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【移動】マンチェスターシティ初の日本人選手としてゴールを決めた話【人生3度目のイギリス旅】

*別のブログサイトに投稿した記事を移動させたものです。

*2018年5月7日〜16日にマンチェスターシティの会員限定抽選に当選してイギリスを旅した旅行記です。拙い文章をかなり長々と書いていますが、是非最後までお付き合いください。本当に長文です(苦笑)





【100 points!!  100 points!!  ManCity!!!】

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(マンチェスターシティ公式より)



「いや落ち着け」
「シティのことだから油断できない」
「好不調の波は絶対にやってくる」
「だから、勝ったのは嬉しいけどまだ調子に乗らないでおこう」


…とサポーターが言い続けながらも、気づけばリーグ戦では年内負け知らず、18連勝を達成するなど、序盤から首位を独走したペップシティ2年目。あまりの強さに「俺たちの知っているシティは何処へ」と嘆く人がいたほど内容でも圧倒していました。

早い時期から、リーグ優勝は確実だと言われながらも「最高を求めて終わりのない旅」を続けてきた#SHARK TEAMことマンチェスターシティ。最終的には"100 points ManCity"チャントを歌うほど勝ち点を稼ぎ、様々な記録も更新して、文句なしのリーグ制覇!そして、カラバオ杯も優勝し二冠を達成!

もちろん、来季以降もマンチェスターシティの「無限未来」に向かって前進することにMaybe soなるでしょう。

リーグ連覇やビッグイヤーの獲得、夢の四冠、そして今季(17-18)に自らが更新した数々の記録を自分達が打ち破ることを目指して戦うシーズンの「スタートライン(star train)」がW杯後に待っています。


【全世界に晒されたまさかの逆転劇】

さて、そんな今季(17-18)のマンチェスターシティですが、私は幸運にも今季だけで2度もマンチェスターへ行くことができました。

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今季1回目は、大学2年の春休み期間だった2018年4月。UAE、オーストリア、チェコ、ドイツを含めた5カ国周遊ひとり旅の最終目的地として、人生2度目のマンチェスターへ。

詳しくはこちら
【移動】マンチェスターダービー初現地観戦【五カ国周遊旅行記】


観光や選手の出待ちなどをして満喫した後、勝てば優勝決定だったマンチェスターダービーを、最前列で現地観戦しましたが…


試合結果はご存知の通り()


加えて、試合終盤と終了後に、落ち込んでいる顔を中継で抜かれ、

その後、ハイライトや、Amazonプライム・ビデオの「ALL OR NOTHING」など、色んなところで世界にさらされるオチまで…


うーん、今思い出してもすごく悔しい…「あの日あの場所で凍りついた時間」は一生忘れることは無いと思います。

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そして、


5カ国周遊ひとり旅から帰国して、わずか3週間後の4月30日の夜…



唐突に送られてきたメールによって、人生3回目のイギリス行きが決定しました。


【人生を変えた怪しげな?メール】


平成最後のゴールデンウィーク直前、いつも通りの大学生活の1日が終わろうとしていた時にこんな内容のメールが届きました。

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件名:Play on the pitch

送主:英語の個人名


「私はマンチェスターシティの会員であるCityzensで働いているものです。あなたにとても良い知らせを伝えるためにメールしました」

「あなたは先日、Cityzensのサイトから5月10日にエティハドのピッチでサッカーができる企画に応募したよね?。ピッチでサッカーが出来るだけでなく、ホーム最終戦のチケット、スタジアム&アカデミーツアー、往復の飛行機、宿泊施設、送迎も僕らが用意するコンペティションだったんだけど…」

「抽選の結果、あなたが当選しました!!!」

「8日後の5月8日にマンチェスターに到着して、5月12日に帰国する日程なんだ。2人分用意しているから、もう1人誰と行くか決めて早めに連絡してね。」

*********************


あ、これ、詐欺メールや

と、思ったのが最初の感想。

個人名だから信憑性は低いし、応募していたことも忘れていたし、こんなすごい賞に当たるわけないと思ったのでかなり怪しがりましたが、本当に…リアルに当選していたのです。

