【659/1096】きんにく
きんにくがない
つづけてきたことだけ
きんにくがつく
あたらしいことには
あたらしいきんにく
つづけて きたえて しあげて
すこしずつ きんにくがつく
あたらしいきんにくがない
きんにくをつけるべく
せっせとことをすすめる
すすめども すすめども すすまない
みな どんどんさきへゆくのに
じぶんははうようにしてすすみ
ぐるりとまわって
またもとのところにもどってきたり
ようりょうがわるい
まっすぐすすむ きんにくがない
いったいどんなじゃんるの
きんにくならあるのか
よくよくみれど わからない
きみのことでこっぱみじん
ちりぢりになったからだを
ようやくあつめおわったところ
ちゆにはほどとおい
このからだ このこころ
このじんかく このじんせい
このままで いきていく
じぶんをどのようにしあげるべきか
まえのような いめーじはわかない
ひとまず
きんにくをつけよう
ひび しょうじん
こんじょうろんのように
きもちだけですすむ
だこうしながらも
すすめるならいいのだ
おおくはのぞまない
すこしずつ まえへ
きょうもありがとう
のこされたもののひび