簿記はきっと役に立つ。
どうもどうも。
前々回よりブログをnoteに移行してアウェイ遠征について書きはじめましたが・・・
突然シーズンが終わってしまいました。
横浜や小牧や伊勢など行きたかったアウェイの地。残念で悔しくてなりません。(伊勢がホームだという意見は受け付けません←)
シーズンオフにしても例年通り、という感じでもなく、ファン・ブースターの皆さまは、自分と同じように何かと不安な日々を過ごしておられると思います。
そんな中、インスタライブ、Youtubeなどの企画はシーズンオフのロスを癒してくれます。我らがハンナリーズも選手のプライベート情報などオフならではの楽しみを提供してくれます。
選手個人での発信もたくさんあるのですが、先日、情報発信について他の追随を許さない岡田優介選手が「岡田会計塾」の復活を宣言されました。
岡田選手が、プロバスケットボール選手でありながら、公認会計士の資格を有していることは周知のとおり。
試験に合格されたのはずいぶん前ですが、ちょうどそのときは日本代表として海外遠征中で、当時バスケ選手としては異例の扱いで新聞にデカデカと載っていたことを覚えています。
岡田選手は、合格後も監査法人の仕事などにも携わり、その知識、スキルを遺憾なく発揮されていました。そして、その一環で誕生したのが
「岡田会計塾」。
これですね(あとは本文を読んでください)
で、
このブログは何が言いたいのか。
ということですが、要はこの岡田会計塾の紹介です。
ちなみにわたくしは今回はじめて申し込みました。これまでも受けたことはないです。
にもかかわらず会計塾をプッシュするのは、わたしが単にハンナリーズブースターだから、岡田信者だから、というわけではありません。
自分自身、簿記や会計を学ぶことはとても大事だと思っているからです。
(それでは少しわたくしの話を・・・)
わたしは会計事務所に勤務しておりまして、どんな仕事をしているかを端的に申しますと、
人のお金の計算です。(主に税金)
会計事務所というのは、公認会計士や税理士が勤務しており、わたし自身はまだ税理士の勉強中で資格保持者ではないですが、仕事内容は同じです。
というわけで職業柄、「お金の計算」については関心があります。Bリーグでもよく話題になりますよね・・・
「資金繰り」「債務超過」「決算」、あと選手の年俸とか・・・
クラブラインセンスはこの決算で判断されるわけですね。
スポーツ界でも、「お金」の問題は切っても切り離せません。商売なのでときには優先順位が1番に来るものでもあります。
もちろん、このことはファンやブースターにとって無関心ではいられないはずですし、詳しく知りたいと思う人も多いと思います。
また、わたくし同様に、ご自身の仕事で数字を扱っていたり、関心を持っていらっしゃる方も少なくないと思います。
案外、ありふれた話なのです。だって詰まるところ「お金」の話なんですから・・・
またわたし自身の話に戻ります。
みんなが広く関心を持つようなテーマは、実は「共通認識」を持つことはすごく難しいと思います。例えば、教育というのは誰もが自分の人生で経験していることであり、いわゆる「一家言」があったりします。広く関心があるという点では政治もそうでしょうか。本来、専門家の領域である医療も、今の状況では誰もが話題にしていますが・・・
会計というのもそういう側面があります。
わたしは前職ではメーカーに勤務しており、経理部に所属していました(なのでずっとこの「業界」にいます)。そこではいろんな部門の方と会社の「お金(数字)」について話をするわけですが、これがなかなかかみ合わない。
企業ではビジネスマンの必須スキルとして、「英語」「会計」「IT」が挙げられたするので、多くのビジネスマンにとって無関心ではないのですが、英語のように義務教育では一切出てこない「会計」の話は、知らない人にとっては理解が難しいものなのです。
ちなみわたくしは、新卒で経理部に配属されたとき、まず言われたのが「簿記2級を取れ」でした。会社の規模や仕事の内容にもよりますが、簿記2級持ってないと経理部では仕事にならない、ごく基本的なものです。
ただ、簿記の勉強をしたことのない人にとっては、やはりピンとこないものです。(ここまで「簿記」「会計」という言葉を似たようなものとして使ってますが、似たようなものなのでそういう認識でいてください)
現実問題として、みんなが簿記2級を持っていれば解決するかといえばそうでもないのですが(あくまで基本なので)、例えば、会社の予算管理など課長以上の管理職になると任せられることも多いと思いますが、ちょっとした知識があるかないかで、かなり理解が違ってくるかと思います。
わたしの経験の話ですが、
Bリーグ界隈で何か話がかみあってないことよくありませんか?
ていうか人生のいろんな場面で、互いの共通認識が違っていることでぜんぜん話かみあってないことよくありませんか?
わたしはよくあります。「ああ・・・もう・・・」と思ってあきらめることよくあります。
長いだけのブログの本領を発揮していますが、言いたいことは、
簿記くらい勉強しようよ。
です。
大人になると勉強ってなかなかできないですよね。「簿記?なにそれ?役に立つの?」とか思われがちですが、漢語とか微積とかより役に立つ(ような気がします)。
自分の仕事周りでは、常に感じていたことなので今回筆を取りました。
会計というのはいくら勉強しても極められるようなものではありませんが(英語だってITだってそうですよね)、しっかり勉強すればその分だけ役に立ちます。
本屋には「決算書がスラスラ読める!」みたいなタイトルの本がたくさん並んでいますが、それは習熟の裏返しともいえます。基本の簿記を、これを機会に学んでみてはいかがでしょうか。
家にいる時間が長くてやることがない、という方はぜひ。
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