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先生は160cmな男の子③

 あれから何回かレッスンと弄りwにお邪魔して、パソコンの腕もだいぶ上達してきた。満先生は相変わらずのマゾっぷりで、チョット弄るとすぐヘナるから、見てて面白いw
 キラのおかげで面白いおもちゃで遊べてるし、パソコンの腕も上がったし、前に約束したカラオケに一緒に行ってあげなきゃなって思っていたので、或るオフの日、キラを誘って街に出る事にした。

「えー!先輩!私とデートしていただけるんですか!社交辞令かと思ってましたw」
って、相変わらずの人懐っこい笑顔で喜ぶキラを目下に従えてw地下鉄に乗って中心街の駅で降りた。
「どこのカラオケ屋にします?オススメあります?てか先輩今日めっちゃでかいwww」
キラは終始ハイテンションw
よっぽどうちとのカラオケデートが嬉しいんだなぁ。可愛いなぁとw

キラが「めっちゃでかい」と言ったのも正解で、今日は膝上スカートにタイツに5㎝ヒール。当時まだ187㎝ではなかったけど、190に近い身長に仕上がってましたw
「ほんと、どこにしましょう?」って、田舎から出てきた一年生らしく、雑踏の人混みの中で、低い視点から顎を上げ高層ビル群を見渡しているキラを制して、
「今日は予約しといた店があるから、そこいこ?」
と、彼女の背中を軽く押してついてくるように仕向けた。
「予約!!!予約までしていただけて、ありがとうございます!!!」
キラのテンションはさらに上がるw

ほどなくその店に着き、フロントで予約して居た事を伝え、手続きを済ませて店の中へ。
「あ、私、飲み物入れてきますね?先輩は選曲しててください!」
と、出ていこうとするキラに対し、
「あ、ちょっと待って。その必要はないの。」
と、彼女を手招きで呼び戻すw
「え?歌ってると喉渇きませんか?」
「もちろん渇くよ?けど、その必要はないのw」
「どういうことですか?」
「まぁいいから。キラ先に曲選んで?」
「えー。先輩が取りに行くとか無しですよ?」
「行かないよ?それに最初に歌うの緊張するから、キラが先に選んでw」
「わ、解りました。けど私すでに喉が渇いてるんですけど。」
「ウチもそうw」
「だったら取ってきますよ?」
「良いから選んでw」
「わ、解りました。」
そんなやり取りをして、キラは1曲目を送信。

「喉カラカラで…。いつも以上に下手だったらすみません。」
「全然気にしないし、大丈夫だよ?」
そして曲が選択され、イントロが流れ、キラがマイクを持った瞬間、

「え?え~~~~~!?」
キラの驚いた声が部屋中に充満しながら、部屋の外にも漏れた。

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