まさかの展開に、嬉しさよりも、当たったことに対する驚きの気持ちが圧倒的に上回りました。

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マンチェスターシティは、普段から会員であるCityzensの無料登録をすれば、ユニホーム練習着や試合観戦パックなどが当たるコンペティションを開催しています。

Cityzens会員数は約80万人と言われており、その中で、今回のコンペティションは当選者が約30人。当選確率は約0.004%(*)!!ちなみに、ライブチケットが当たりにくいと言われている嵐のドームツアーの当選確率は約2.5%。

*公式発表では、70国以上から3万人以上の応募があったそうで、実際の当選倍率は0.1%でした。

これだけでもシティのコンペティションに当たる難しさをお分かりいただけると思います。


【シティかPerfumeか】

しかし、こんなに凄いものに当選したのは良いものの、少し問題点がありました。


まず、出発が8日後だったということ。

あまりにも急すぎる…。

大学を休むことに関しては何の迷いもありませんでしたが…

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大学の他にも用事が入っており、その中でも、5月10日に楽しみにしていたPerfumeのファンクラブ限定「ホールトゥワー 」の福岡公演がありました。

5月10日に、

もしイギリスに行けばエティハドスタジアムのピッチでサッカーができて、

もし日本に残ればPerfumeのファンクラブ限定ライブに行ける…

という豪華な予定のダブルブッキング。

どちらを取るかは頭の中で「ぐるんぐるん」と21秒ほど悩み、もちろんイギリス行きを決断。Perfumeのライブで空席になってしまうのはとても申し訳なかったですが、エティハドスタジアムでサッカーする事の貴重さと、これからマンチェスターで起こることに対する「好奇心のスパイス」には勝てませんでした。


…ということで、私のイギリス行きは決定し、30分くらいかけてシチズンズの担当者にその旨を連絡。

一緒に行く人選びでは、家族や友人など合計9人に断られたのは意外でしたが、それは他人の価値観や事情の問題なので仕方ないですね。

でも、一緒に来てくれた友達は、シティは勿論ヨーロッパのサッカーを満遍なくめちゃくちゃ観ている「サッカーバカ」だったので、誘って良かったです(笑)

ゴールデンウィークも満喫しつつ、大急ぎで準備をして

いよいよ2ヶ月連続でマンチェスターへ!!!



【福岡からマンチェスターへ】

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日本からマンチェスターヘは、マンチェスターシティのスポンサーであるETIHAD航空様で約1日をかけて向かいました。

嬉しいことに、私たちが福岡に住んでいることを把握してくださっていて、成田空港からではなく、福岡空港からマンチェスターへの航空券を用意していただいきました。なんという親切さ…!!

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さらに、本当は5月12日に帰国する予定でしたが、優勝パレードがある14日まで滞在したいと申し出たところ、ホテル代はこちらが負担しましたが、帰国日をズラして貰うことができました。

出発前からマンチェスターシティ様、Cityzens様、エティハド航空様、シティで働いている日本人の方に対しては「恩あり、恩あり、恩恩あり」でした。

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成田空港までは、千円分の機内サービス付きのジェットスター機で移動。

直前に予約したため、格安航空会社しか取れなかったそうで、金満クラブがLCCを用意するというギャップ(笑)

成田空港からアブダビ国際空港までは11時間50分という長旅でした。

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エティハド航空の良いところは、機内サービスの質の高さです。

エコノミークラスに乗りましたが、相変わらず機内食が美味しい!

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Asian Musicの中にWANIMAがあったのは時代を感じましたね。曲は全然知らないけど

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エティハド航空の本拠地、アブダビ国際空港の第1ターミナルは相変わらずの美しさ

アブダビからマンチェスターへは約8時間。

機内で美人なCAさんとツーショット写真も撮ってもらいました!

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顔は隠しても無駄なので今回は晒していくスタイル()


【VIP待遇】

マンチェスターには現地時間朝8時前に到着!

