンバーの心に届いていたキリストの光は消えていなかったということ。
ディレクターの優香さんとは、彼女に請われて定期的にオンラインでバイブルスタディーを続け、御言葉中心の関係を継続していた。その中で
「そろそろやりたいよね。。。」
と彼女。でも超えないといけないハードルがいくつかあった。その一つは奏楽者。彼の住む場所や仕事の状況を考えると選択肢に入れることが出来なかったのだが、聞いてみると何とかなることが判明。結果として元々ゆかりがあり、馴染みのある人が備えられたのだ。
これはもう人知を超えた御業としか思えないのである。
この御言葉は奇しくも2023年の教会テーマ聖句である。
私たちの神は生きておられる。
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