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抗生物質 ラスビック®:ラクスフロキサシンについて

皆さん、こんにちは。
今日は、抗菌薬「ラクスフロキサシン」についてご紹介します。
この薬は杏林製薬株式会社が開発した新しいキノロン系抗菌薬で、特に肺炎や耳鼻咽喉科領域の感染症治療に効果を発揮します。いわゆる日本産の抗生剤です。余談ですが、私が好きな日本産の薬にロキソニン®があります。

ラクスフロキサシンの特徴

  1. 効果の範囲: ラクスフロキサシンは、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎など多くの呼吸器系感染症や耳鼻咽喉科領域の感染症に対して有効です。これらは日常生活でよく遭遇する感染症であり、この薬の広範な効果は非常に心強いです。

  2. 抗菌活性: この薬は、多くの主要な原因菌に対して高い抗菌活性を持ちます。ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌など、呼吸器感染症や耳鼻咽喉科領域の感染症を引き起こす主要な菌に対して効果的に働きます。

  3. 安全性と耐性: ラクスフロキサシンは、キノロン系抗菌薬の安全性問題を軽減するために開発されました。薬剤のある副作用は薬の血中や組織の濃度で出現したりするので少ない投与量で効果が出るというのは副作用が減る可能性がある。って事です。また、耐性菌の出現が少ないという利点もあります。簡単に言うと耐性菌に関しては、ラクスフロキサシは細菌に対する効果が安定しており、耐性化しにくいって事です。これは、抗菌薬の効果を長期間維持する上で重要です。

  4. 副作用: 重大な副作用としては、白血球減少症、間質性肺炎、ショック、アナフィラキシー、QT延長、心室頻拍、低血糖などがありますが、これらは非常に稀です。服用前に医師に相談し、指示に従うことが重要です。

あと、基本的にこの薬は小児には使用できないです。

まとめ

 ラクスフロキサシンは、特に呼吸器感染症や耳鼻咽喉科領域の感染症に対する有効な新しい抗菌薬です。これからの季節、風邪やインフルエンザが流行する中、このような新しい治療オプションがあることは心強い限りです。
 健康は何よりも大切な財産です。病気になった際には、適切な治療を受けることが重要です。ラクスフロキサシンに関する更なる情報は、医療専門家に相談するか、信頼できる情報源を参照してください。


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