冷静に物事を考える

右も左もわからない頃から僕はダンスを始めたんですけど、そこから早19年。
バカにできないくらい歴だけは一丁前のダンサーになってしまいました。

僕より歴が浅くても世界で活躍してるダンサーもいれば、僕より歴が長いのにあまり表に出てこないダンサーもいたりと、色んな人がいるこの世界、そもそもここまでよく続けられたなと最近よく思います。

冷静になって考えてみてください。
19年という長い年月、もう成人を迎えようとしてるほど長い年月、どこかで辞めてても全然おかしくないんですよ。
この19年の間には色んな時期があって感情の入れ違いも激しかったと思うのに。

けど、実は辞めたいと思ったことは一度も無くて。
これが僕自身凄いと思ったことのひとつで、心の底からダンスを好きでいた過去の自分に、これまで以上にダンスを本気で楽しんでる今の僕は感謝すべきところだなと。

後は周りの環境、仲間、色んな人がいてこそダンス出来ていたんだと今となっては思います。僕の周りに一緒にダンスしてくれる人が居なくなってしまったら辞めるのかなとふわっとそんなことを考えてた時期もありました。

でもこれって数年でも何十年でも続けてる限り、ここに書いたことは変わらないんです。それがたったの1年でも、数十年でも。

1、2年程前、僕と同い年のダンサーは本当に沢山居て、イベントで色んな人と出会っては仲良くなってテキトーに遊んだり。全員知り切れないくらい居ました。

でも今現在、同い年のダンサーは数える程しか居なくなってしまいました。もうダンスやってない人からしたら知ったこっちゃないことかもしれないですが、やってる側としては悲しい思いをしてます、みたいな僕の感情論は置いておいて。

4年間続けたダンス、それも成長して学びもある大人になってから始めたダンス。僕からしたら辞める理由が本当にわからなくて。
もしダンスをそこまで好きじゃなかったら、社会という新しい世界に入って目まぐるしい毎日を生きているのにも関わらず、そこにダンスを差し込むのはかなりしんどいと思います。ダンスは無理にやるものでもないし。

でも冷静に考えて、
好きじゃなかったら4年間も続けられないです。

好きだからこそ、楽しいからこそ続けられていたダンスを辞めてしまうのは本当に勿体無いなとつくづく思います。
ダンスを通じて仲良くなった一生の仲間もそれぞれいると思うし、その仲間に出会えていなかったら楽しい学生生活を送れなかったかもしれない。

ダンスに生きて、ダンスに生かされていた時のことを思い出して今また始めて欲しいなと切に思います。同い年のダンサーは居れば居るほど楽しいんですよ。

上手いも下手くそも関係なくて、好きか嫌いかです。
好きならまた一緒に頑張りましょうよ。

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