見出し画像

石徹白Life2353日目【田植え完了!!】2024年5月29日(水)、台風一過のような晴天を期待したものの朝から時雨れていました。田んぼの水位を確認して、振り返ると大地を這うような虹が出現しました。

自然現象の中に、メッセージを感じるというのは、
人のソウゾウリョク(想像力、創造力)の為せる技ではないでしょうか。

さて、私たちは寒さに強いアキタコマチと、もち米の2種類を無農薬で栽培しています。
家族で食べる分と、我が家にホームステイというか、民泊のお客様として来ていただく方が食べる分になります。

本当は田畑に通うよりも山に行きたいのが信条です。

しかしながら、日々、いただくお米を自分たちで作るということも、
大変ながら、試行錯誤の楽しみを感じます。
お米や田んぼを通じて、生態系のつながりを理解する助けになっています。

公立小学校を休み、山楽校を希望した息子と一緒に苗を運び、田植え機を運び、
燃料を入れて、エンジン始動です。

10時を過ぎて、快晴となり、ちょっとヒンヤリ冷たい空気も感じながら、田植えを進めていきます。
昼御飯を30分でかきこんで、男2人でまた続きをします。

田植え機の運転はほとんど息子に任せて、ボーっと景色を眺めたり、
カエルが慌てて泳いでいく様を応援したり、耳栓をしてエンジン音を抑えている割に、
豊かな風土に生かされている喜びを感じていました。

慌ただしい日々だけれど、根底には静けさがある。

それにしてもこの2枚で3反以上ある田んぼを機械無しで植えていた時代のことは、
想像するだけでものすごいなあと実感を伴うようになってきました。

人は無力ではないというのを本当に思います。
地道にできることを続けていくことが、真の地力でしょう。

今私達は、どのぐらい地力を持っているのか。育んでいるのか。

2人でいろいろ工夫をしながら、作業するのも楽しかったです。
夕方17時30分ごろ、息子は帰宅しました。

私はそのころ、1時間以上もマコモと格闘していました。
この根強い植物の類まれなる生命力に、毎度、圧倒されます。

細切れになった根っこでさえも、根付けるのです。
長辺方向に70mほどある、田んぼを4往復ほどして、マコモを掻き集めます。

盛り上がった泥と根っこと茎で、マコモロードができあがってきました。

ああ、疲れた。。。つぶやいても誰もいません。
田植え機のライトをつけて、もち米の苗を植えました。

田植え機を水路の脇に停車して、手で洗っていたら、湯気が立ち上ってきました。
気温11度です。

20時30分、おおよその作業が完了し、翌日に持ち越します。

5月30日、午後から妻と息子の2人で補植をしてもらいました。
田植え機や苗箱も洗って、作業終了です。

春から紆余曲折を経て、
ようやく田植えを終えることができ、ホッと一息です。

今週末は能登震災志縁活動の一環で、プレーパークin門前町を石川県輪島市で開催します。
森の遊学舎で主催しますが、私は別件のシゴトがあり、現地へ伺うことはできません。

今夜も2時間ほど事前会議をして、準備や当日の動きなどを相談しました。
仲間たちが主体的に動いてくれていることに大感謝です。

来春までに現在の住居を出ないといけないことになり、新居&新拠点も急ピッチで進行中です。いつでもお手伝いいただける方、来てください!募集する暇もないぐらいなので。。。

様々に同時進行ですが、苗を育てるように、自分も育てていきたいと思います。

よろしければ、ご志縁・サポートお願いいたします!いただいたお気持ちは今後の活動に使わせていただきます。