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東北大学会計大学院に行くメリット・デメリット

クレダネです!令和2年論文式試験合格発表まで残り11日です(記事執筆時点で)
今日は僕が通っている東北大学会計大学院(アカスク)について、書いていきます。

アカスクといえば、早稲田大学のアカスクが有名ですが、東北大学アカスクについては、あまり情報が無いと思います。

そこで約2年間通ってみた僕が、身バレ覚悟で書こうと思いました。正直、文章にし出すとキリがないのですが、東北アカスクに通うメリットとデメリットに分けて簡潔に書いていきます。

(全アカスクに共通するメリット・デメリットについては書きません。卒業すると短答が企業法だけで良くなるとかは、どのアカスクも同じなので。)


メリット1 アカスクの中では講義がかなり楽
東北アカスクは44単位を取れば卒業できます。ちなみに早稲田は60単位です。聞くところによると早稲田のアカスク生は、けっこう大変みたいですね。東北アカスクでは、公認会計士試験の勉強にたくさん時間を割くことができます。
個人的には、アカスクの講義の存在は、公認会計士の試験勉強に支障はなかったです。これは全ての講義に当てはまるわけでは無いですが、多くの講義で課されるテストやレポートは、毎年同じような内容であり、過去問が出回っています。とりあえず毎回出席して、それをチェックしておけば、まず単位を落とすことはないでしょう。
授業中は内職しても、基本的には怒られません。僕自身、基本的に講義中はずっと内職してましたが、何の問題もありませんでした。

メリット2 学費が比較的安い

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東北アカスクのホームページに載ってたのを拝借しますが、やはり国立大学だけあって学費は、私立よりも安いです。
さらに、東北アカスクは宮城県仙台市にあり、東京や大阪と比べると家賃は安いです。
経済的負担を抑えたいのなら、良い選択肢だと思います。日本学生支援機構の無利子の奨学金を借りることができるので、贅沢さえしなければ暮らせるはずです。


デメリット1 公認会計士試験の合格率の低さ
最近は東北アカスクは、公認会計士試験の合格実績を出さなくなっていますが、ここ最近で在学中に論文に受かる人は、1学年に1,2人ほどです。証拠などは示せませんが体感としてそんな感じです。
ちなみに1学年には30~40人います。留学生などもいるため、全員が公認会計士試験を受けるわけではないですが、公認会計士受験生のうち7,8割の人は在学中に短答すら受かりません。

入試問題が日商簿記2級に毛が生えたような問題であることもあり、アカスクの中ではレベルが低いと言わざるを得ません。僕自身は、公認会計士講座に申し込む前の、日商簿記2級を持った状態で合格しました。
合格人数や合格率は年によって変わるので、けっこういい加減なこと言ってるかもしれませんが、合格実績が良いとはお世辞にも言えないことは間違いないでしょう。まあ、1人に1つずつ勉強机が与えられるなど、学習環境は整っているので、自分次第ではあるんですが。

デメリット2 東京・大阪との格差

まず、東京や大阪と比べると予備校が少ないです。一応、大原、TAC、LECの校舎はあるのですが、CPAはありません。なのでCPAだと通信生にならざるを得ないです。
実際、通信で勉強している人はけっこう多いと思います。僕自身もそうでした。
通学生でも、講師の質や学習環境の格差はあると思います。通学を経験したことが無いので、詳しいことは言えませんが。
実際、令和元年試験において、東北財務局で論文式試験を受けた人の合格率は19.8%と低いです。

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デメリット3 公認会計士試験以外の成長は望めない?

講義を2年間受けて思ったのが、「公認会計士試験以外での成長マジで0やな」ってことです。一応、履修のルール上、公認会計士試験に関係ない講義もいくつか取らないといけません。では、その講義がためになるのかというと、大してためにならないと思いました。例えば、東北アカスクでは、英語メインの講義を1つ取らないといけないのですが、2単位の講義を1つ履修したくらいで、英語力は付きません。もちろん、卒業に関係ないけど、英語の講義10単位取るみたいなこともできますが、そんなことする人はほぼいないです。

東北アカスクでは、公認会計士試験関連以外での知識の獲得や成長は諦めた方が良いと思います。どうか、公認会計士試験に受かることを主眼においてください。
講義ガチ勢になって公認会計士試験に関係ない勉強や研究に精を出しつつ、公認会計士試験に受かってしまう人は、そもそも学部時代に受かっています(笑)

まとめ
メリットとデメリットを把握した上で、東北アカスクにおいでよ、どうぶつの森。

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