空港からは同じく当選した、アメリカ、インド、オーストラリア、タイ、UAEからきたシティサポの方達と一緒に行動しました。

空港の外には、カメラマンと映像スタッフが待ち構えていました。なんと今回の動向を密着して撮影するとのこと。

空港からホテルへは「coach」で移動すると聞いていましたが……

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このバス、どこかで見たことあるな……

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そう!4月のマンチェスターダービーで選手が乗っていたバスです!!

ダービー前のCLで、熱さと乱暴さを履き違えたリバプールサポーターによって元々使っていた選手バスが破壊され、代わりに数試合選手バスとして使っていたものです。

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中はこんな感じ。

いきなりのVIP待遇。てっきりマイクロバスかと思っていたので感動しました!!

さらにホテルは、マンチェスターでも指折りのマクドナルドホテル。既に待遇が「エグい」。。。

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夕方のスタジアム&アカデミーツアーまでは自由行動だったので、シャワーを浴び、休憩した後に街へ繰り出しました。

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らしくない快晴のマンチェスター。半袖で十分な暑さでした。


この数時間後にはしっかり雨が降ったけどね←

一緒に来ていた友人は初イギリスだったので、マンチェスターをぐるっと案内しました。3度目ともなれば右も左も分かります。

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シティストアは優勝お祝いムード。

こうしてまたマンチェスターに行けると思っておらず、既にネットで優勝グッズを買っていたので、今回は我慢………できませんでした←


少しだけ出待ちもして、メンディとジンチェンコに会うことができました!!!

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2選手とも良い笑顔!!

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夕方には、世界から集まったコンペティション当選者のCityzensとともにスタジアム&アカデミーツアーへ。

ツアーはもう3回目になりますが、圧倒的に今回が一番楽しかったです!

みんなで集合写真を撮ったり…

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スタジアムからCFAに続く橋を歩きながらみんなでチャントを熱唱したりしました。

めっちゃ楽しかった

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端にどかされたもう1つのマンチェスターのチームのユニホーム苦笑

リバプールのユニホームも同じように退かされました苦笑

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トレ室からロッカールームへ続く道中のこの場所

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ここには、ペップやトレントコーチを始めとするコーチ陣の写真が飾られています。選手だけではなく、監督だけでもなく、コーチ陣の写真がこうして飾られていることはとても珍しいと思います。

(少なくとも過去にツアーで行ったカンプノウやオールドトラフォード、キングパワースタジアムにはなかったです)

こういう細かいところまで粋な演出をするシティは素敵で良いクラブだなと再実感。

ツアーを通して、一緒に参加している世界から来たシティサポと仲良くなることができました。拙い英語で様々な話をしたりSNOWアプリで遊んだり…

特にアメリカ人シティサポとブラジル人シティサポと仲良くなり、アフロヘアのブラジル人シティサポには「W杯ではブラジル代表が優勝すると思う。アルゼンチンはダメだ。あの国はチームになっていない」と持ち上げたら一気に中が深まり、一緒にサンバを口ずさんで楽しみました(笑)

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ツアー後はホテルまで送っていただいて解散。

夜はイギリスらしいものを食べて初日は終了しました。


【ヤヤのシティでのラストマッチ】

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マンチェスター2日目は、ナイトゲームで今季ホーム最終戦を観戦。

この試合はヤヤトゥレのシティでのラスト試合でした。

恵まれた体格を生かし、胸に汗を滲ませながら、しなやかで力強いドリブル、強烈で無慈悲なミドルやFKを何度も決めてシティの歴史を作ったくれた、間違いなくシティのレジェンドです。

日本で用意した手製のプラカードを持ってスタジアムへ!

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試合前には、全身水色の服装で水色のケースを持ち歩いて、いつも観戦していることで有名なシティサポさんとパシャリ。

このあとスカイスポーツのインタビューを受けました。好きな選手を聞かれて、シルバ!!と素直に答えると、インタビュアーからそこはヤヤって言えよって冷たい視線が…苦笑

試合の席は、もちろんマンチェスターシティが用意してくれ、ホスピタリティ席で観戦することができました!!

