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真夏のウルトラハイ・大阪超大怪獣

 思えば2年前の春、京都。全世界の人たちが思っているだろう『全部コロナが悪い』という思いをことさら強く嚙み締めながら着ていたシャツ。それに再び袖を通す日がやってきた。

 大阪シネ・ヌーヴォにお引越ししてからの超大怪獣大特撮大全集、その第二弾。放送25周年、新作応援企画『ウルトラマンダイナ上映&トーク』イベント、である。

 ヌーヴォに貼られたポスター。身構えるダイナの姿を見守る大島渚監督。なんだか頼もしい。

 今回はゲストにスーツアクターの権藤俊輔、中村浩二両氏をお迎えし、場所にちなんだ『ダイナ』関西編の35、36話を上映。いつものようにトークの聞き手を仰せつかったのですが、今回はウルトラに造詣が深く、ウルトライベントのスペシャリスト信田さんにもご参加いただくことになった。
打ち合わせの段階で信田氏のウルトラ愛が炸裂、止まらないトーク。今回はオブザーバー(傍観者)でいこう。豪快な中村氏、ストイックな権藤氏のキャラ、『ティガ』からのお付き合いであるお二人の息もぴったりである。


 そして本番。次々飛び出す面白秘話、いくらこちらで事前準備をしていても、当事者の本物の言葉にはかなわない、と痛感。聞きたいことは山ほどあったけど、あっという間に時間が過ぎて、フォトセッションへ。
 ここで、せっかくなので、ダイナのポーズを、可能ならばティガ、ガイアも……というこちらの無茶振りに応じてくれた両氏に感謝です。二人のゲストがさっと構えるだけで、ダイナに、ティガに、ガイアに変わっていく! 本物が目の前にいる! いつもは静かなミニシアターが、割れんばかりのどよめきに包まれました。

ダイナのソルジェント光線で観客を焼き尽くすお二人
スパッと構えたティガ
ダイナ、ミラクルとストロングの構え
ガイア! 

 イベントはまだ終わらない、今度は副会場で、中継でトークを見ていた二階のヌーヴォXでのフォトセッション。こじんまりとした会場だけに密接感と迫力が違う。

 そして再び一回に戻ってのサイン会へ。大小遠近男女は問わず、ダイナ、そして平成ウルトラ愛溢れるお客様たちに快く応じるお二人。25年という歳月の間、世界中でいろんなドラマがあったんだなぁ、その一部が今、ここに集約されているのか、と思い知る。

 

 イベントは滞りなく終了。最後にヌーヴォの壁面にお二人のサインが。ウルトラマンに見守られる映画館で、これからも怪獣特撮映画が上映されるのです。来月もまたゲスト参加の東宝特撮大会、とのこと。

 

 余談ですが、九条の中華料理店の唐揚げはデカい。一個につき鶏一羽使ってるのかと思うぐらいに、でかい。

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