Session Horns Proでも結局単音しか使わない理由

先日はこんな記事を書きました。

今回はSession Horns Proを初めて使うのですが、上記と似たような(少し違うけど)問題が発生しました。

Session Horns Proはめちゃ高機能なので、ホーンセクションのホーングループ毎に音量やパン振りを設定できます。

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ただ、私はドラムの時に述べたように打ち込み工程とミックス工程は完全に分離したい(打ち込み後wavに落とし、ミックス作業に入る)ので、この機能はあまり使えません。

打ち込み工程でパン振りとか音量調節とかしたくないです。ホーンセクションの中でのバランスはSession Horns Proを使えばものすごく強力に制御することができますが、ミックス時には他楽器とのバランスを取るのでホーンセクション内のバランスだけではなく、「バリトン・トロンボーン」と「ベース」、「テナー・アルト」と「ピアノ・チェロ」、「トランペット」と「バイオリン」のミックス具合を見ないといけません。

そうするとミックス時にもKONTAKT音源の中に踏み込まないといけないんですよね。

良くも悪くもKONTAKTの音源はコントロールできる範囲が広すぎて、音源のアーティキュレーションからミックスまで全部できてしまうので、今自分が集中すべき工程以外の部分にも触れてしまうのです。

なので、ホーンセクションの打ち込み時には一度フルセクション用に打ち込みを行って、コード感を確認し、別トラックを立ち上げて一つ一つの楽器にMIDIノートを割り振るやり方を採用しています。なので、最終的には単音しか使わないということになりました。

一方で、今打ち込んでいる曲のストリングスセクションは割とPAD的な役割を持っていてそこまで主張の激しいものではないので、わざわざ1楽器ずつ切り出す必要はありませんでした。なのでホーンセクションも曲によってはSession Horns Proの機能をフルに使った方がよい結果が得られる場合があると思います。

ただ、ストリングスセクションの打ち込み時には SESSION STRINGS PRO 2のルームシミュレート的なやつ(リバーブ的+α的なやつ)の音がよく、打ち込み中にいろいろといじって遊んでしまいました。これは打ち込み工程を完遂するためには時間の無駄でした。機能を知るという意味では無駄ではなかったですが。

ただ、コンピュータリソースが許すのであれば、打ち込みからミックスまで全て1プロジェクトで行い、音源の機能をフルに使って音源の中でEQやコンプをかけるのがいいのかもしれません。ここら辺は経験が浅すぎてなんとも言えないところです。

では。

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