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その席の名は、エティハドボックス席。

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アルコール含め飲み物飲放題。

食事は前菜、メインディッシュ、デザート付

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スタジアムでティラミスやステーキを食べ

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優雅にワインを飲み

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とても幸せな時間でした。

初プレミア現地観戦だった友人は、私以上に幸せそうでした。そりゃそうよ(苦笑)

初の二階席から観戦。観戦というより観賞している気分でした。

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試合はダニーロのゴールなどで3-1の勝利!!

嬉しいことに、ヤヤのプラカードはなんどもカメラに抜かれました。VIP席でユニホームを表裏逆に着て、プラカードを持っている人など、自分しかいなかったのでね(苦笑)

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(CITY TVの試合ハイライト映像より)


14年前の私と比べて見ると…

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相変わらず苦笑
左は今も私の心のクラブである清水エスパルスを応援している時のものです。

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試合後のセレモニーもとても良い雰囲気でした。改めてヤヤがクラブから愛されていることを実感しました。

特にキャプテンコンパニのスピーチはとても素晴らしかったですよね。

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サプライズでコロトゥーレが登場した時には、この日一番のヤヤコロチャントで選手含めてスタジアムが一体になりました。

コロトゥーレは、プレーも含めてとても愛くるしいです。チームメイトだったのコンパニなどと熱い抱擁を交わしていました。


試合後、迎えの車を待っていたら、この日ゴールを決めたダニーロやブラボ、ジンチェンコに会うことができました!!!

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ダニーロには初めてファンサービスをしてもらいました!!

めっちゃ「quick! quick!」って言われましたがこの笑顔。


ヤヤのマンチェスターシティ最終戦だったこの日もまた、とても充実した幸せな時間でした。

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既に長々と書いたあとですが、

ここからが今回のメインイベント

いよいよエティハドスタジアムのピッチでサッカーをする時が!!!!


【マンチェスターシティ初の日本人選手がデビュー戦でゴールを決めた話】

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試合当日。

朝から興奮気味の私達。ゴールを決めたらどんなゴールパフォーマンスをしようかとか、選手が来るのかなど妄想を膨らませていたら…


ホテルの前に…選手バスが!!!

スタジアムへの移動はこの選手バスで移動しました。

前日のブライトン戦で選手が乗っていたバスに乗るというだけで大興奮!!

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屋根が透明になっていたんですね。

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この日、本当はPerfumeのライブに行く予定だった、ということを忘れないように、Perfumeタオルを持ってパシャリ。

CFAでブラジルと中国、地元の方と合流してスタジアムへ!!

デビュー戦に向けてどんどん気持ちが高まり、興奮が抑えられませんでした。

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今日はMatchdayなのでマスコットも来ていました。

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選手と同じようにコリンベルスタンドから入り

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前日に選手たちが使っていたロッカールームを使用!!

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ユニホームもこの日の為に支給されたもの。
自分はギュンドアンのロッカールームを使用しました。

もちろん、パンツとソックスも支給されました

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試合前には、ジンチェンコ、ディアス、デルフが激励に!ジンチェンコとは、昨日も一昨日も会っていたので、向こうも覚えてくれていました!4月の訪英時にも2回会うなど、ジンチェンコ遭遇率が高かった筆者。1回くらい兄のデブライネにも会いたかった(苦笑)

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そして、ついにいよいよエティハドスタジアムのピッチへ…

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ナバスのようにシャツインして、アグエロのように最後尾に並び、利き足の左足からピッチへ。

ピッチに入って一番に感じたことは、圧迫感。スタンドが本当に近くて囲まれていて、ピッチが狭く感じたほどの圧迫感が…

スタンドを見渡しながら大きく深呼吸すると、自分がプレミアリーグのピッチに、エティハドスタジアムのピッチに立っている実感が湧いてきて、本当に感無量でした。選手として、シルバやコンパニなどと同じ舞台に立てたことは本当に感動しました。

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試合は80分ゲーム。

私は事前にリクエストしていた通り、ボランチで出場しました。友達は相手チームの右サイドバックとして出場。

大学に入って2年間、真面目なサッカーを一切やっていなかったこともあり、開始早々に息切れしてしまいましたが、


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記念に残るゴールを決めることができました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マンチェスターシティ初の日本人選手として初ゴール!!!!!!!!!!!!!!!!!!

