富裕層ってどれくらいいるの?自分もお金持ちになれる?

富裕層という言葉をよく聞きますが、あなたは具体的に富裕層の定義を知っていますでしょうか?
また、富裕層はどれくらいいて、自分はピラミッドのどの階級に位置するのか、疑問に思うことがあると思います。

富裕層の定義

アベノミクスやリーマンショック後の株高で資産を増やす人が増えています。
富裕層という言葉を聞きますが、日本の資産額の区分は大きく分けて下記の5つの階級に分類されます。

① 超富裕層  5億円以上
② 富裕層 1億円以上5億円未満
③ 準富裕層 5000万円以上1億円未満
④ アッパーマス層 3000万円以上5000万円未満
⑤ マス層 3000万円未満

階級は超富裕層、富裕層、準富裕層、アッパーマス層、マス層の順に続きます。
富裕層というのは世帯の「純金融資産保有額」が1億円以上の人で、上から2番目の階級に当たります。
ここでいう「純金融資産」とは、預貯金、株式、債券などの資産から負債を差し引いた額です。

富裕層はどれくらいいるの?

それでは富裕層はどれくらいいるのでしょうか?

出典:株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」

各階級の割合は以下のようになっています。

① 超富裕層 総世帯の約0.2%
② 富裕層 約2.3%
③ 準富裕層 約6.3%
④ アッパーマス層 約13.2%
⑤ マス層 約78.0%

富裕層以上は全体の2.5%であることがわかりました。
日本人の5世帯に4世帯が1番下のマス層となっており、大半を占めています。
つまり、大半の人と同じ思考で同じ生活をしている限り、マス層から抜け出す事はできないということです。

年代別金融資産額

それではアッパーマス層以上の人はどんな人なのでしょうか?
アッパーマス層が多い理由は年齢別の金融資産額を見れば分かります。

40代と50代の間で金融資産額に大きな開きがあります。金融資産の多い人が平均値を大きく上げますので、日本の金融資産は50代以上の人にアッパーマス層以上が集中していることが読み取れます。
一方で若い人は金融資産がほとんどゼロの人も多く、アッパー層がいかに少ないかが分かります。

準富裕層までなら誰にでもなれる

若い人はマス層から抜け出す事はできないのかというと決してそんな事はありません。
準富裕層までなら平均的な給与のサラリーマンや公務員であっても十分に到達する事は可能です。
「収入を増やし、支出を減らし、投資にまわすこと」をするだけで達成可能です。

5000万円の金融資産を預貯金だけ(金利0%と仮定)で作ろうとすると、30年間毎月約14万円積立する必要がありますが、30年年5%で運用できれば毎月の積立額は約6.2万で済みます。
6.2万円であれば支出の見直しで達成できそうな気がしますね。

準富裕層は、短期間でなるのは難しいですが、収入が平均程度でも、長期に渡って積み立てをすることで達成でき、上位10%以内の層に入ることができるのです。

いかがでしたでしょうか?
投資をして複利の力を使えば準富裕層までならほとんどの人がなることができるはずです。
平均的な収入がなくても副業や転職で給与を上げる事はできます。
この記事でモチベーションが上がる人が出てくれれば幸いです。

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