Twitterアカウント削除後約4ヶ月の感想

いろいろなところから漏れ聞こえてくるところによると、X(旧Twitter、以下「Twitter」という)はますますひどいことになっているらしい。
自分がXのアカウントを消したのは8月11日なので約4ヶ月程前だが、そのころすでにひどかった。

X(旧Twitter)アカウント削除
https://note.com/talkiyanhoninjai/n/n183834c4e7de

ここでX(Twitter)のアカウントを消したメリットとデメリットについて整理してみたい。

メリット
情報収集時の「ノイズ」が小さくなった。
Twitterはデマ・フェイク、ウケ狙いのツイート、マウントの取り合い、ヘイトスピーチなどにあふれた場所であり、そこで必要な情報を収集し、選別し、吟味するのは骨が折れる。
たとえるなら、「玉石混淆」というよりは圧倒的に「石」が多い場所から「玉」を探し出す手間が非常に大きいということ。
純度の少ない鉱石から資源を取り出すのは難しいし、なにより引き合わない。
Twitterをやめてからはそうした手間をかけることがなくなった。

メンタルが格段に好転した。
これが最大のメリット。
Twitterは怒りと冷笑がエンタテインメントになってる感じで、自分にはもう耐えられない。
感情を刺激したり、あおり立てたりするツイートにより、感情を振り回されつづけると、メンタルがじわじわ悪化していく。自分の心にじわじわヤスリをかけられているような気がする。
Twitterをやめてからはメンタルが明らかに好転し、酒量も減った。


デメリット
情報収集が難しくなった。
Twitterでは「ノイズ」が多い反面、いろいろな情報を広く浅く集めることができていたが、Twitterをやめてからはそうしたルートがなくなった。
これについては、私は中国への関心が強いので、各メディアおよび中国ウォッチャーのサイトを巡回したり、関連書を読んだりいくつかの新聞社に有料料金を払って記事をじっくり読むことで補っている。
また、これまでTwitter経由で収集していた情報を直接中国から収集するようにした。
中国政府・共産党・各政府機関の公開情報からだけでもいろいろなことを読み取れる。

同好の士とのコミュニケーションの減少。
これが一番痛い。
Twitterの特性として、同じ意見、同じ趣味嗜好を持った人間とのつながりやすさがある。
私は東洋史と清朝史が好きで、そうした人ともTwitterでつながっていたのだが、Twitterをやめてからはそうしたつながりが切れてしまった。
実はTwitterのアカウントを消すときに最後まで迷ったのがこの点だった。
この問題についてはいまだにうまく解決できていない。

まあ、総じていえばメリットがデメリットを上回るか、またはデメリットを他の方法により補えている。
今後もX(旧Twitter)には復帰しない。

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