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まず読まれる文章を書けるようになろうよ。

 自分の言ってることが他人に理解されなくて悔しい思いをしたことはありませんか? 
 人狼ゲームにおいて、自分の主張を他人に理解・共感してもらうのはとても重要なことなんです。自分が処刑したい人を処刑できれば避けられる負け試合って、少なからずあるはずですから。

 さて、自分の意見が第三者に伝わらないときはいくつか原因が考えられます。
 例えば、根拠が添えられてないため説得力が欠けているとか、支離滅裂な文章を書いているため読み飛ばされるとか、自信のなさそうな態度で不信感を持たれてしまうとか——それはもう、いろいろと考えられるわけです。

 これらの例の中でもっとも致命的なミスってどれだと思いますか?
 僕は「支離滅裂な文章を書いているため読み飛ばされるケース」だと考えています。ほら、読まれすらしなければ他人に影響を与えられるわけないですからね。

 ですから、オンライン人狼ゲームにおいては、まず読まれる文章を書けるようになることが重要になるわけです。読んでもらった上で「根拠を添えることで説得力を持たせる」、「自信満々な態度を取ることで説得力を持たせる」というテクニックが有効になります。

 「じゃあ、具体的に読まれる文章ってなんやねん」という話になりますよね。

 僕からは「あなたが言いたいことを一行目に書こう」と提案して回ってます。
 簡単な例を挙げると、「〇〇は村人だよ。吊るさないで欲しい」のような感じ。まず、自分が他人に伝えたいこと(=結論)を文章を頭に持ってくるといいと思います。
 誰しも最初に目を通すのは一行目ですから、そこに注意を引くような文章を用意しておくとよいです。さらに二行目以降に具体的な根拠を添えれば、何を言いたいのか非常にわかりやすい文章になると思います。
 もっとシンプルに言えば、以下のような構成が望ましいと考えています。

◇文章構成◇
① 結論
② 根拠
③ 具体的な事例
④ 結論

 もちろん①と②だけでも十分でしょうし、なんなら①と②は分割して発言してもいいかもしれません。相手に読まれる文章というのは、「言いたいことがわかりやすい文章」なのですから。


 ——という、初歩的な話でございました。
 僕がこういうことを意識したのは人狼ゲームをはじめて1年くらい経ってから(2014年〜2015年頃)だったように思います。

 当時は「威圧的な言動を取ることで自分の意見を押し通すプレイスタイル」、通称「強弁」が流行していました。僕はそういうプレイスタイルが嫌いで嫌いでしかたなかったので、「どうにかしてちゃんとした議論のゲームにしたい」という思いから色々な手法を試して回ったような記憶があります。

 現在ではとっくにコモディティ化した(=陳腐化、ありふれる)テクニックですが、とりわけ初心者の方には有用な考え方のように思います。参考までに。