0-2のビハインドで迎えた前半約15分。

右サイドからのグラウンダーのクロスに対して、そのままシュートせずに外へ流す。そこから中に切れ込み右足から切り返して左足インサイドで流し込みました。

ゴール後は、事前にやると決めていた左手首にキスをしてガッツポーズをするシルバのゴールパフォーマンスを真似して喜びを表現。

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本当に、本当に最高の気分でした。(試合は負けてたけど)

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このゴールを皮切りに、それまであまりパスをくれなかったチームメイトからボールが来るようになりました。たしかに、言語の壁があり、今話題の「コミニュケーション不足」でなかなかボールに絡めませんでした。しかし、結果を出せば認めてくれる。結構単純だなあと思うと同時にその難しさも味わいました。

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ボランチとはいえ、せっかくの機会だからもっと目立ちたいと思い、守備のバランスなど全く考えずにもう一点取りにいきました。ジャンピングボレーや、ポスト直撃のミドルシュートなどありましたが、追加点ならず。他にも用意していたゴールパフォーマンスを出来ず、少し悔しさが残りました。。。。


ちなみに、現役選手とは一緒にプレーしませんでしたが、数名のシティOBと一緒にプレーすることができました。

例えば、この方はポール・ディッコーブ(Dickov)さん。

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シティが3部に所属していた暗黒時代のFWで、2部昇格プレーオフ決勝でアディショナルタイムに起死回生の同点弾を決めた(その後PK戦で勝利し昇格)、古くからのファンにとっては記憶に残るレジェンドの1人です。

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この試合のことは、スタジアムツアーでシティの重要な歴史の1つとして必ず紹介されますね。

Dickovさんの他にも、同じプレーオフの試合で、追い上げの1点目を決めたHorlockさんや、ミカエル・ブラウンさん(下の写真)などともプレーしました。

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なお、この方たちが中心となって試合を展開したおかげで、試合の流れはペップシティとはかけ離れた、古き良きイングランドのキックアンドラッシュフットボール。特に自チームが中盤を省略したサッカーをしたので、ボランチで出場していた筆者の上空を行ったり来たりする展開でした。完全にプレミアの洗礼を浴びましたね(苦笑)

無駄走りをする悪い時のギュンドアン状態となり、シルバがシティ加入当初に苦労した気持ちを少しだけ味わいました。

体力がなかったこともあり、後半は体が全く動かず。。。。案の定、他の人たちも疲れ始めて、最後の方はグダグダな試合になり、私も足を攣ってしまいました。しかし、そんな状態になるまでエティハドスタジアムでのプレーを楽しめたので良かったです。

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試合後には、トンネルクラブゾーンで、ハンバーガーやポテト、アルコールなどが振舞われました。試合後もプレミア色全開(苦笑)

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トロフィーと写真も撮って、スタジアムを後にしました。

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これまで、エティハドスタジアムでプレーした日本人や、ピッチの中に入ったことがある日本人は何名もいます。

また、マンチェスターシティに練習参加したことがある日本人もいました。(現在清水エスパルスに所属している石毛秀樹選手とスウェーデンでプレーする木下康介選手)

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しかし!

マンチェスターシティの選手としてエティハドスタジアムのピッチに立った日本人、そして、シティの選手としてゴールを決めた日本人は私が最初です(非公式戦を含む笑)


2018年5月10日。マンチェスターシティ初の日本人選手としてエティハドスタジアムのピッチに立ち、デビュー戦でゴールを決めた。


…という強烈なパワーワードはこれから一生自慢できるし自慢したいと思っています(笑)


試合後の夜、友達は疲労でダウン(苦笑)

私はシティ公式YouTubeにも登場していたアフリカ在住の日本人シティサポさんと、初日に出逢ってからサッカーではなく恋愛話でめちゃくちゃ盛り上がっていた日本人女性のシティサポの方とご飯へ。

CFAで働いている日本人の方や、この後会った日本人の方を含め、数名の日本人シティサポさんとお話しする機会がありました。「マンチェスターシティ」という共通点で出逢っているものの、当然それ以外のバックグラウンドが全然違うので、シティの話はもちろん、それ以外の話がとても興味深く、面白く充実した時間を過ごすことができました。

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ここまでは、Cityzensが用意していただいた旅程の振り返り。

ここからは、延泊をして自費で行動した旅行の振り返りをさくっとします。

試合の2日後にロンドンに行き、その翌日にはサウサンプトンにて最終戦を観戦。マンチェスターに戻って優勝パレードに参加してきました!

