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C値とは、何なのか?


施主力 勉強中の"タクヤ"です。
今後 マイホームを建てられる方の参考に
そして自分への備忘録として
残していきます。


古代ローマの建築家 
ウィトルウィウスが残した言葉。
『強・用・美』

強がなければ、用は果たさない。
強と用がなければ、美は形だけのもの。
そして美がなければ 建築とは言えない。

今回のテーマ、『C値とは、何のか?』

【快適な家】=【断熱性能がいい家】※Ua値

断熱とセットで欠かせないものが、
気密性

例えば魔法瓶に穴が空いてたら
充分な保温は出来ない。

みたいな感じです(*´ω`*)

住宅も もちろん外気と完全には
遮断されてるわけではなく、
目には見えないレベルで
隙間が空いています。
その隙間をC値と呼びます。

C値の測定には、
専門の計測機を使い実際の建物で
測定します。

C値 =
家全体の総隙間(c㎡) ÷ 延床面積(㎡)

簡単に言うと
1㎡当たりの隙間面積(cm²)


・床面積100㎡の建物
・気密測定の結果(C値)が1.0の場合
・家全体の隙間を集結させると100cm²になります。

C値   隙間   床面積
1.0 = 100cm² ÷ 100㎡

例としてC値が
0.5なら 0.5 = 50cm² ÷100㎡
(隙間は50cm²)

0.1なら 0.1 = 10cm² ÷100㎡
(隙間は10cm²)
※2.0以上は隙間が大きすぎて、
計測できないそうです。

この気密性は 中間検査で
(窓やドアが入っていれば)
計測できるので、メーカーさんにお願いすることも可能。


なぜ 気密性が必要なのか?

①省エネで部屋の温度管理
夏は冷やした空気が隙間から漏れていくし、
冬は温めた空気が隙間から漏れていく。

②結露防止
室外の温度と室内の温度差で結露してしまい、柱を腐食やサビを発生させる。

③計画的な換気が可能
(令20条の6)0.5回/h の換気が義務付け。
2時間で家1個丸ごと 空気が入れ替わること。
ホルムアルデヒド(壁紙や家具、床などに使われる有害な物質)があるための法律

④ヒートショック防止
各部屋ごとではなく1棟 全体の温度を均一化しやすい。

⑤汚染物質の侵入防止
窓から換気をした場合、花粉・黄砂・pm2.5などの汚染物質が侵入してくる。

その為 今 建築打ち合わせのハウスメーカーにも
C値の計測を中間検査と 完成前との2回
立ち会う事に しました。楽しみです(*´ω`*)

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