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ピアニストにきいてみよう【鳥のカタログ】no.2
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作曲家わたなべゆきこと、ピアニスト大瀧拓哉の間で行われる、現代に生まれたピアノ作品についての往復書簡です。作曲家の目から見た視点と、演奏家の視点。両方から一つの作品について、深めていきたいと思います。前回からメシアン(Olivier Messiaen)の「鳥のカタログ/ Catalogue d'oiseaux」を取り上げて
ピアニストにきいてみよう。【雨の樹素描】no.2
作曲家わたなべゆきこと、ピアニスト大瀧拓哉の間で行われる、現代に生まれたピアノ作品についての往復書簡です。作曲家の目から見た視点と、演奏家の視点。両方から一つの作品について、深めていきたいと思います。no.1はこちらから。
武満徹と谷川俊太郎の対談、すごく面白いですね。ロマン派的なメロディを「歌」とするなら、確かに武満にはメロディがないように感じますが、でも同時代のクセナキスやシュトックハウ
ジェフスキ 「不屈の民」変奏曲
「不屈の民」変奏曲は、20世紀後半に作られたピアノ音楽の最高傑作の1つと言うべき作品である。テーマと36の変奏曲から成り、演奏時間は約60分。非常に長大でありながら、シンプルなテーマと大きく変化に富んだ変奏、そして強烈なメッセージ性で多くの人々の心を打つ作品であり、現代音楽の中では異例の人気を持っている。
「不屈の民」は原語はスペイン語で、「¡El pueblo unido, jamás será
ペトルーシュカからの三楽章
なんと解説書くと言って2ヶ月の放置していた(三日坊主過ぎる)のに、最後の東京公演がついに明後日…とりあえず自分で書いた解説をそのまま載せます!
ペトルーシュカはバレエ音楽《火の鳥》《春の祭典》と並び、ストラヴィンスキーの三大バレエと言われています。
ロシア版のピノキオのようなお話で、パペット達は命を吹き込まれ、恋をして、人間に憧れます。楽しく明るい踊りだけでなく、体が引きつったようなぎこち無い
シルヴェストロフについて
初めてシルヴェストロフの音楽を知ったのは、もう10年以上前かなぁ…アファナシエフの京都でのドキュメンタリー番組を見たのがきっかけだったと思います。京都のお寺でアファナシエフがシルヴェストロフの作品を弾いていて、なんて美しい音楽なんだと息を呑んだ記憶があります。そのとき彼が弾いてたのがオーラルミュージック第1番という作品。(ツイッターに一部演奏アップしました。noteは動画アップできないのかな…?)
もっとみるプログラム解説とベートーヴェン
note始めてみました。ベートーヴェンについて書くのにツイッターで足りるはずもなく。
ちょうど当日に配るプログラムノートもそろそろ考えなきゃいけないし、下書きがてらのんびりと気ままにプログラムについて語り始めようかと思います。
そもそも僕は、今まで聴いたことがないものを聴く、見たことがないものを見る、経験したことがないことを経験する…ということが好きです。岡本太郎風に言う「何だ、これは!」って体