まずはロンドン旅から!


【あの歌の正体:ロンドン旅】

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ロンドンももう3回目。

その中で、過去の訪問で行けなかった念願のロンドン塔に初めて行きましたが、とても良かったです!!

毎年11月上旬、プレミアリーグをよくみている方ならお馴染みですが、リメンバランスデーに合わせて選手たちがポピーの花をユニホームにつけてプレーしますよね。その期間の試合前には黙祷をしますが、その際に衛兵さんがラッパの演奏をする光景を中継でよく見ると思います。

その演奏曲は、実はロンドン塔で700年間続いている「閉館の儀式」で、22時の鐘とともに衛兵さんが吹いている曲と同じだということを初めて知りました。その歴史的背景など含めてとても勉強になりました。

こうしてロンドンの象徴の1つであり歴史的な建物を2時間半じっくり見学するなどしてロンドンを約1日満喫。

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そして、次の日は初めてサウサンプトンへ行きプレミアリーグ最終節を観戦しに行きました。


【二重人格:サウサンプトン旅】

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93:20と同じ5月13日。

ロンドンから南へ約1時間半のところに位置する港町であるサウサンプトンにて、今シーズンのシティの「最高を求めた終わりのない旅」の最後の試合、プレミアリーグ最終戦を迎えました。

試合のチケットは、サウサンプトン(セインツ)の公式サイトから購入。アウェイ席はCityzens会員でも購入は困難です。

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サウサンプトンに到着した後、Cityzenである私たちは迷うことなくマンチェスターシティサポーターが集うパブへ。

ビールを飲み、チャントを熱唱して絡んできた人に、ダービーとブライトン戦でテレビに映ったことを言いふらしながら、一緒に盛り上がっていました!めちゃくちゃ楽しかったです(笑)

ある程度「出来上がった状態」でセントメリーズスタジアムへ。

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スタジアム外ではブラスバンド隊が演奏するお祭りムード。セントメリーズは、大きなスタジアムではないものの、コンパクトでプレミアらしさもある良いスタジアムでした。

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試合は、アウェイ席ではなくホーム側で観戦。とは言っても、奇跡的にシティのベンチ裏の席を購入できたので…

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コーチのブライアンキッドさんが2列前に!

試合はもちろん、ベンチワークも目の前で見ることができました。

吉田麻也もフル出場したこの試合は、サポーターの声援に後押しされたセインツが気迫のこもったプレーで善戦。

大敗すると降格もあり得たセインツ。かたや勝てば勝点100に到達するシティ。0-1というスコアはどちらにとってもハッピーな締めくくりだったと思います。

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3バックに変更するよう指示を出すペップ

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スタジアム外にボールが出る珍事が発生し、代わりのボールを取り出す四審のマイクディーン

ジェズスの劇的弾直後のシティベンチ前。

93:20からちょうど6年。Agueroooooooo!!!!の瞬間にピッチにいた選手は誰一人として、このセインツ戦の劇的ゴールの瞬間にピッチにいなかったそうです。時代の流れを感じますね…

スタジアム内では、セインツ側で日本代表のユニホームを着て、形だけ吉田麻也を応援していたので、ジェズスのゴール後も全く喜べず(苦笑)

その代わりに、周りにいたサポーターから、吉田麻也が良いプレーをする度にコールされて盛り上がっていました(笑)

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パイとスタジアムをインスタ映え風に。

シティサポの方であれば、わざわざパイを食べた意味はお分かりいただけると思います。


サポーター同士の煽り合いもプレミアの魅力の1つ。この日は、セインツサポが金満をディスったチャントを歌うと、シティサポがThe Beatlesのイエローサブマリンに乗せて「大金を持ったまま降格しようか?」のチャントを歌ったり、シティサポがハンドを猛アピールした後、シティの選手がボールを持つ度にセインツサポーターが「ハンド!」のコールをするなど、相手をリスペクトした上での煽り合いは観ていて楽しかったです。

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サウサンプトンからマンチェスターに帰る途中のロンドンにて。


ロンドン、サウサンプトンは弾丸旅でしたが、とても充実させることができました!



【最高の締めくくり:優勝パレード】

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マンチェスター最終日は、シティの優勝パレードへ。

マンチェスター在住でシティのシーズンシートを保有している日本人大学生Kさんと、高校時代の同級生でアメリカに住んでいる友達と再会して一緒に観に行きました。

なんと、ステージ2列目から!!!!

超良席から見ることができました。3時間前から待ってたけど(苦笑)

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この日は快晴。空も青いしマンチェスターも青く染まっている!!!!!!!!!

最高でした。

バナナやサメ、フラッグが配られ、選手が登場する前から大盛り上がりのシティサポーター

マンチェスター出身の若手バンド、ブロッサムズの演奏を聞いたり、DJがシティの選手チャントの原曲メドレーを流してくれたり、ディッコーブさんをはじめとするシティのOB、レジェンドが登場したりして終始盛り上がっていました。

コーチ陣登場。まさかこれがトレントコーチの最後の勇姿になるなんて思ってもいませんでした。出待ちでお会いしたこともあって個人的に好きだったトレントさん。アメリカでも成功することを願っています。

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チャラ男なサネ。来季もレーブに後悔させるくらい爆発してほしい。。。

Oh Leroy Sane runs down the wing for me!!!!!!

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この3人は今シーズンでさらに化けた選手達でもあり、W杯で対戦する3人。デルフの「チャンピオンズ」を生で聴けました。その後のスターリングの甲高い笑い声の方が印象的でしたが(苦笑)

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選手とサポーターと一緒に喜びを分かち合い、オアシスの曲を一緒に歌ったり「100 points Man City!!」チャントを歌ったりしてとても幸せな時間でした。

エスパルスが全然優勝しないので、今回が応援しているクラブで初めて優勝パレードに参加しましたが、永遠にこの時間が続いてほしいと思えるほど幸せでした。

また、この日もヤヤのプラカードを持っていきましたが、2列目だったこともあり…

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このように…

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写真や選手のインスタに登場しました。一生の思い出です。

パレードの余韻は今でもあるくらい本当に最高でした。


【帰国】

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帰りはアブダビから仁川空港経由で日本に帰りましたが…

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韓国付近の天候が悪く、過去最大に飛行機が揺れ、空港付近を迷走しながら仁川空港ではなくソウル空港に緊急着陸。

その影響もあって日本行の帰国便に乗れなくなるオチがありましたが無事に全日程が終了!


既にこんなに書いているのに、細かい話など書ききれていないことが沢山ありますが、それはまた後々話そうと思います。

とにかく、今回のCityzensとエティハド航空提供のイギリス旅は、本当に表す言葉がもうないくらい幸せで最高でした!!!!

マンチェスターダービーでの敗戦後に何度も中継に抜かれるほど悔しかった現地観戦から1ヶ月、それを大きく上回る幸せな体験をプレゼントしてくれたマンチェスターシティとエティハド航空には感謝してもしきれません!

こんな経験しちゃったら、今あるシティ愛は死ぬまでなくなることはないと思います。10年分の運を使い果たしたと言っても良い今回の経験は、僕の人生にとってもただの楽しかった思い出以上に意味のある、価値のあるものになりました。

最後に改めて、マンチェスターシティ、Cityzens、エティハド航空、CFAで働く日本人の方を始め、今回の旅行に関わった全ての方に感謝致します。本当に、本当に有難うございました。


最後の最後に一言…

City till I die!!!
I'm City till I die!!!
I know I am,
I'm sure I am,
I'm City till I die!!!!!!!!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ではまた。



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